パートでしたが時給がとても安く、数年で数十円しか上がりませんでした。新人もベテランもほとんど変わらず、最低賃金ギリギリを推移していました。
業績悪化に伴い一人一人の勤務時間やシフトが減らされていきました。おかげでプライベートの時間は増えましたが収入も減りました。
コンプライアンスや法令遵守には気を使っていたように見えました。社員は夏季休暇や冬季休暇をしっかり取っていました。
一時期は大変羽振りが良く店舗数も拡大していたようですが、世の中のデジタル化により本やゲームソフトやCD・DVDなどのメディアが売れなくなり、衰退の一途を辿りました。仕事も年々暇になり、店舗の閉鎖が相次ぎ最後は倒産しました。
創業者は事業が傾いてきたタイミングで会社を放棄してどこかへ行ってしまいました。残った社員は立て直そうと必死だったと思いますが、結局事業の再生も叶わず倒産してしまいました。家族を抱える若い社員達は途方に暮れてかわいそうでした。