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ロールモデル とは

ロールモデルとは?意味を簡単にわかりやすくまとめ

ロールモデルの意味について解説します。ロールモデルを設定することでどのような効果を得られるのでしょうか。選び方や具体的な成功例についてもあわせてみていきましょう。

【簡単】ロールモデルの意味とは?わかりやすくまとめ

ロールモデルの意味とは

言動や技術、考え方を模倣したり学習したりする対象をロールモデルといいます。成長したい・目標を達成したいと考えたとき、ロールモデルがあると具体的なイメージが沸きやすくなります。

ロールモデルは身近にあるほどその姿を模倣・学習しやすいという特徴があります。

ロールモデルは実在する人物以外でもOKです。また、特定の誰かではなく複数人をロールモデルとして設定することもできます。

自身の目指す姿や獲得したい能力にあわせて選ぶのがコツです。

ロールモデルが注目されている背景とは

近年、働き方や価値観の多様化にともない、自分の将来像を想像するうえでロールモデルが注目されています。

たとえば多くの女性にとって仕事と育児を両立させている人が周囲にいれば、ロールモデルとなるでしょう。

仕事と育児を両立させることの難しさやキャリアプランを描けないことに悩む女性は多くいます。そんな中で仕事と育児を両立させながら働く姿を見せられればロールモデルになりえるのです。

ロールモデルは具体的な目標です。ロールモデルを見ることでなりたい自分像や将来への道筋が明確になれば、具体的な行動につながり、成長へとつながります。

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ロールモデルを設定する意味とは?期待される効果まとめ

キャリアプランの設定

ロールモデルという目標がでいることで、キャリアプランを立てやすくなります。

特にロールモデルの対象が直属の上司や身近な先輩であれば、同じ環境でロールモデルの行動や考え方を観察できます。自分ゴトに落とし込みやすくなるため、より具体的なキャリアプランを想像できるはずです。

さらに、身近な人であれば相談や質問もできるので、アドバイスをもらったり、ロールモデルの考え方を深く知ったりできます。

キャリアプランにはさまざまな考え方がありますが、まずはお手本となる人を見つけて、その人が歩んできたキャリアプランを模倣してみるのも有効な手段です。

効率的なスキルアップ

ロールモデルを設定することで、自身と比較して取り組むべき課題や身につけるべきスキルが見えてきます。その結果、効率的なスキルアップにつながるでしょう。

やみくもに模倣してもスキルアップにはなりません。まずは実際に目指すべき姿を考えて、自分にはないものを検討します。そこでスキルアップが必要と判断したら、そのための方策を考えるのです。

ロールモデルに直接相談するのも手です。ロールモデルが置かれた環境で実践されたスキルアップ法を知れば、より効率的に身につけられるかもしれません。

コミュニケーションの活性化

ロールモデルを模倣・学習する過程で、コミュニケーション活性が期待できます。ロールモデルを社内の先輩や上司に設定した場合、スキルや考え方を学ぶために積極的にかかわろうとするでしょう。こうした動きが頻繁に行われることで、コミュニケーションが活性化します。

社内の先輩や上司といったロールモデルからスキルや考え方を学ぶためには、積極的にコミュニケーションを図るのがおすすめです。同じ環境で働いているため共感や理解につながりやすく、スムーズにスキルや考え方を習得できるでしょう。

ダイバーシティの推進

従業員一人ひとりがロールモデルを設定し、スキルアップに取り組んだりライフキャリアを確立したりすることで、社内のダイバーシティが推進されます。

ダイバーシティとは年齢や性別、国籍、学歴などさまざまな多様性を認め、労働市場で積極的に採用・活用しようという考え方です。多様性を認めて働けるよう行動するにあたって、前例があることは後に続く人の後押しになるでしょう。

たとえば子育てをしながら働く女性や、日本以外の国籍をもちながら日本国内で働く人にとって、前例がないことは大きな不安材料です。多様性を認め誰もが働きやすい職場を目指すには、ロールモデルとなる前例が大きな役割を果たします。

組織の活性化

従業員一人ひとりがロールモデルを意識し、積極的に仕事に取り組む姿勢は組織の活性化につながります。

たとえばロールモデルから学習することを目的に社内コミュニケーションが推進されたり、ダイバーシティが認められ性別や国籍、学歴などを問わず誰しもが自らの能力を発揮して働ければ、組織の生産性が向上するでしょう。

具体的なキャリアプランにつながれば、従業員のモチベーションアップになります。従業員の目標設定と達成のための行動が、企業価値と生産性の向上に寄与するのです。

離職率の低減

従業員一人ひとりが目標をもって働くことでやりがいを見出せば、離職率が低減します。直属の上司や身近な先輩がロールモデルになれば、長期的なキャリアプランを描きやすく仕事のモチベーションにもつながるでしょう。

若手社員の離職理由には「成長を望めない」や「将来像を描けない」という不安感があげられます。ロールモデルが設定できれば目標となる姿が明確になり、スキルアップが促進されるはずです。企業で働きながら、自らの将来像を描けるので離職するという選択を回避できます。

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ロールモデルに相応しい人物像とは?タイプ別の選び方・要件

【新入社員向け】ロールモデルの要件とは

新入社員には以下のようなスキル・考え方が求められます。

  • 指示を正確に理解する
  • わからないことをそのままにせず、最適なタイミングで質問する
  • 正しく時間を使い、予定を守る
  • 計画に対して予定通りの成果をあげる
  • 誠実に取り組む姿勢
  • 積極的に学ぶ姿勢
  • 主体的に業務をこなそうとする姿勢

上記のような行動ができる入社数年程度の若手社員をロールモデルとして設定すると、新入社員のスキルアップや考え方の形成につながるでしょう。若手社員をロールモデルとすることで、疑問点や不安な部分も相談しやすいのでおすすめです。

【中堅社員向け】ロールモデルの要件とは

中堅社員には以下のようなスキル・考え方が求められます。

  • 指示を正確に理解し、部下や後輩にわかりやすく伝える
  • 改善案とその根拠を簡潔に伝えられる提案力
  • 上司の補佐能力
  • 他部署や他社との調整能力
  • コミュニケーション能力
  • 効率的なスケジュール管理能力
  • 仕事に対するアクティブな姿勢
  • 自主的に学ぶ姿勢
  • 主体的に実務を推進する姿勢

上記のような行動ができる同僚や先輩をロールモデルとして設定するとよいでしょう。積極的に実践し、フィードバックを得られる環境整備もスキルアップや考え方の形成に効果的です。

【ベテラン社員向け】ロールモデルの要件とは

ベテラン社員には以下のようなスキル・考え方が求められます。

  • チームメンバーをまとめ、プロジェクトを推進する
  • チームの責任者となり大きな成果をあげる
  • チーム内外や他社との協議を円滑に進める
  • 職位や年齢にかかわらず相手の話に耳を傾ける
  • 目標を設定しチームを正しい方向に導く
  • 交渉力
  • 柔軟性
  • マネジメント能力
  • リーダーシップ

上記のような行動ができる管理職をロールモデルとして設定するのがおすすめです。チームメンバーの気持ちをくみとり的確な指示ができる管理職者をロールモデルにすれば、それを目指して行動する人も有望な管理職候補となるでしょう。

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ロールモデルの具体例とは

会社の上司や先輩社員など身近な人物

ロールモデルは身近な人を対象とした方がよいと言われており、多くの時間を過ごす会社でロールモデルを見つけられると理想的です。

直属の上司や先輩をモデルとすることで、自分に足りないものを強く認識しやすく、成長するスピードが上がります。

もし会社にロールモデルとなるような人物がいない場合、社外の人を対象とするのも効果的です。

その場合でも取引先の担当者など、普段から接する機会が多い人を選ぶと良いでしょう。

有名人や偉人をモデルとする

直接的な関わりが理想であるロールモデルですが、身近に対象となる人物がいない場合は、好きな芸能人や偉人を対象とすることもできます。

好きな芸能人であれば、SNSや出演作品などから生き方や考え方を学ぶことができます。

偉人であれば、本や名言を通して困難が訪れた時などでも乗り越えられるような力をもらうことができます。

複数人を対象とする

ロールモデルは1人の人物のみを対象としていくわけではなく、会社とプライベートそれぞれにロールモデルとなる人がいても問題ありません。

複数人をモデルとした場合、「振る舞い方ならAさん」「仕事術ならBさん」と、自分の成長のために対象者の良いと思える才能を組み合わせることも可能です。

自分の成長に応じて対象となるモデルを入れ替えることで、さらに理想的な自分に近づくことができます。

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【個人・企業別】ロールモデルを設定して活用する手順とは

【個人】ロールモデルを活用する手順とは

1. ロールモデルを選定する

まずは「お手本」となるロールモデルを見つけることから始まります。

身近にいる人物で、「自分もこういうふうになりたい」と思える人から選定しましょう。

人は誰しも「成長したい」という気持ちがあり、ロールモデルはその手助けとなります。

具体的な行動や考え方、スキルなどを模倣することで、効果的に成長することができます。

身近にロールモデルとなる人物がいなくても、「憧れを持つ人物」であれば誰でもロールモデルとなり得るため、会社の上司や先輩だけでなく、芸能人や偉人からも探すことができます。

2. ロールモデルの行動や思考法を分析する

ロールモデルが決まったら、今度はその人物の具体的な行動や考え方、スキルなどを分析します。

物事に対して「なぜそういうふうに考えるのか、その時の対応方法はどうしているのか」など、できるだけ具体的に落とし込んでいくことが重要です。

「対象者の行動特性をしっかり把握し、分析」をしていくことが成長へのポイントになります。

3. ロールモデルとなる人を模倣する

ロールモデルを選定し、行動特性を把握した後は、実際に模倣をしていきます。

その際のポイントは「模倣する行動の根拠をしっかりと考えながら行う」ことです。

単純に行動を真似だけをするよりも、「考え方や行動の根拠を知ることで、本質的な行動思考を身につける」ことができ、応用に活かすこともできます。

さらに模倣した行動結果を内省し、改善していくことで、よりレベルの高い理想的な自分へ成長してくことができます。

【企業】ロールモデルを活用する手順とは

1. ロールモデルとなる人物を選定する

ロールモデルは漠然と決めるより、キャリアや経験年数、部署別など具体的に設定するとよいでしょう。

また新入社員・中堅・ベテランに分け、それぞれにロールモデルを設定していく方法もあります。

ここで注意しておきたいのは、「あまりにも現実とかけ離れているロールモデルを設定すること」です。

理想が高いことは良いことでもありますが、「実現可能なロールモデル設定」をしなければ社員のモチベーションや、ロールモデルを設定する意味そのものが失われてしまう可能性があります。

2. ロールモデルとなる人材育成を行う

ロールモデルを設定した後は、その人材を育成する必要があります。

具体的な育成方法には「集合研修」と「個別研修」があります。

集合研修では、能力開発はもちろんのこと人間性を育てる研修や、ロールモデルとしての課題なども共有します。

個人研修では、計画的なキャリアプランを作成したり、自己啓発支援などを行います。

ロールモデルがすでに十分な能力、キャリア、人間性などを兼ね備えており、社内評価も十分であればそのままロールモデルとすることもできます。

3. ロールモデルを社内周知する

ロールモデルを選定し育成したあとは、積極的に社内全体に周知を行います。

社員の中にはロールモデルの存在を知らずに悩んでいるケースもあるため、社員の機会損失になならいよう、またロールモデルの存在意義が薄れないよう十分に周知します。

周知方法として、毎月発行の社内新聞や新人採用時の事例紹介などがあり、事例や具体例を交えて周知することが大切です。

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ロールモデルでよくある質問とは

ロールモデルの語源・由来・英語表記とは?

  ロールモデル
英語 role model(ロールモデル)
語源 「role(役割・役目)」と「model(見本)」を組み合わせた言葉
由来

・1940年代にアメリカの社会学者ロバート・キング・マートンの「参照グループ」という理論から生まれる。

・コロンビア大学での医学生の社会化に関する研究で初めて「ロールモデル」の概念が登場する。

ロールモデルは複数設定するのがおすすめ?それともひとりだけ?

結論から述べると「複数人をロールモデルにしても、一人だけをモデルにしても構わない」と言えます。

一昔前までは年功序列や終身雇用制度がしっかりとしており、定年や老後など一人の人をロールモデルとして「自分もこうなりたい」と見つけやすい時代でした。

しかし現代は「終身雇用の崩壊」や「働き方改革」により、多様なライフワークバランスが存在しています。

「理想の自分」を想像し、一人の人をロールモデルにしても、複数人から良いと思える部分を抜き取りロールモデルにしても良いでしょう。

複数人をロールモデルとする場合は、「営業ならAさん」「リーダーシップならBさん」と、組み合わせることでよりレベルの高いロールモデルを目指すことができます。

※参照:メンター制度導入・ロールモデル普及マニュアル(厚生労働省)

ロールモデルを設定するのは必須事項?なぜ必要?

ロールモデルを設定する必要は必須ではありませんが、ロールモデルがいると自分を高めてくれる存在となり、個人としての成長が大きく変わります。

変化の激しい現代では働き方だけではなく、考え方やアイデンティティまでもが多様化しており、自分ひとりの考えや行動だけで成長するには限界があります。

ロールモデルとなる人から自分にはない違った考え方やスキルを得ることで、理想的な自分へと昇華することができます。

将来、自分がどう在りたいかに迷った時も、身近にロールモデルとなる人がいればその生き方や考え方を模倣することで前進しやすくもなります。

無理にロールモデルを決める必要はありませんが、上記のようにロールモデルが存在することのメリットはとても大きなものになります。

女性のロールモデルを設定する上での課題とは?

女性のロールモデルを設定する上での課題は2つあります。

  • 出産・育児というライフイベントの存在
  • ロールモデルとなる女性の社内周知

1つ目の出産・育児に関して、ほとんどの企業が制度を整えていますが、現実には第1子誕生時に約6割の女性が離職しています。

それだけライフワークバランスを取るのは困難だと言えますが、逆に仕事と出産・育児を両立できる女性がいればロールモデルになりやすくなります。

2つ目の「ロールモデルとなる女性の社内周知」も重要な課題です。

どんなに良いロールモデルがいたとしても、その存在を知らなければロールモデルとしての役割を果たすことができません。

つまりロールモデルの「育成と周知はセット」になっており、この2つは同時に行うべき課題となります。

※参照:メンター制度導入・ロールモデル普及マニュアル(厚生労働省)

ロールモデルがいない場合の見つけ方とは?

ロールモデルが見つからない場合は、次の3つのポイントを意識してみましょう。

  • ひとりに限定せず、複数の人から学ぶ。
  • 社内にロールモデルがいなければ、他社で活躍している人をモデルとする。
  • 偉人から学ぶ

ロールモデルは必ずしも一人だけに限定して設定するものでも、その人の全てをモデルにする必要はありません。

なりたい自分に近づけるよう目標を設定し、複数の人から良い点を学んで取り入れていくことも大切です。

ロールモデルは身近にいる人が理想ですが、社内にモデルとなるような人がいない場合は、他社で活躍している人に目を向けてみましょう。

また伝記などを読み、偉人をロールモデルとして設定するのもおすすめの1つです。

※参照:メンター制度導入・ロールモデル普及マニュアル(厚生労働省)

 

「ロールモデル」と「モデルケース」の意味の違いとは?

両者の違いは「人物を対象としてみるか、事例や事象を対象としてみるか」です。

  対象と意味の違い
ロールモデル

・人物を対象としている

・社員が目指したいと思う模範となる存在であり、そのスキルや具体的な行動を学んだり模倣したりする対象となる人材

モデルケース

・事例や事象を対象としている

・実例などを対象とした時に使う言葉であり、標準・典型となるような事例を指す。

 

「ロールモデル」と「キャリアモデル」の意味の違いとは?

ロールモデルは、一般的に「お手本となる人物」「自分もそうなりたいと思う理想の人」のことを指します。

これには仕事だけでなく、プライベートの面も含まれます。

キャリアモデルは「入社(新人)から管理職までの道筋(キャリア形成方法)」を表す言葉です。

例として、新人であれば「業務内容の把握」「基本的な資格取得」、中堅になると役職がつき「新人指導」「管理職サポート」などをしていくといった具合にキャリアを積んでいきます。

ロールモデルは「人を対象」とし、キャリアモデルは「仕事のキャリア形成」について意味しているといえるでしょう。

まとめ

ロールモデルの意味は、以下のとおりです。

  • 言動や技術、考え方を模倣したり学習したりする対象をロールモデルという
  • ロールモデルは実在する人物以外でも設定可能
  • 働き方や価値観の多様化にともなってロールモデルが注目されている

ロールモデルは身近にあるほどその姿を模倣・学習しやすいのでおすすめです。

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