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法律・法律系専門職
司法書士 資格

司法書士の資格について取得前・取得後に分けて詳しく解説!

司法書士の資格を取るにはどのようにしたら良いのでしょうか。そこでこの記事では、司法書士の資格を取得する方法を法務省のデータを元に解説いたします。具体的には、司法書士資格を取るためにすること・司法書士は独学で取得できるのか・司法書士資格取得後の流れ、の順番でご紹介します。司法書士の資格について知りたい方は是非参考にしてみてください。

司法書士資格を取るために

司法書士になるには、国家試験である司法書士試験に合格する必要があります。なお、司法書士試験の受験資格に年齢・学歴・性別は問われません。

司法書士試験は、年に一度、7月に筆記試験が実施され、その合格者が10月の口述試験を受験し、11月に合格発表があります。

1.試験内容を知ろう

前述したように、司法書士試験は7月の筆記試験と10月の口述試験に分かれています。ここでは、司法書士試験の内容を

  1. 筆記試験<午前の部>
  2. 筆記試験<午後の部>
  3. 口述試験

の順番でご紹介します。

1.筆記試験<午前の部>
筆記試験の午前の部では、憲法・民法・商法・刑法の問題がマークシート式で出題されます。(合計35問)

特に、民法と商法は、司法書士試験の中でも難易度が高い科目と言われています。この科目は、主要4科目と言われる出題数が多い科目のうちの2つです。

2.筆記試験<午後の部>
午後の部では、不動産登記法・商業登記法・供託法・司法書士法・民事訴訟法・民事執行法・民事保全法の問題がマークシート式で出題されます。(合計35問)

出題数の多い科目の主要4科目の残り2つは、不動産登記法と商業登記法です。この2つは、マークシート式のみでなく記述式での出題もあります。(合計2問)

3.口述試験
筆記試験を合格した場合、口述試験へ進めます。口述試験では、不動産登記法・商業登記法・司法書士法の3科目の問題が口述形式で出題されます。なお、試験時間は1人約15分ほどです。

2.合格基準を理解しよう

司法書士試験には基準点があります。総合的に合格点を超えていても、それぞれの基準点を超えていない場合は不合格になります。基準点は、

  1. 午前の部のマークシート式
  2. 午後の部のマークシート式
  3. 午後の記述式

以上の3つにそれぞれ設定されています。

なお、3つ目の記述式での答案は、午前の部と午後の部の基準点を超えた方のみ採点が行われます。そのため、マークシート式の問題の基準点を超えないと合格へは近づけないということです。

2019年度の司法書士試験の基準点は、以下のようになっています。

  • 午前の部のマークシート式→満点105点中75点
  • 午後の部のマークシート式→満点105点中66点
  • 午後の部の記述式→満点70点中32.5点

3.勉強の戦略を立てよう

司法書士試験は非常に難易度の高い試験です。勉強の戦略・計画は綿密に立てることをおすすめします。

司法書士試験は科目が11種類あるため、基礎をしっかり理解し、繰り返し復習することが大事と言われています。

4.試験に申し込もう

司法書士試験の申し込み方法は2つあります。

  1. 窓口で受け取る
  2. 郵送で請求

以上の2種類です。

1つ目は、法務局または地方法務局の総務課にて受験申請書等用紙を交付してもらう方法です。

2つ目は、法務局または地方法務局に郵送で請求する方法です。この場合、

封筒の表に「司法書士請求」と朱書きした上、返送用として郵便番号、住所及び氏名を記載し、郵便切手120円を貼った角形2号(A4判)の郵便封筒を同封してください。(参考:法務省 司法書士試験受験案内書

上記のようにルールがあります。

司法書士試験の受験料は、8,000円です。受験料は、収入印紙で納付します。 

5.不合格でも諦めない

繰り返しになりますが、司法書士試験は非常に難易度の高い試験です。合格率は平均3〜3.5%と言われ、司法書士試験の合格者の半数近くは、2〜3回の受験で合格しています。

不合格でも諦めず、1年でも早い合格を目指して頑張りましょう。司法書士試験は「努力を裏切らない試験」です。

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