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ロイヤリティ とは

ロイヤリティとは?意味を簡単にわかりやすくまとめ

ロイヤリティの意味とは?簡単にわかりやすくまとめ。フランチャイズ分野、人事分野、マーケティング分野など分野別のロイヤリティの意味も解説します。

ロイヤリティの意味とは?簡単にわかりやすくまとめ

ロイヤリティの意味とは?「Royalty」と「Loyalty」のどっち?

特許や商標、著作物などの権利使用料をロイヤリティといいます。語源は王族や王位、王権、気品、気高さという意味の英語「Royalty」。日本では権利の使用料としての使われ方が一般的でしょう。「著作権者にロイヤリティを支払う」や「ロイヤリティとして売上の20%が本部に入る」といった使い方をします。

基本的にすべての著作物にはロイヤリティが発生します。ただし「ロイヤリティフリー」と表記されたものは特許や商標、著作物などの権利使用料がかかりません。著作物を使用する際にはロイヤリティの範囲を確認してください。

意味の違いとは?「ロイヤリティ」と「ロイヤルティ」を比較

「ロイヤリティ」と「ロイヤルティ」の意味の違いとは

ロイヤリティの語源は英語「Royalty」。特許や商標、著作物などの権利使用料をさします。一方ロイヤルティとは英語「Loyalty」が語源。忠誠や忠義、忠実、誠実、愛情、愛着などの意味があります。

2つはRとLの発音で使い分けられますが、英語に親しみがない人にとっては聞きとりづらい言葉でしょう。そのため権利使用料として使われるRoyaltyをロイヤリティ、忠誠や愛着などの意味で使われるLoyaltyをロイヤルティと表記します。

顧客ロイヤルティの意味とは

顧客が企業のサービスや商品に信頼感や愛着心をもつことを顧客ロイヤルティといいます。マーケティング分野では重要なキーワードです。たとえば顧客ロイヤルティが高いとサービスや商品を繰り返し購入するリピーターになったり、周囲の人に口コミを広めたりします。

売上に貢献するほか、新規顧客を獲得することも期待できるでしょう。一方、顧客ロイヤルティが低いとリピーターができないため安定した売上が得られず、低評価の口コミによって見込み客が減少します。顧客ロイヤルティを高めるためには意識的な企業努力が重要です。

従業員ロイヤルティの意味とは

従業員が所属する企業に信頼感や愛着心をもつことを従業員ロイヤルティといいます。人事分野で重視される言葉です。従業員ロイヤルティが高い企業では従業員の帰属意識が強く、忠誠心が高いため生産性の向上や高い定着率が期待できます。

従業員一人ひとりにとっても仕事に対するやりがいや誇りをもち、モチベーション高く働ける状態です。

一方、従業員ロイヤルティが低い企業では従業員のモチベーションが低いため覇気がなく、離職率の高さが問題になります。困難な局面に立たされたときには、従業員が企業に見切りをつけてすぐ辞めてしまう可能性もあるでしょう。

企業の長期的な成長のためには、従業員ロイヤルティの向上が欠かせません。

「エンゲージメント」と「ロイヤルティ」の意味の違いとは

エンゲージメントとは親密度を示す指標です。英語の「Engagement」が語源で、婚約や誓約、約束、契約といった意味があります。マーケティングや人事分野で重視されるキーワードです。エンゲージメントが高まれば企業と顧客、企業と従業員間の理解が深まり、互いに貢献しあえる関係となります。

一方ロイヤルティは忠誠心や愛着心を意味します。エンゲージメントが対等関係で得られる心理的つながりの強さであることに対して、ロイヤルティが示すのは愛着心や忠誠心の高さ。エンゲージメントより主従関係の意味が強く現れています。

またロイヤルティは収益性を把握するのに優れているため、マーケティング分野では特に重視される指標です。

「コミットメント」と「ロイヤルティ」の意味の違いとは

コミットメントはかかわりや委託、委任、公約、約束を意味する言葉です。たとえば「プロジェクトにコミットする」という場合には、プロジェクトの委託を受けたりかかわりをもったりする意味があります。

会社や取引先が業務の委託や委任、約束、かかわりあいを求めた結果、相手がそれを承認した状態です。

一方ロイヤルティは忠誠心や愛着心を意味します。コミットメントは従業員の愛着や忠誠を求めません。

プロジェクトに対して熱意ややりがいをもたずとも、責任をもって業務を遂行することのみが重視されるため、心理的なつながりの有無はロイヤルティとコミットメントの大きな違いといえるでしょう。

関連するQ&A

【分野別】ロイヤリティの意味とは?種類まとめ

【フランチャイズ分野】ロイヤリティの意味とは

フランチャイズ分野におけるロイヤリティとは、商標やロゴの使用、経営のノウハウ指導・教育を継続的に受けるために本部へ支払う対価をさします。フランチャイズとは​​親企業が新規店舗を立ち上げる加盟店に商号・商標の使用許可とともに独占販売権を与える経営方式。

ブランドイメージを借りて新規店舗を運営するため、ブランドの信頼感に支えられながら開業できるメリットがあります。ただし開業後はロイヤリティとして売上や取扱数に応じた金額を定期的に本部へ支払わなければいけません。

種類1. 売上歩合方式とは

店舗の売上に対して一定の割合をロイヤリティとして支払うのが売上歩合方式です。たとえばロイヤリティ10%のフランチャイズ運営では、100万円の売上に対して10万円が本部への支払いになります。

割合があらかじめ決められているので、売上が少なければ本部への支払いも少額になるのは加盟店にとってのメリットといえるでしょう。ただし売上が低ければ上がれば上がるほど支払いは高額になります。

仕入れが必要な商売の場合には仕入れ値が変動しても同額のロイヤリティを支払わなければいけないので注意が必要です。

種類2. 定額方式とは

あらかじめ定められたロイヤリティを支払うのが定額方式です。たとえばロイヤリティ10万円のフランチャイズ運営では、売上が100万円でも300万円でも本部への支払いは10万円と変わりません。

売上を増やせば利益率も向上するため、店舗オーナーが資金を管理しやすいメリットがあります。一方で売上にかかわらず決められた額を支払わなければいけないので、売上が少ないときにはロイヤリティが利益を圧迫するかもしれません。ロイヤリティと売上の見込みをよく考えて契約する必要があるでしょう。

種類3. 粗利分配方式とは

粗利分配方式は定率支払い方式のひとつです。販売価格から仕入れ原価を引いた粗利益に対して、一定の割合をロイヤリティとして支払います。たとえばロイヤリティ10%のフランチャイズ運営で、100万円の売上のうち粗利益が70万円であった場合、本部への支払いは7万円です。

売上歩合方式と同様に売上が伸びるほど本部への支払いは増額します。ただし粗利益に対してロイヤリティが決まるので、仕入れ値が変動しても利益率に影響しない点は粗利分配方式のメリットといえるでしょう。

「ライセンス料」との違いとは?ライセンスフィーの支払い方法は?

フランチャイズにおいてたびたび使われる「ライセンス料」とロイヤリティの意味に大きな違いはありません。使用や実施の許諾を意味する「ライセンス」と作業に対する報酬を意味する「フィー」をあわせてライセンスフィーと使われます。

特許法や商標法によって権利が守られているものには権利者の承諾が必要になります。権利の使用にあたって支払われるのがロイヤリティやライセンス料、ライセンスフィーです。支払い方法に法的な決まりはなく、当事者間の話し合いによって決定します。

ミニマムロイヤリティの意味とは?

売上に関係なく支払うべき最低実施料をミニマムロイヤリティといいます。フランチャイズ運営にあたって最低限支払わなければいけません。一方、売上や取扱数に応じて毎月本部に支払われる定額料金をランニングロイヤリティといいます。

ミニマムロイヤリティはランニングロイヤリティに含まれている場合や、追加して支払う場合、年度ごとに支払う場合などさまざまです。売上額がミニマムロイヤリティに満たなくても支払い義務が発生するため、契約時にはランニングロイヤリティとともにしっかりと確認しておきましょう。

【人事分野】ロイヤリティ・ロイヤルティの意味とは

従業員ロイヤルティとは

従業員ロイヤルティ(Loyalty)とは「従業員が会社に対する信頼や帰属意識」のことです。

ロイヤルティ(Loyalty)には元々、忠誠心や忠実といった意味があり、従業員ロイヤルティを一言で表すと「会社への愛着」になります。

これととても似た言葉に「ロイヤリティ(Royalty)」がありますが、LとRのみの違いから日本人にとっては非常に聴きとりにくくなっています。

ロイヤリティ(Royalty)は、王族・貴族などを表し、ビジネスシーンでは「特許権」や「商標権」などの意味になります。

両者の違いは明確ですが、言葉が非常に似ているため使い方に注意が必要です。

企業が従業員ロイヤルティを高めるメリットとは

企業が従業員のロイヤルティを高める努力をすることで、多くのメリットが生まれます。

具体的なメリットとして「職場定着率の向上」や「社員の成長促進」、「顧客満足度の向上」があげられます。

社員一人一人が会社への愛着や信頼を持って業務に取り組むことで、常に生産性高い組織となり、結果として会社の業績アップや顧客満足度の向上につながりやすくなります。

【マーケティング分野】ロイヤリティ・ロイヤルティの意味とは

顧客ロイヤルティとは

顧客ロイヤルティとは「顧客が企業の商品やサービス、ブランド品に対する愛着・信頼」のことです。

例えば、複数ある商品やサービスがある中で、特定の企業の商品やサービスだけを何度も購入したり利用したりする顧客は、企業にとって「顧客ロイヤルティが高い」と言えるでしょう。

企業が顧客ロイヤルティを高めるメリットとは

企業が顧客ロイヤルティを高めることができると、大きな利益を生むチャンスとなります。

例えば、顧客ロイヤルティが高いとリピーターになってくれる可能性が高いだけでなく、口コミなどの評価も良くなります。

また評判や口コミが良いと新規顧客の獲得に繋がりやすくなるため、より愛着心や信頼を高めるマーケティング手法を実施する企業が増えています。

企業が顧客ロイヤルティを高めるための方法とは

顧客ロイヤルティを高める方法として、次のような施策があげられます。

  • 顧客の声を聴き常に改善を図る
  • カスタマーエクスペリエンス(CX)の向上を図る

1番大切なことは、顧客の声を聴き改善を図ることです。企業側と顧客との間にギャップが生じないよう、企業側は常に顧客のニーズを汲み取る姿勢が大切です。

次にCXとは、商品を認知することから始まり、それを購入・利用、アフタフォローを受けるなど商品やサービスに対するあらゆるプロセスの顧客体験のことです。

CXで顧客が満足のいく体験ができると、顧客ロイヤルティが高まるだけでなく新規顧客も獲得しやすくなります。

顧客ロイヤルティ向上の成功事例とは

成功事例で代表的なのは、保険会社のソニー損保です。

競合性が高い保険業界ですが、ソニー損保は「顧客からの声に耳を傾けたこと」で、顧客ロイヤルティの向上に成功しました。

アンケートなどで顧客からの評価を集め、商品推奨者の割合から批判者の割合を引いて計算するNPS(ネットプロモータースコア)を行い、ロイヤルティの低い顧客へはヒアリングを行うことで、改善策を打ち出しロイヤルティの向上に繋げています。

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ロイヤリティについてよくある質問とは

ロイヤルティは日本語訳で忠誠心?

ロイヤルティは「Loyalty」と表記し「忠誠心」「誠実さ」「愛情」「愛着」などの意味があります。

ビジネスシーンでは「従業員ロイヤルティ」「顧客ロイヤルティ」というように使われます。

ロイヤリティのビジネスシーンでの使い方は?「ロイヤリティが高い」とは?

ロイヤリティ(Royalty)は本来「気品や気だかさ」を意味し、ビジネスシーンでは「特許権」「著作権」を意味します。

つまり「ロイヤリティが高い=著作権や特許権の利用料が高い」ということです。

ロイヤリティの3つの種類とは?

ロイヤリティにはいくつかの種類がありますが、ここでは豊田義博氏の著書『戦略的「愛社精神」のススメ』に登場する「愛社精神」の3種類を紹介します。

  • 1.奉仕
    • 会社の終身雇用制度などによって自分や家庭が守られている対価として、会社へ奉仕するというものです(奉仕精神)
  • 2.恋愛
    • これは企業のブランド力に魅力を感る気持ちから生まれますが、入社前後のギャップに冷めてしまうなどの恋愛的な特徴があります(恋愛精神)
  • 3.愛社
    • 「会社のおかげで今の自分はいる」といった、会社への感謝の気持ちから生まれます。
    • 愛社精神が生まれると、会社のために頑張ろうと思えるようになります(愛社精神)

ロイヤリティには5つの思考段階がある?

ロイヤルティには、社員からの側面と顧客側からの側面があり、それぞれ5つのような思考段階があります。

  • 同じような選択肢が市場にない

「同等の商品がない」「似たような仕事が他の市場にもない」といった希少性のある商品やサービスは、社員や顧客にとって特別な存在となるため、ロイヤルティが生まれやすくなります。

  • 習慣化に伴う作業的選択

<社員>

・とりあえず長く働いている

<顧客>

・何となく習慣で買っているだけ

この段階は習慣的なものであり、社員は働くことが、顧客は特に理由もなく買っている状態なので、どちらも企業に対する不安や期待は特にありません。

  • 時間的・金銭的コストを理由とした妥協的選択

<社員>

・転職をしたいが、時間もなく給与も下がるリスクがあるため同じ会社で働く

<顧客>

・他社の商品やサービスを検討しているが、買い替えや手続きなどが面倒

この段階は、他の選択肢もあるが妥協的に現在の商品やサービスを利用しているだけの状態です。

  • 愛着や忠誠心の強さがある

<社員>

・会社にやりがいや尊敬する上司がいる

<顧客>

・安心、安全に使うことができ、精神的にも満たされる

この段階は、とてもロイヤルティが高い状態にあり社員・顧客ともにほぼ満足している状態とも言えます。

  • 継続のため時間や金銭を自ら使う

<社員>

・プライベートの時間も仕事をし、給与に関係なくやりがいのために働く

<顧客>

・商品やサービスを利用できるなら、時間やお金を払ってでも使いたい

この段階は、自分の時間や金銭を犠牲にしても自発的に行動する人が多く、最もロイヤルティが高い状態です。

ロイヤリティの4つのフェーズとは?

ロイヤルティには4つのフェーズがあり、まずは社員がどのフェーズにいるかを把握することが大切です。

社員がどのフェーズにいるか知ることで、個別的にロイヤルティを向上させるアプローチが可能になります。

1.真のロイヤルティ

社員の言動や行動が一致しており、会社に対する愛着心が強く、常に向上心を持って仕事に接するため成績も良いのが特徴です。

自分が今いるのは会社のおかげだと考え、最大限に貢献しようという姿勢も見られます。

2.見せかけのロイヤルティ

会社や仕事内容を好んではいないが、貢献しようと努力している状態です。

まじめに貢献しているように見える従業員でも、会社に対する愛着はなく、機会があれば離職してしまう可能性が高い状態です。

3.潜在的ロイヤルティ

会社や人間関係に対しては好意的であるが、貢献度や生産性が低い状態です。

ヒアリングなどを実施し、社員が力を発揮できる環境を作ることができれば、ロイヤリティの向上につながりやすくなります。

4.ロイヤルティなし

会社に対する愛着や貢献度が低い状態で、このフェーズだと高いロイヤルティを期待することが難しくなります。

転職などを考えている可能性もあり、社員がこのフェーズになる前に、離職率を下げる手段を考える必要があります。

ロイヤリティの関連用語とは?

ここではロイヤリティの関連用語を4つ紹介します。

ロイヤリティ収入

・商標権や特許権の使用料によって発生する収入のことです。

・飲食店がフランチャイズ契約を結び、本店の商品やノウハウを利用する際に使用料として発生します。

ロイヤリティフリー

・一度取り決めをした使用許可を受けることで、その後の使用料が発生しないライセンス形式のことです。

・ロイヤリティフリー物を自由に使えるのは購入した会社や個人に限られます。

ロイヤリティ契約 ・特許権を持つ者が、相手に対して特許権の使用や実施を許可し、その対価として使用料 を受け取る契約のことです。
ロイヤリティマーケティング

・「顧客ロイヤルティを高めるための取り組み」のことです。

顧客のブランドに対する「愛着」「信頼」を育むための戦略を意味します。

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まとめ

ロイヤリティの意味は、以下のとおりです。

  • 特許や商標、著作物などの権利使用料をロイヤリティという
  • 基本的にすべての著作物にはロイヤリティが発生する

著作物を使用する際にはロイヤリティの範囲を確認するようにしてください。

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