【コミットメントの意味とは】類語や使い方についてご紹介します

コミットメント」は重要です。

これは、ビジネスではもちろん、日常生活でも同じことが言えるのではないでしょうか。

今回は、「コミットメント」という言葉の意味や使い方、さまざまな種類の「コミットメント」についてご紹介します。
 

コミットメント意味は？

「コミットメント」は、英語の「commitment」からきています。

Weblio英和辞典によると、「commitment」には次のような意味があります。

1.  委託・引渡し

2.  約束・公約・責任

3.  献身・傾倒・参加

上記の意味を総合して、日本語で「コミットメント」と表現する場合は「責任を持って何かを行うと約束すること」「責任を伴う公約」といった意味を持ちます。
 

コミットメントの使い方

「コミットメント」を使う場面として、政治や金融など、さまざまな分野での契約や交渉の場面が挙げられます。

何かしらの「責任」を伴う約束事を行う場合に、「コミットメント」という言葉を使用します。

責任の所在が明確に含意されることに留意しましょう。
 

コミットメントの類義語

「コミットメント」と同じような意味を持つ言葉としては、次のような類義語があります。

・確約

・義務

・関与

どの言葉にも、「責任」が存在することがわかります。「コミットメント」の言葉のトーンが重いことをしっかりイメージしておくことが大切です。

ビジネスは、「責任感」をベースに成り立っているといっても過言ではありません。

ここでは、ビジネスシーンでの「コミットメント」の使い方について確認しましょう。
 

ビジネスでのコミットメントの意味

ビジネスの場面で使われる「コミットメント」は、一般的に「約束・公約」という意味合いで使用されています。

次に、「献身」という意味の「コミットメント」です。

これは、「関与の程度」を説明するときに「週3日はコミットできます」といった文脈で使用します。
 

コミットメントが含まれるビジネス用語

ビジネス用語でも「コミットメント」を含んだものが多くあり、次のようなものが挙げられます。

・トップコミットメント

これは、企業のトップ、つまりCEOなどが、企業としてのビジョンや社会貢献活動にどう取り組むかを表明する言葉を指します。

「公約のコミットメント」のトーンが入っています。

・コミットメントライン

金融業界で使われている用語で、「融資枠」を意味しています。「融資可能な上限額」を「コミットメントライン」と表現します。

・パブリックコミットメント

さまざまな分野において、公に何かを公言・公約することを「パブリックコミットメント」と表現することがあります。

ここでは、「コミットメント」の中でも、「ブランドコミットメント」という言葉に焦点を絞って、その意味を確認してみましょう。
 

ブランドコミットメントとは？

「ブランドコミットメント」とは、「ある特定のブランドに対する消費者のこだわりの強さ」を表す言葉です。

特定のブランドにこだわりをもつということは、数多ある商品の中から「選択している」ということであり、ブランドコミットメントは、消費者の情報収集の結果として発生するものです。
 

ブランドコミットメントで選ぶ視点とは？

ブランドコミットメントは、決して価格帯が基準になっていません。

スーパーであれば「品揃え」や「接客対応」など、価格以外の要素がブランドコミットメントの根底にあります。

ブランドコミットメントが強くなればなるほど、固定客になるので、その視点・基準はとても重要なポイントです。

心理学では、「コミットメント」はどのように使われているのでしょうか。

ここでは、心理学における「コミットメント」の使用方法について確認してみましょう。
 

心理学でのコミットメントの意味

心理学では、「コミットメントする」ということは、「決断する・積極的に関わる」という意味になります。

また、「コミットメント」は目標達成には不可欠と考えることから、「腹をくくる」というようなニュアンスとしても心理学ではとらえられます。
 

パブリックコミットメントとは？

ビジネス用語としても使われる「パブリックコミットメント」は、心理学でも使われている言葉です。

心理学では、「周りに目標を公言することで達成率が高くなる」という考えのもとにある「公言」の行為を指しています。
 

コミットメントを高めるには？

コミットメントを高める、つまり何かを達成するためには、「コミットメント」という言葉にもともとある「公にする」という行為がポイントになります。

これは、公言する、ということだけではなく、周囲の協力を得ることも含まれます。

「達成したいと決断すること」には、強い想いが背景にあるはずなので、その想いに忠実に、周りからの助けを得ながら「達成すること」を最優先することが、コミットメントを高めるうえで重要なことなのです。

金融業界では、「コミットメント」は特有な使われ方がされています。

ここでは、金融での「コミットメント」について確認してみましょう。
 

金融でのコミットメントラインとは？

ビジネス用語としてもご紹介した「コミットメントライン」は、金融業界の特有の使い方といえます。

これは、「融資可能な上限額」を指しており、「コミットメント」が「融資する」という意味で使われていることがわかります。
 

金融でのコミットメントラインの種類

コミットメントラインには大きく分けて2つの種類があります。

・コミットメントライン（スタンバイ）

非常時以外は引き出しを前提としないコミットメントライン

・リボルビングライン

常時引き出しを前提としたコミットメントライン
 

金融でのコミットメントラインの利用による効果

実際にコミットメントラインを利用することによって、次のような効果が見込まれます。

・流動性を安定して確保でき、かつ緊急時の補完ができる

・効率的な資金運用が可能になる

・国内外の格付けの維持ができる

さまざまな意味合いを持つ「コミットメント」ですが、最も重要なのは、そこに「責任」があるということです。

ビジネスマンとしてだけではなく、一個人として言動に「責任」をもって、社会に「コミットメント」していくことが私たちに求められています。

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