
【ディシジョンの意味とは】正しい意味や使い方についてご紹介します
皆さんは「ディシジョン」という言葉をご存知でしょうか?ビジネスシーンなどで使用されることが多い言葉ですがどのような意味や使い方があるのでしょうか。今回はディシジョンの正しい意味や使い方などについてご紹介してきますので、是非参考にしてみてはいかがでしょうか?
ビジネスでよく聞く「ディシジョン」の意味とは?
グローバル化が進み、英語を使った表現を使うことが一般的になりつつあります。
言葉によっては、日本語の一部のように一般化し、日常生活でも多用されるようなものもあります。
「デシジョン」という言葉はどうでしょうか。
「デシジョンメイカー」という表現で耳にしたことがあるかもしれません。
今回は、この「デシジョン」という言葉についてご紹介します。
関連記事
▶︎【ディーセントワークとは?】4つの戦略と推進事例を解説
語源は英語のdecision
「デシジョン」は、英語表記では「decision」となります。
Weblio英和辞典によると、「decision」には「決定・決断・解決・判決・決心・決意」という意味があります。
一般的には、日本でも「決定・決断」という意味で使われています。
ビジネス用語ディシジョンの意味とは
ビジネス用語としても、「ディシジョン」は「意思決定・決断」という意味をもちますが、その決定・決断の内容は経営に関わるものなど重要な案件を指して使われることが一般的です。
重要な局面で使われる言葉だということを念頭に置いていくことがポイントです。
ディシジョンの類義語
「ディシジョン」の類義語としては、その意味でもある「意思決定」という言葉がありますが、それ以外にも「デシジョンツリー」や「デシジョンテーブル」という言葉もあり、それぞれ「デシジョン」を基盤にした意味をもっています。
ビジネス用語の「マター」ってどんなビジネスシーンで利用するのでしょうか?
今年、新卒で入社した者です。
会社では様々な横文字が公用語のような感じで利用されていて、たまに全く話が分からない時があります。
今回質問させていただいた「マター」もその1つです。マターの意味自体は何となく理解したのですが、どういう状況で「マター」という言葉は用いるのでしょうか?
よく、「〇〇さんマターでお願いします!」みたいな事を上司に言われるのですが、これは「〇〇さんに任せます」という解釈で良いのでしょうか?
「主」でという意味ですね。
「〇〇さんマターでお願いします!」というのは○○さんがその仕事(プロジェクト)の・・・続きを見る
ディシジョンの例文や会話例など
ここでは、「ディシジョン」という言葉の例文や会話例について確認してみましょう。
ディシジョンの例文
「ディシジョン」を使った例文には次のようなものがあります。
- 経営陣のディシジョンに異議がある
- 大胆なコストカット案だったが、承認というディシジョンがくだった
- 本件の対処方法について、早急なディシジョンが求められる
このように、「ディシジョン」の意味する「決定・決断」は重要な案件の重要な決断に関連する場面で使われます。
ディシジョンの会話例
「ディシジョン」という言葉が使われる会話には次のようなものがあります。
A 先週の会議で出たA案とB案で先方のクライアントのディシジョンは確認したのか?
B まだ幹部の最終ディシジョンが出ていないとのことです。
A 想定しているタイムラインに間に合わなくなるから、明日までにはディシジョンを出してもらいなさい。
このように、上司と部下の会話で「デシジョン」が「決断・決定」という意味で使われています。
ディシジョンを含むビジネス表現について
ここでは、「ディシジョン」という言葉を含むビジネス表現について確認してみましょう。
ディシジョンメイキング
「ディシジョンメイキング」は「意識決定をすること」という意味です。
また「ディシジョンメイキングを行う人」という意味で「ディシジョンメイカー」という言葉も多用されています。
「早急なディシジョンメイキングが求められています」という表現では、「早急な意思決定が必要です」ということを意味しています。
ディシジョンツリー
「ディシジョンツリー」とは、問題解決の手法のひとつで正しい意思決定を導くために、取りうる選択肢とその結果を定量的にツリー図として可視化できるデータマイニングの代表的な手法です。
ディシジョンツリーの要素や作成手順について
ここでは、「デシジョンツリー」の作成の仕方について確認しましょう。
ディシジョンツリーの作成要素とは
「ディシジョンツリー」は、3種類のノード(機能図形)を分岐線で繋ぎながら作成していきます。
その3種類は次の通りです。
- 意思決定ノード:意思決定者がコントロールできる行動
- イベントノード:意思決定者がコントロールできない事象
- 結果ノード:結果
ディシジョンツリーの作成手順とは
「ディジョンツリー」を作成するには、まず意思決定したい命題を掲げることから始めます。
例えば、開発費用として500億円の投資必要で、成功率が6割、成功した場合の利益は1200億円の新薬開発を開始するかを決定したい場合、意思決定ノードとして「新薬開発への投資」が入り、イベントノードに「成功確率6割」が入るということになります。
それぞれのノードから結果ノードを矢印で入れ、そのツリー図の中で期待値を算出し、意思決定の判断材料にするのが「ディジョンツリー」です。
ディシジョンツリー分析の活用事例は?
ここでは、「ディシジョンツリー」分析の実際の活用事例を確認してみましょう。
流通業・金融サービス・外食産業向けの活用事例
流通・金融サービス・外食産業向けの活用事例としては、次のような目的で「デシジョンツリー」分析が活用できます。
- 顧客層分析
- 商品・サービスの購入要因の把握
- 商品・サービス離脱要因の把握
- 顧客の嗜好・選択基準の把握
- 来店客数予測・供給量調整
マーケティングはもちろん、業務効率化のための項目に関する意思決定が「ディシジョンツリー」分析によって効果的に進めることが見込めます。
通信サービス業・製造業向けの活用事例
通信サービス業・製造業向けの活用事例としては、次のような項目における分析が挙げられます。
- 通信障害・機器故障原因の把握
- 不良品発生要因の把握
- 不良品発生率の把握
このような項目を「ディシジョンツリー」分析を用いて意思決定を進めることで、サービス・作業効率の向上や生産精度の向上を見込むことができます。
まとめ
「ディシジョン」はその内容が及ぼす影響が大きくなればなるほど、そこに至る根拠が必要になります。
意思決定を効果的に行うデータマイニング手法である「ディジョンツリー」を使いこなすことで、規模の大小を問わず、意思決定を分析に基づいて行うことができます。
英語の意味として理解していても、実際のビジネスシーンで使われているニュアンスや、特定の表現の一部として使われることで、特定の意味をもつことがあります。
それぞれのビジネス用語がどのような場面でどのような意味として使われているのかを、都度正しく把握していくことが大切です。
キャリアアップを進めることで、「デシジョンメーカー」の立場になったとしても、冷静に状況分析ができるように、常に「自分が知らないこと」に対してのアンテナを磨くことが、日々変わりゆく時代に対応できるビジネスマンとしてのスキルにつながるでしょう。
あらゆる疑問を匿名で質問できます
約90%の質問に回答が寄せられています。
あらゆる疑問を匿名で質問できます
約90%の質問に回答が寄せられています。