【ハンドメイドの副業】収入はどれくらい？作品の売り方やコツを解説

ハンドメイド作品の作り手と買い手の人口を合わせると、1,000万人以上いると言われています。

市場規模でも1兆円を超える可能性があると言われていて、今注目の業界になっています。

そのため、趣味でハンドメイドをしていた方々が、自分の作品をお店に納品して店頭に並べられることもあります。さらに、自ら起業して店舗を構える人も現れています。

ハンドメイドとは？

100円ショップやパーツ専門店でビーズやヒモ、金具などを購入し、それぞれのパーツを自分の手で組み合わせて物を作ることです。

そのため、オリジナルティーのあふれる物が多くあります。

主に、アクセサリーなどの小物類や衣類、バック・カバンなども作られています。

どんな人が作品を売っているのか

手作りの商品を製造・販売しているプロの方々から、ハンドメイドの物を作るのが好きで趣味としてやられている一般の方まで、幅広い層の方々がハンドメイド作品の販売を行っています。

プロの方の中には、店舗を構えて営業している方もいますが、手づくりのため大量生産は難しいようです。

そのため全国規模で出店はせず、住まいの近郊のみで営業している方が多いです。

また一般の方は、老後の趣味でハンドメイド作品を作っている年配者や主婦の方、あるいは仕事をされている女性も趣味が講じて販売しています。

ハンドメイド作品を作ることは、時間の合間に安価にできる趣味として、多くの世代に支持を得ています。

一般の方でも月に10万円以上のハンドメイド作品を売り上げている方もいます。

また、人気商品を何点も手掛けた上級者になると、売り上げだけが収入になるのではなく、本を書く仕事や教室を開くなどして著作権料や講師料の収入も得ている人もいます。

作った雑貨を売る方法

作った雑貨をいきなり店頭に並べてもらうのは、かなり難しいです。

そのためインターネット上で、ハンドメイド作品を専門に売買できるサイトを利用すると良いでしょう。

minneやCreema、iichi(いいち)などがあり、どなたでも出品することができます。また一部のサイトでは、ハンドメイド雑貨に必要な素材や材料を購入することも可能です。

さらに、メルカリなどのハンドメイド作品も出品できるオークションサイトに出品して売る方法もあります。
 

ハンドメイド雑貨の販売で得られる収入はどれくらい？

まずハンドメイド雑貨の「収入」は、「売れた値段」ではありません。

「売れた値段」から「材料費などの費用」を差し引いた金額が「収入」となります。

計算式にすると、(収入)＝(売上金)－(費用)となります。

そのため、売り上げが2～3万円/であっても、収入は1万円/月に満たない方もいます。

しかし、買ってくれる人の心を掴む商品を作れるようになると、売り上げは20～30万/月となり、収入も一ヶ月で10万円以上稼ぐ人もいます。

ブレスレッドやピアス、ネックレスなどの小物類が人気のある商品となっています。

買い手からすると、手ごろなお値段で販売されているので、買い求めやすさがあるからです。

また、衣類品も人気です。

大量生産されていない服を身に付けたいというユーザーも多くいます。また、お子さんがいる方からは、可愛らしくて手作りの服を着させたいと言う声もあり、子供服も人気の商品となっています。

どんな種類のハンドメイド作品が売れている？

ハンドメイド作品と一言でいっても様々な商品が販売されているので、ご紹介していきます。

• 衣類品
  • 1000円代の衣服から1万円を超える商品まであります。
• アクセサリー
  • ネックレスやブレスレット、ピアスなど。
• ぬいぐるみ
  • 毛糸やキルトで作られた物が販売されています。手のひらサイズの物が多いです。
• スマホケース
  • iPhoneやandroidなど様々な端末に対応できる物もあります。
• アロマキャンドル
  • 色々な香りが楽しめます。50時間以上燃焼する商品が人気です。
• 食器類やガラス製品
  • 工房の職人さんによって作られた物も販売されています。
• 食品
  • 食パンやクッキーなど

他にも財布やカバン、シューズ、編み物、家具、雑貨類、ドライフラワー、ペットグッズなども出品されています。
 

簡単にできるハンドメイド作品の種類とは

初めてハンドメイド作品を作る方におすすめなのは、手作りアクセサリーやピアスです。

ヒモや金具と組み合わせたいビーズや天然石などを購入し、好きな配列に並べると簡単に作ることができます。

ハンドメイドを副業にする場合は、作品を作製する時間だけでなく様々な時間が必要となります。

例えば、本やインターネットで作り方を調べる時間や、パーツを買いに行く時間が必要です。

主婦の方であれば、家事の合間に空き時間があることや、日用品の買い物をするついでにパーツが売られているお店へ足を運ぶこともできます。

そのため時間を有効に使えるので、ハンドメイドの副業をするのに向いている方が多いです。

他にもおすすめできる点があるので説明していきます。
 

ハンドメイドが主婦におすすめの理由

まず、気分転換になる点です。自宅で掃除や洗濯などの主婦業をこなしていると、マンネリ化した日常生活に飽きてきます。

そんな生活の一部に、ハンドメイドの副業をする時間を組み入れることで、同じことを繰り返す日々から脱却することができます。また、自分の作った作品を誰かに買ってもらえる喜びを感じることもできます。

さらに費用が安く済むので、家計への負担があまり出ないこともおすすめできるポイントの一つです。

そのため、売れ残りの商品が出たとしても、ご家庭に大きな影響は出ないので趣味の延長線として、気軽に始めることができます。
 

ハンドメイド副業を主婦が成功させるための秘訣

どんな商品が売れるかは出品してみないと分からないこともあります。

そのため、軌道に乗るまでは、根気よく何点も出品することが大切です。また、他の人が販売している作品を見ることも大事になってきます。

ここで、JobQに寄せられたハンドメイドアクセサリーに関しての質問を紹介いたします。Q

ハンドメイドアクセサリーの値段設定について質問です。

材料費プラスいくらで上乗せしていますか？

ハンドメイドアクセサリー販売する際、何処で材料を買ってますか？

私はよくパーツクラブや100均で購入します。

売値としては、材料費と質問者さんの人件費を考慮すればよいのではないでしょうか。（発送費も負担するなら売値に上乗せしておいて、宣伝として送料無料と書けばよいです。）

材料費が…続きを見る

とのことでした。

学ぶ箇所があったりインスピレーションが湧いたりすることもあるので、色々な方が作った商品を見ると良いでしょう。

確定申告とは、毎年2月16日～3月15日までの間に、国税庁へ前年の収入を申告する制度です。

ハンドメイド副業で得た収入も、場合によっては報告する必要が出てきます。

副業の確定申告に関して、寄せられた質問を紹介いたします。

副業で確定申告しなかった場合はその後どうなりますか？

副業で収入を20万以上稼ぎました。

確定申告をしなくてはいけません。ですが、正直経費など色々と面倒です。　

ただ確定申告はしなかった時のリスクが気になります。
　
確定申告をしなかった場合、その後どうなりますか？

追徴課税になりますよ。

余分に税金を払わないといけません。

また、…続きを見る

とのことでした。

副業する際、税金に関してはしっかりチェックしていきたいですね。

いくら稼いだら課税対象になってしまうのか

課税の対象となるのは、ハンドメイド作品で得た収入(売上高－材料費などの費用)が100万円あるいは20万円を超えた場合です。

100万円を超えた場合は必ず、確定申告をしなければなりません。そして、住民税や所得税を支払うことになります。

また、ハンドメイド作品の収入が(100万円以下で)20万円を超えた場合も、課税の対象となることがあります。課税の対象になるのは、本業などから別の収入があり、前年のすべての年収を合計した時に年収が100万円を超えた時です。

しかし、確定申告をする必要はありません。その代わり、ハンドメイド作品の収入を市区町村に届ける必要があります。
 

ハンドメイド副業の確定申告の方法を解説

確定申告をするためには、国税庁のホームページから申告するために必要な書類をダウンロードして印刷します。

その書類に必要事項を記載して、あとは郵送するだけです。

また、国税庁のホームページにあるe-Taxを利用すると、ネット上でも書類の作成と申告ができます。しかし、申告は情報を送信して行うため、マイナンバーなどの大事な個人情報が漏洩する可能性もあるため、書類を印刷して郵送される方が多いです。

いかがでしたでしょうか？

ハンドメイドで物を作るだけでなく、商品として購入する人や販売する人も増えてきています。作製するのに手間や時間が掛かる物もありますが、中には手軽にできる物もあります。

最初の内は、作り方を勉強しながら簡単に作れる物から始めていくと良いでしょう。スキルが上達したら難しい作品に挑戦してみて下さい。主婦の方にはもちろん、働く女性にもハンドメイドの副業はおすすめです。