【ファミリーデーの目的とは】開催する際の注意点などご紹介

ファミリーデーは、社員の家族同士が交流や、働きやすい環境作りを促す企業企画の一つです。

ここ数年で、ヤフーや楽天など大手企業を始め、様々な企業が導入を行っています。
この章では、ファミリーデーの内容や事例などを紹介します。

ファミリーデーとは

ファミリーデーは、社員の家族を招待し、普段の仕事内容や企業の取り組みについて知ることができたり、社員の家族同士が交流を深めたりする取り組みのことです。

社員1人ひとりに掛け替えのない家族がいることを社員同士も意識することができ、お互いを尊重し合える関係を築けると期待されています。

また、お互いを尊重し合いながら仕事を行う事で、社員全員が働きやすい職場作りを促すことも期待できます。

ファミリーデーの企画事例

楽天ほどの大企業になると、ファミリーデーの参加者は4000人を超える大イベントとなります。

楽天のファミリーデーは、新しいサービス・取り組みを知ってもらう事を目的とした、楽天本社内を回るツアーがメインとなっています。

他にも、楽天本社内にフォトスポットが用意されており、楽天のキャラクター「お買い物パンダ」と写真を撮ることができ、お子さん連れのご家族には大変人気が高いです。

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▶︎【ファミリーデーとは？】企業や社員、家族にとってのメリットとは

ファミリーデーは、会社・社員・家族それぞれにメリットがあり、高い相乗効果を得られます。

この章では、ファミリーデーの目的や、それぞれのメリットについて紹介します。

ファミリーデーの目的

ファミリーデー1番の目的は、社員同士がお互いを尊重し合って、働きやすい職場作りを行う事が目的です。

また、ファミリーデーに参加することで、社員の家族も企業の取り組みやなどを知ることもできるので「実際にどんな仕事をしているのか」という理解度が深まります。

企業にとってのメリット

ファミリーデーを取り入れる事で企業が得られるメリットは、社員同士の家族状況を理解することで、急な病欠や、やむを得ない休暇でも社員同士がフォローし合える環境を作りやすくなります。

また、社員の家族が「会社の取り組み」や「製品を理解する」ことで、「よい会社」と思ってもらえれば、口コミやSNSで広まるので、企業ブランドの強化も期待できます。

社員にとってのメリット

社員にとってのメリットは、「家族間のコミュニケーション強化」と「働きやすさの向上」です。

家族が職場の事を理解してくれることで、家庭内でのコミュニケーションが向上し、「家族のためにがんばろう」とモチベーションも上がります。

また、家族のサポートがあるからこそ、安心して仕事ができるという事も実感できるはずです。

他にも、社員同士で「子供が体調を崩した」など社員同士がお互いの家族構成を理化しているので、お互いがフォローしあえる環境を構成しているので働きやすい職場になります。

社員の家族にとってのメリット

社員の家族にとって得られるメリットは、家族間のコミュニケーション向上です。

特に、子供さんがいる家庭にはメリットが大きいといえます。

子供さんがファミリーデーに参加することで、普段見ることができない「お父さん・お母さん」の働いている姿を見ることができます。

「遅くまで働いている理由」なども、子供さんの年齢によっては、なんとなく理解できるはずです。

ファミリーデーを開催する際には、様々な点に考慮して開催する必要があります。

• 社員との十分な打ち合わせ
• 会場の安全確保
• ファミリーデー当日を欠勤か出勤扱いどちらにするか　など

検討することは多いです。

社内での事前ヒアリング

ファミリーデーは、企業によって内容が大きく違います。

そのため、すでにファミリーデーを開催している企業を参考にしたり、社員と十分な打ち合わせをしたり、企画をしっかりと練る必要があります。

セキュリティ面

ファミリーデーは、社員の家族が訪問します。
中には小さなお子さんがいる社員もいるはずです。そのため、安全面に十分に気をつける必要があります。

せっかく、ファミリーデーに参加したのに、お子さんが怖い思いや怪我をしてしまっては、台無しになってしまいます。

また、企業の情報漏洩にも対応しておかなければなりません。
「撮影禁止場所」や「立ち入り禁止」などのエリアをしっかりと決めておく必要があります。

勤務扱いにするかどうか

ファミリーデーに参加した社員を「休みか出勤扱いにするか」ということをしっかりと決めておかなければいけません。

休みか出勤にするかは、企業の裁量によるのではっきりは言えませんが、ファミリーデーは、「働きやすい会社」、「企業ブランドの強化」が本来の目的です。

ファミリーデー当日も出勤扱いとしておくことで、働きやすい環境・良い会社というイメージが生まれます。

ファミリーデーは、企業にとっても社員のモチベーション向上などが期待でき、大きな収穫を得ることができます。

この章では、ファミリーデーを導入している、企業例などについて紹介します。

ファミリーデー導入企業事例

IT企業大手の「マイクロソフト」では、社長室で写真を撮ったり、IT技術をミニゲームとして遊んだりする事が可能です。

また、顔写真入りの社員証作成などもでき、小さいお子さんにも思い出として残すことができます。

ファミリーデーは新入社員にもメリットあり

ファミリーデーは、新人社員やお子さんがいない社員の方にも十分にメリットがあります。

若手社員などを企画や当日進行を任せることで、ファミリーデーに参加している実感を与えることが可能です。

また、将来子供が生まれたときに、自分の仕事をわかりやすく伝えることができるのか、しっかりと考える機会にもなります。

ファミリーデーを行うことで、社員・社員の家族・企業すべてに相乗効果が生まれ、お互いに大きなメリットが生まれます。

生産性の向上や働きやすい環境を作ることで、口コミなどで企業評判も上がっていきます。

社員1人ひとりを大切にする企業こそが、社員にも顧客にも求められるニーズだといえます。