
【年末調整でマイナス】不足の原因や理由は?対処法についてご紹介
皆さん、年末調整でマイナスになった場合の対応方法についてご存知でしょうか。この記事では、年末調整でマイナスになる原因や、過不足額の計算方法についてご紹介致します。また、マイナスになった場合の対応方法や、不足額徴収繰延承認申請書についても解説致しますので是非参考にしてみてください。
年末調整で表記がマイナスになる場合
毎年、年末に騒がれるのが年末調整です。
その中で、年末調整をしてマイナスの表記が出てしまった、と言うことを経験された方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回こちらの記事では、年末調整でマイナスになってしまう原因や理由、またその時の対処法などをまとめましたので、ぜひ、参考にしてみてください。
不足額の追徴が発生する
まず、マイナスになってしまった場合、不足額の追徴が発生してしまいます。
この場合、その月の給料から追徴分が差し引かれますが、それでも足りない場合、さらに追徴がついたうえで翌月に引かれてしまうのです。
追徴を伸ばしたい場合
そのため、追徴を伸ばしたい場合は、年末調整による不足額徴収繰延承認申請書をその年の、給与を受け取る日の前日までに所管の税務署に提出しなければいけないのです。
つまり、マイナスになってしまうと納めないといけない税金が増えてしまって負担が大きくなってしまうのです。
過不足額の計算方法
過不足か不足していないかを計算する方法を説明します。
まず12月の給料が確定したら、ボーナスなどの賞与を含めた年間収入額と、源泉徴収した年間の税金額を集計します。
そのうえで年間収入額から給与所得控除の額を引きます。
余った額が還付、不足分が追徴される
さらにそこから、「扶養控除額」「保険料控除額」「基礎控除」など引いて年間所得額を出します。
その年間所得額を税率にかけて、所得額ごとの控除額を引くことで年調年税額を出します。
そして、年調年税額と源泉徴収した年間の税金額を差し引きし、余った額が還付され、足りない分が追徴されてしまうのです。