建築士の年収│資格別・年齢別給料・年収を上げる方法は？

建築士とは建築士法(1950年施行)による免許を取得して、建築物の設計･工事監理を行う技術者です。

建築法は建築業務の適性と建築物のクオリティー向上を図るために資格を定義付けした法律です。

その建築法によって3つの資格があります。
 
第1に国土交通大臣が実施する国家試験に基づく｢一級建築士｣があります。

第2に都道府県知事が実施する国家試験に基づく｢二級建築士｣｢木造建築士｣の資格があります。

各種の資格によって取り扱える業務内容の範囲が異なります。
 

建築士の3種類の違い

3種類の建築士資格の取り扱える業務内容の範囲を説明します。

第1に｢木造建築士｣です。

｢木造建築士｣は1階建てまたは2階建てで、かつ建物延べ面積が300平方メートル以下の木造建築物の設計･工事監理を担当します。

一般的な木造住宅をメインに取り扱う建築士です。
 
第2に｢二級建築士｣です。

｢二級建築士｣は建物の延べ面積が500平方メートル以下の建築物の設計･工事監理を担当します。

建築士を目指すときは、最も一般的な｢二級建築士｣の資格です。

｢一級建築士｣を目指す大学の専門課程を履修する方以外は、｢二級建築士｣は必須な資格になるようです。
 
第3に｢一級建築士｣です。

｢一級建築士｣の資格を取得すると、あらゆる建築物の設計･工事監理を担当することができるようになります。

｢一級建築士｣の資格は｢二級建築士｣資格を取得した方が規定の実務経験を積んでキャリアアップします。

但し、前記したように大学の建築専門課程を履修･卒業した方は実務経験期間が短縮されて資格取得に臨めます。
 

1級建築士を目指すルート

｢一級建築士｣を目指す方法を説明します。

最短のルートは4年制大学の建築系の学部･学科を専攻･履修･卒業することです。

4年制大学卒業後に2年間の実務経験が必要ですが、企業で長期的なインターンを行うことで実務経験を1年間短縮することが可能になります。
 
｢一級建築士｣を目指す方は高校生のときに4年制大学の建築系の学部へ進学することを決めておく必要があります。
 
上記以外のときは、4年制大学の建築系の学部･学科を卒業して長期的なインターン制度がない場合は2年間の実務経験を経て資格取得試験に臨みます。

建築系の短大を卒業した方は3年～4年の実務経験を経て資格取得試験に臨みます。

他に｢二級建築士｣資格所得した方は4年間の実務経験を経て資格取得試験に臨みます。