
SPIのテストセンターの出題形式や予約方法|受験の流れまで解説
「SPI」という名前は、今や就活生やビジネスパーソンにとっては馴染みのあるものとなりました。そのSPIを受検する際、どのような流れがあるのか、またどのような出題形式があるのか、詳しく知ることが必要です。そこで、本記事ではSPIのテストセンターについて、特徴や出題形式をはじめ、受検の流れや必要な持ち物、そして服装マナーについて解説します。また、SPIテストセンターに対応している企業についても触れ、受検前に必要な注意点や、効果的な対策方法についてもまとめています。SPIテストセンターの受検に不安を感じている方は必見です。
SPIテストセンターとは?特徴を徹底解説
SPIテストセンターとは、監督者監視の元、SPIを受ける方式です。
テストセンター以外にも、ペーパーテスト方式やWebテスティングなどがありますが、ここではテストセンターでの受検について、特徴などを解説していきます。
- リアル会場とオンライン会場がある
- 問題は一人ひとり異なる
- 一問ずつに制限時間がある
- 他の企業に結果を提出できる
SPIのテストセンター受検は、他の受検方法と異なるポイントが多いため、これらの特徴をしっかりと確認しておきましょう。
リアル会場とオンライン会場がある
SPIのテストセンターには、リアル会場とオンライン会場が用意されています。
リアル会場には、全国の主要7都市(札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡)に常設された会場がありますが、新卒採用のピーク時には全国各地に臨時会場が設置されます。
オンライン会場は、自宅にカメラ付きパソコンとインターネット環境があれば受験可能ですが、ブラウザは最新のGoogle Chromeでなければ正常に動作しないので注意が必要です。(2023年5月現在)
リアル会場もオンライン会場も、自分の都合の良い場所と日程で予約をして、まずは事前に性格検査を行います。その後、予約した日時にテストセンター会場へ行き、能力検査の受検を行います。
問題は一人ひとり異なる
テストセンターの特徴的な出題方法は、事前に決まった問題がなく、代わりにコンピュータが受検者のレベルに合わせて問題を出題します。
最初の数問は受検者全員に同じ問題が出されますが、その後は受検者の正答率や解答時間などをもとに、コンピュータが受検者のレベルを測定し、それに応じた問題を選んで出題します。
このため、正答率が高い受検者の場合、問題の難易度が徐々に高くなることが特徴です。
一問ずつに制限時間がある
テストセンター受検時の能力検査と性格検査の制限時間と問題数は、ペーパーテスト版と大きな違いがあります。
能力検査では約35分の制限時間があり、問題数は解答状況に応じて変動します。性格検査では約30分の制限時間があり、問題数は約300問です。
ペーパーテスト版の能力検査では70問に対して70分の制限時間が設けられているため、その点で大きく異なります。
また、テストセンターでは1問ごとに時間制限が設けられており、時間が経過すると自動的に次の問題に進みます。
ペーパーテストのように、得意な問題から先に解いたり、解答を見返したりする、などができない点においても注意が必要です。
特に能力検査では時間切れになる可能性が高いため、言語と非言語の解答時間の目安を把握し、迅速な解答が求められます。
言語の問題では、語句に関する問題は1問あたり約15〜20秒程度で解答することが目安であり、長文読解には約40〜50秒程度の時間がかかることが想定されます。
非言語の問題では、難易度の高い推論には約2分程度をかけることが推奨されています。
他の企業に結果を提出できる
SPIのテストセンターでの結果は他の企業にも提出ができ、いわゆる「使い回し」が可能になっていますが、使い回す際にはいくつかの注意点があります。
まず、悪い結果を使い回すと企業の選考において不利な影響を及ぼす可能性があります。自己評価で明らかに結果が悪いと感じる場合は、再受検を選択することが重要です。
また、検査の結果は最後に受検してから1年以内でなければ有効ではありません。したがって、結果を使い回すためには受検日を正確に把握し、有効期限を守る必要があります。
さらに、使い回せるのは最新の受検結果のみで、それ以前の結果は使い回すことができません。前回の結果に満足していない場合は、再度受検してより良い結果を追求することをおすすめします。
あらゆる疑問を匿名で質問できます
約90%の質問に回答が寄せられています。