・素材メーカーとしての年収は平均以上と思うが、他産業と比較すると低い。年々賃金カーブの引き上げを組合が行ってくれており、改善傾向ではある。
・主査/主席(課長クラス)は、それぞれ月額60万/63万の固定給。賞与が1回150〜250万だから年収900〜1,100万円くらい。主幹(部長クラス)が、月額70万固定で200〜300万の1,100〜1,300位かな。但し、誰もが主幹になれる訳ではなく、主査/主席止まりが多い。定年まで会社に残れれば幸せかもしれないが、主幹になれない=お荷物なので、突然追い出し部屋に行かされる。そして2、3ヶ月の再就職指導を受ける人も何人かいる。中には、心を病んでしまうヒトも何人か居た。 ・技術系は国立大院卒が殆ど。早慶レベルならOKだが、MARCH、関西私大で主幹(部長クラス)まで出世した人は殆ど居ない。旧帝大院卒出身は出世早いが、絶対では無い。 ・組合員だと基本給月42万位が天井で残業分が30時間12万位でボーナス130万が2回として約900万。これに子会社出向手当や交通費、単身赴任手当、特許出願報酬、特許登録報酬、各種表彰報奨金、短期(3ヶ月位)海外出張などで額面1,000万いく場合も稀にある。
2023年に賃金ベースが上がったので、それを前提にして記載します。 年収は一般的な水準でみると高めだが、院卒としては低めに感じる。とても優秀な人で毎回S評価の人でも院卒10年目で基本給が約40万強くらい。業績によるが、S評価だと大体ボーナスが半期で120万くらいなので、残業なしで年収750万くらい。S評価=毎日忙殺されて、家に仕事を待って帰って正しく勤怠をつけずに働き、かつ成果を出す、である。ただし、普通の人は基本AかB評価なのでこれよりも劣る。残業なしだと10年目で700万はまず貰えない。650〜700が現実的である。そして年齢を重ねてもこれ以上は上がりにくい賃金カーブになっている。組合員のままだと45〜50歳くらいで月に約45万が天井である。残業なしで年収が約750万。 管理職にならない限りこれ以上大幅アップは見込めないが、管理職(最速38歳)になれば月約60万貰えて年収が1000万程度になる。その代わりそれまで以上に忙殺され、東京本社からは詰められ、ワークライフバランスは皆無になる。 そこそこに働きたい人/管理職になりたくはないが院卒に見合った給料が欲しい人にはお勧めしない。一方で、管理職の給料は高いのでバリバリ仕事をしたい人にはお勧めの会社である。自分は前者だったので、これらが分かってからすぐに退職した。