
正社員よりパートの方が稼げる?損しない働き方や社会保障の違いを解説
正社員とパートでは、社会保障や仕事内容などさまざまな条件が異なるため、どちらが自身の状況に合っているかを見極めることが大切です。この記事では、正社員とパートの違いやそれぞれの働き方のメリットを解説します。
正社員よりパートの方が稼げる?
「正社員よりもパートになったほうが良いのではないか」「正直、正社員よりもパートのほうが稼げる気がする」といった悩みを抱えている方は少なくありません。
どちらの働き方が自身に合っているか確認するためにも、まずは正社員とパートの収入を比較しましょう。
正社員とパートの収入比較
正社員の方が平均年収は高いと言われているものの、働き方や年収によっては正社員で働くよりもパートとして働く方が手取り収入が多くなるケースもあります。
例えば年収が300万円で1日の労働時間が8時間、月20〜22日間勤務の正社員では、時給がいくらになるのでしょうか。
1日の労働時間を8時間、月20〜22日間勤務すると、1年間の勤務時間は約2,000時間です。年収300万円を総労働時間(2,000時間)で割ると、おおよその時給は1,500円と算出されます。
また、同じ労働条件で年収200万円だった場合は時給1,000円、年収250万円だと時給1,250円となります。
日本の最低賃金はおおよそ1,000円前後となっているため、平均的な賃金でパートとして働けば、年収200万円の正社員よりも稼げることがわかります。
以下は月2,000時間勤務した場合に、年収から算出できる時給です。
【年収を時給換算した場合の金額】
- 年収1,000万円:時給5,000円
- 年収900万円:時給4,500円
- 年収800万円:時給4,000円
- 年収700万円:時給3,500円
- 年収600万円:時給3,000円
- 年収500万円:時給2,500円
- 年収400万円:時給2,000円
- 年収300万円:時給1,500円
- 年収250万円:時給1,250円
- 年収200万円:時給1,000円
※月2,000時間勤務した場合
パートで時給が2,000円以上になることは専門職以外あまりないため、年収400万円以上だとパートより正社員の方が稼いでいるといえるでしょう。逆に言うと年収300万円以下だと、パートの方が正社員より稼いでいる可能性もあると考えられます。