
【アドオンの意味】語源や例文をご紹介
皆さん、アドオンという言葉をご存知でしょうか?アドオンとはIT用語で「ソフトウェアなどを強化させるための新機能追加ソフト」のことを指します。アドオンを使用することで、ソフトウェアなどの環境が最適化され効率が上がるというメリットがあります。今回はアドオンと似ている言葉や違いなどもご紹介いたします。ぜひ、ご参考にしてみてはいかがでしょうか?
アドオンの意味を誰でもわかりやすく解説
最近では、職場だけではなく、プライベートでもパソコンを多用するようになりました。
さまざまなIT用語を目にするようになり、その意味を都度調べる、という方も多いと思います。
今回は、そのなかでも「アドオン」という言葉の意味やあらゆる使い方についてご紹介します。
アドオンの意味を一言で言うと?
「アドオン」とは、「ソフトウェアなどを強化させるための新機能追加ソフト」を指しています。
「アドオン」を使用することで、ソフトウェアなどの環境が最適化され効率が上がるというメリットがあります。
アドオンは元々は英語?語源とは?
「アドオン」という言葉は、英語の「add-on」からきています。
Weblio英和辞典によると、「add-on」には次のような意味があります。
- 付属品・付加装置(機器)
- (税・請求などの)追加
「追加する・加える」という意味の「add」がベースとなり、「すでにあるものに何かを加える」という意味合いがもとになっています。
アドオンはネット、ビジネス以外の業界でも使われる
この「アドオン」は、「何かの上に追加する」という意味が軸にあることから、アプリやパソコンなどの専門用語やビジネス用語としてだけではなく、さまざまな業界で多用されています。
それぞれ、特有の意味を持ち合わせて使われているので、それぞれの場面でのニュアンスを理解する必要があります。詳細は、後ほどご紹介します。
アドオンの意味を例文を使ってわかりやすくすると?
パソコンで作業をしていると特によく目にする「アドオン」という言葉。
ここでは、「アドオン」が実際に使われている例文から、その意味を確認していきましょう。
アドオンを無効にする
「アドオンを無効にする」というのは、ソフトウェアなどに追加した拡張機能が不要になったり、何かの問題が生じた場合に、その機能を無効にすることを指しています。
「無効にする」ということなので、アドオンそのものはソフトウェアに残り、機能しない状態にするということで、必要に応じて「有効」に戻すことが可能です。
アドオンを更新する
使用中のソフトウェアのアドオン(拡張機能)に何らかの不具合がある場合などに、最新版のものにすることを、「アドオンを更新する」と表現します。
アドオンを更新することで、問題が解決することもあり、不具合の対処法として活用されています。
アドオンを削除する
「アドオンを削除する」とは、不必要になったアドオン、つまり拡張機能を削除することを指しています。
アドオンは、ソフトウェアに機能を拡張させるものなので、場合によっては動作が遅くなったりすることがあります。
そのような場合、不必要なアドオンを削除することで、速度を上げることが可能になるということです。
アドオン無効はどういう意味?無効にするデメリットは?
「アドオンを無効にする」というフレーズは最も頻繁に目にする「アドオン」の使われ方ではないでしょうか。
ここでは、「アドオンを無効にする」という意味と、その影響について確認してみましょう。
ネットでよく使うアドオンの意味とは何なのか?
パソコンを使っていて、「アドオンを無効にしてください」や「アドオンを有効にしてください」という表示が出ることがあります。
Internet ExplorerやGoogle Chromeなどのツールバーなどにある検索機能など、新たに追加された機能を「アドオン」と呼びます。拡張機能と言われているのが、まさに「アドオン」のことです。
アドオン無効の詳しい意味とは?
「アドオン無効」とは、拡張した機能を無効にするということです。
アドオンがあると新しい機能が追加されますが、インターネットを使う際にページの表示速度が遅くなる場合があります。
また、何かしらの不具合がソフトウェアに発生した場合、解決策のひとつとして、不必要なアドオンを「無効」にすることで問題点が特定できたり、先述のインターネット表示速度を改善することが可能になります。
アドオン無効にするとどんなデメリットがある?
明らかに不必要だとわかっているアドオンについては、無効にするメリットがありますが、特に警告も出ていない状態では、むやみに無効にする必要はありません。
場合によっては、動画の再生ができなくなったり、特定のサイトが表示されなくなったりといった、別の不具合が生じる可能性があります。
アドオンの意味は旅行、金融業界だとどういう意味?
ソフトウェアなどの用語としてではなく、別の業界でも「アドオン」という言葉は多用されています。
ここでは、さまざまな業界での「アドオン」の意味について確認しましょう。
アドオンを旅行で使うとどういう意味?
旅行業界で「アドオン」は、航空券の運賃計算の場面で使われています。
「アドオン運賃」と呼ばれており、これは海外旅行で最寄りの空港から直接目的地への国際線発着便がない場合、国内線での移動が発生し、その「追加分運賃」が「アドオン運賃」です。
ここでも、基本的な「追加する」という意味がベースにあるので理解しやすいでしょう。
アドオンを金融業界で使うとどういう意味?
「アドオン」は金融業界でも使われることがあります。
「アドオン返済」や「アドオン金利」という表現という言葉に、ネットショッピングなどをしていて出くわすことがあるかもしれません。
これは、クレジットカードの分割払い、つまりローンにおける金利に関して使われており、元本に対して、さらに金利を「追加して」返済する、ということです。
金融業界で使うアドオン方式とは?
分割払いや、ローン返済などで、元本(返済額)に利率をかけて利息額を計算し、元本と利息額の合計額を割賦回数で均等に分割して1回あたりの支払い(返済)額を計算する方式を、「アドオン方式」と呼びます。住宅ローンの貸付で主に使われている言葉です。
利息額を「追加」して返済する方式ということで、「アドオン」の原則の意味から派生していることがわかります。
アドオンと似ている言葉の違いとは?
ここでは、「アドオン」と同じような場面で使われているよく似た言葉についてご紹介します。
アドオンとアドインの違いとは?
「アドオン」と一字違いで、同じような場面で使われているのが「アドイン」です。
「アド(add)」という言葉がついているので、「追加する」という意味を持っています。
「上に(on)」か「中に(in)」かという違いで、実際はほぼ同じ意味で使われています。
日本では、ブラウザの拡張機能には「アドオン」を使い、Microsoftのソフトウェアの拡張機能には「アドイン」を使う、という分け方をしていることもありますが、明確な使いわけのルールは存在しません。
アドオンとプラグインの違いとは?
自分でホームページやブログを運営している人で、Wordpressを使用している場合は、特に馴染みのある言葉なのが「プラグイン」です。
これも、「中に(in)差し込む(plug)」ということで、英語の意味がそのまま転じて使われており、「アドオン」「アドイン」と同じく、「新しく追加する機能」を表します。
まとめ
IT用語は特にカタカナ語が多く、「アドオン」のように頻出するものでも、明確な意味がわからないままということがよくあります。
この機会に、ひとつひとつの意味と使い方、似た言葉も併せて確認しておきましょう。
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約90%の質問に回答が寄せられています。
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