
【ハレーションの意味】正しい意味や使い方についてなどご紹介
皆さんは「ハレーション」という言葉をご存知でしょうか。ビジネスシーンなどで使用されることのある「ハレーション」ですが誤った使い方をしていませんか?今回は「ハレーション」の正しい意味や使い方など例文と一緒に紹介するので、是非参考にしてみてください。
「ハレーション」とはどんな意味を持つ言葉か
ハレーションとは、どのような意味をもつ言葉なのでしょうか。
また、どのような使い方をされるのでしょうか。
英単語「halation」の元々の意味とは
英単語のハレーションの意味は、光暈、暈影です。
また、強い光が当たった時の光のぼやけの意味もあり、主に名詞として使われることが多くなっています。
「ハレーション」の使われ方
ハレーションの使われ方としては、以下の2つがあります。
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ハレーションを起こす
ビジネスシーンにおいて使われる場合は、「この案件はハレーションを起こす可能性があるだろう」「ハレーションを起こさないよう、注意してください」といったように使われます。
この場合のハレーションは、悪い影響を及ぼすものという意味をもちます。
例えば、「この案件はハレーションを起こす可能性があるだろう」は、「この案件は周りに悪い影響を及ぼす恐れがあるだろう」という意味です。
そして、「ハレーションを起こさないよう、注意してください」は、「周りに悪い影響を及ぼさないよう、注意してください」という意味になります。
また、必ずしもハレーションは「悪い影響を及ぼす」という意味をもつのではなく、ときには「強い印象を与える」といった意味で使用される場合もあります。
使い分けが少し難しい部分もありますが、「他人にハレーションを起こす」という意味としては「他人に悪い影響を及ぼす」という意味もあれば「他人に強い印象を与える」という意味もある、ということです。
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ハレーションが起きる
「組織のなかでハレーションが起きる」「今日は眩しい。ハレーションが起きるだろう」といったように使われます。
前者はビジネスにおいて使われる使われ方であり、組織に悪い影響を及ぼすという意味になります。
そして後者は、ハレーションの英単語のもともとの意味である「光量が強く、写真が全体的に白くぼやけてしまう現象が起きる」という意味で使用されます。
このように、ハレーションは、必ずしもビジネスシーンだけで使われる言葉ではないので、気をつける必要があります。
「ハレーション」は映像や写真関連の用語の一つ
ハレーションは、映像や写真に関連する用語の1つです。
映像や写真関連での「ハレーション」の意味とは
強い光がレンズに入り、そのため、写真の一部が白くぼやける現象をハレーションといいます。
もっと詳しくいえば、強い光が写真フィルムの感光層を通って、その下にあるベースに当たり反射をして、再び周りの感光剤に作用している現象のことです。
そのため、写真フィルムを使用しないデジタルカメラやスマートフォンでは、ハレーションが起きることはありません。
映像や写真関連での「ハレーション」の使い方
映像や写真に関するハレーションの使い方としては、「フィルムを現像したところ、写真の広範囲にわたってハレーションが起きていることがわかった」「ハレーション対策として、レンズにカバーを付け、手を使って直射日光が当たるのを避ける」「写真に偶然、入り込んだハレーションが、思いがけない良い効果をもらたしてくれた」といったように使われます。
職場で使う「ハレーション」の意味を解説
ビジネスや医療、IT業界でもハレーションという言葉は使われます。
ですが、その使われ方はもちろん異なります。それぞれ、どのように使われるのでしょうか。
ビジネス全般で使われる「ハレーション」の意味
ビジネスで使われるハレーションは、周りへ悪影響を与えることという意味をもちます。
これはカメラ用語の「強い光の影響で、写真を台無しにする」というニュアンスから派生しています。
ちなみにビジネス用語のハレーションは、日本独自のものであって、そのまま英語に置き換えることはできません。
医療やIT業界では独自の意味で使われることも
医療用語では、金属の反射という意味があります。
ハレーションは、X線を使ったCTや、電磁波や磁石を使ったMRIなどによる医療検査でも起こります。
たとえば、体内のボルトや、虫歯に被せられた金属またはインプラントが装置に映った場合、ハレーションが起きて、正しい撮影ができなくなってしまいます。
体内の金属が磁波などに反射し、放射状の光が映像にあらわれてしまうこと、これを医療用語ではハレーションといいます。
そしてIT業界でのハレーションとは、1つの操作や作業のミスによって、大きな悪影響が及ぼされるという意味で使われます。
インプットや並びの多いIT業界においては、たったの1つのミスも見逃すことができません。それほど厳しい業界なのです。
「ハレーション」の正しい使い方と例文
ハレーションの正しい使い方や例文をご紹介しましょう。
ビジネスではこんなシーンで使える
ビジネスでのハレーションは、周りに悪影響を及ぼすという意味で使われます。
シーンとしては、会議などがイメージしやすいのではないでしょうか。
「ハレーション」を正しく使った例文
ハレーションを使った例文をいくつかご紹介します。
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ハレーションが大きい
ハレーションが大きいとは、急な変更または不慮の事態によって、悪影響が大きい常態を指します。具体的には、「ドキュメントの修正範囲が膨大だ」「他のお客さまからもクレームが来ることが予想される」といったように使われます。
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ハレーションを起こす
「ハレーションを起こさないように気をつけてもらいたい」といったように使われます。
ビジネスシーンでは、割影響を及ぼすという意味で使われますが、強い印象を与えるという意味で使われることもなかにはあるので、意味の区別がつきにくい場合は、よく注意しましょう。
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ハレーションが起きる
悪い影響が起こるという意味で使われます。
「組織内でハレーションが起きる」といったように使われます。
まとめ
ハレーションという言葉の意味は、業界やシーンによって、その使われ方や意味が異なります。
どちらの意味も理解しておくと、どのようなシーンにも対応することができます。
もともとの英単語であるハレーションの意味も含めて、よく理解しておくようにしましょう。
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