
女性裁判官の平均年収|年齢別や階級別に解説
裁判所で様々な事件を憲法及び法律に基づいて判断を行う裁判官ですが、どのくらいの年収を得ているのでしょうか?今回は女性裁判官の年収について解説していきます。階級別や年齢別、裁判官とも関わりのある弁護士との収入の比較などを紹介します。女性裁判官の年収について詳しく知りたい方はぜひご参考ください。
女性裁判官の年収
女性裁判官の平均年収は1,300万円ほどとされています。
年収は、「裁判官の報酬等に関する法律」によって定められており、任命されてからの勤務年数が伸びていけばいくほど年収は高くなります。
1年目の簡易裁判所判事17号の場合は月給が234,900円ですが、一番上の最高裁判所長官であれば、月給が201万円という額を得ることができ、年収は賞与を含めて3,000万円ほどです。
男女によって報酬の差があるというわけではなく、男女共に同じ額になっているため、真面目に働いていればその分しっかりと収入は上がっていきます。
参照:裁判官の報酬等に関する法律
女性裁判官の年収は低い?
女性裁判官の年収は高いと言えるでしょう。
国税庁の民間給与実態統計調査によると、日本人女性の平均年収は302万円です。
女性裁判官の平均年収は1,300万円ほどであるため、約4倍もの金額を稼ぐことができます。
そのため、女性裁判官の平均年収は高いと言えるでしょう。
参照:令和3年分 民間給与実態統計調査
エリートコースの年収は?
エリートコースと呼ばれる幹部裁判官の年収も「裁判官の報酬等に関する法律」で定められた金額になっています。
しかし、エリートコースと呼ばれることもあり、一般的な裁判官よりも出世が早いという特徴があります。
基本的に事務総長などを担当する人は地方裁判所長などを経験することになっているのですが、一部の幹部裁判官に関しては飛び級で事務総長に就くこともあるようです。
そのため、年収について自身の役職に当てはまる金額が支給されますが、エリートコースの場合は役職の上がり方が一般的な裁判官とは異なります。