
【モットーの意味とは】面接で聞かれる理由と答えるポイントとは?
就職面接でよく聞かれる質問の一つに「あなたのモットーを教えてください」というものがあります。「モットー」は、就活の場だけではなく日常生活でもよく耳にする言葉ですが、意外とその正確な意味について知っている方は多くないかもしれません。そこで今回は正しい意味に合わせて例文もご一緒に紹介していきますので、是非参考にしてみてください。
モットーの意味について初心者でも分かりやすく解説
さまざまなカタカナ語が多用されるようになった近年、日本語の一部ともいえるのが「モットー」という言葉。日本語で正しい意味を説明することができる方は少ないかもしれません。
今回は、「モットー」の正しい意味や、その効果的な使い方についてご紹介します。
モットーはそもそも何語の言葉?
「モットー」は、日本語ではありません。明確なルーツは解明されていませんが、そもそもはイタリア語として伝わったとされています。
イタリア語の「モットー」が英語にも伝わり、現在ではイタリア語でも英語でも「motto」というスペリングで使われている言葉です。
モットーの単語の語源とは?
そもそもの語源は、ラテン語の「muttum」という表記の「声・発生」を意味する単語にあるといわれています。
このラテン語の「モットー」がイタリア語として伝わっていったのです。
モットーの正しい意味を簡単に言うと?
「モットー」の意味は、イタリア語では「言葉・座右の銘・格言」を指しており、英語では「標語」を表します。
日本語では、イタリア語・英語双方のニュアンスを汲み取った「自分の心に留めておく、励ましになったり戒めになるような格言・標語」を意味しています。
モットーの意味、例文と使い方はどういう風になる?
「モットー」という言葉はさまざまな場面で耳にしますが、実際にどのような使い方がされているのでしょうか。
ここでは、「モットー」の使い方を例文を用いて確認してみましょう。
モットーは日常生活の中でも使える
「モットー」は「座右の銘」というような堅苦しい和訳がされることもありますが、実際は日常生活でも気軽に使える言葉です。
自分の性格や考え方を表現するために、「私のモットーは、一期一会なの」というように、取り入れることができます。
モットーを効果的に使うなら面接やビジネスがおすすめ
より効果的に使える場面がビジネスや面接といった「自分をアピールする」ことが求められるときです。
どのような意識を持っているのか、目標などを端的に伝えるために「モットー」は効果的に使えます。
モットーの正しい使い方とは?
個人や企業、さまざまな場面で「モットー」を取り入れることができます。
例えば、
- 弊社のモットーは、誠心誠意です。
- 私は、一所懸命をモットーにさまざまな活動に取り組んできました。
このように、大切にしている姿勢や思想を端的に指すことができます。
モットーの意味の類語にあたるものは何なのか?
「モットー」には、同じような意味をもつ類語がいくつかあります。
ここでは、「モットー」の類語について、まとめて確認していきましょう。
モットーの類語は個人と企業(集団)で変わる
「モットー」には「標語・言葉・格言」という意味がありますが、発する主によって、その意味するところや、発信対象が異なります。
同じような概念で使われていますが、類語は個人か企業(集団)かで変わることを留意しましょう。
モットーの類語、個人の場合
個人が使う場合、「モットー」の類語として次のような言葉が挙げられます。
- 座右の銘
- 美学
- 信念
- 人生訓
共通しているのは、あくまで主観的なものであるということです。
発信対象は存在せず、自分の中にある考えや志向を表す言葉が類語になります。
モットーの類語、企業の場合
一方、企業や集団の場合、複数人で共通認識をもつために掲げられることもあり、個人の「モットー」とは感覚が異なります。
例として挙げられるのが次のような言葉です。
- 企業理念
- ミッション
- 行動指針
- クレド(信条)
個人の場合と異なり、何かを目標としているものや指針となる「モットー」が企業や集団では使われていることがわかります。
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モットーを面接で聞かれる理由と答えるポイントとは?
先述の通り、「モットー」は自分自身をアピールする場面で活用できます。
面接の場は、短時間で自身のスキルを企業側に伝えることが求められるので、ポイントを掴んでおくことをおすすめします。
ここでは、面接での「モットー」について確認しましょう。
面接で良く聞かれる質問「貴方のモットーとは?」
面接では「貴方のモットーとは?」と聞かれることが多くあります。
これは、限られた時間で自社にふさわしい人材を見極めるために、その人が日頃どのような意識をもっているのかを確認する作業を行なっているのです。
モットーを聞かれる理由とは?
「モットー」を確認する理由は、先述の通り「どのような考え方・意識をもっているかを短時間で知るため」です。
また、どういう動機で応募したのか、はもちろん、面接に際してのその人の準備量や熱量もその回答からうかがい知ることが可能になります。
モットーを伝える時のポイントとは?
企業側が「モットー」を聞いているのには、明確な「目的」があります。その目的を意識して、次のポイントをおさえて「モットー」を伝えましょう。
- 相手の企業理念に沿ったモットー
- 業務に自分がふさわしいことをアピールできるモットー
- 前向きで行動力をアピールできるモットー
自分自身をそのまま知ってもらうことも大切ですが、面接の目的「採用してもらう」ために有効なモットーを効果的に活用しましょう。
モットーを面接で使うときの効果的内容を例文でご紹介
ここでは、さらに深く面接で効果的に使えるモットーについてご紹介します。
企業理念や方針に即した内容
先述の通り、企業理念に沿ったモットーは効果的です。
企業の多くは、ホームページなどで、それぞれのモットーや企業理念を掲載しています。
例えば、アディダスの「Creating the New」というモットーに対しては、「私は、常に新しい挑戦を続けることをモットーにしています」といった、「新しいものを創り出す」という企業理念に近しいモットーを伝えることがポイントです。
自分は採用するメリットがある人物と思わせる
面接の最大のポイントは採用されることです。
採用する、つまり一緒に働きたいと思ってもらえることが重要です。
例えば、マーケティングチームスタッフのポジションであれば、「親しき仲にも礼儀あり、というのをモットーとしてもっています。
チームで問題に取り組むからこそ、常にチームメンバーに敬意を持って仕事がしたいと考えています。」
こういう人と働きたい、というアピールを、モットーを介してすることができます。
仕事に対して情熱があり、完遂する高い意欲がある
この仕事に対してどれだけの意欲があるのかを伝えることも、モットーを使えば効果的に行えます。
例えば、営業職の面接あれば、
「私は勇往邁進をモットーにしてきました。自分自身に高い目標を設定し、臆せず挑戦することで、自分自身の成長に繋がると信じています。その中で御社の原動力となれるように、尽力したいと思います。」
というように、向上心や強い意志を感じるようなモットーは有効です。
まとめ
「モットー」には、自分を端的に表現する効果があります。
ビジネスでも活用できるからこそ、日頃から自分の心に留まる言葉を意識して集めておくことをおすすめします。
そのなかで語学学習などもできて、一石二鳥です。
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約90%の質問に回答が寄せられています。
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