【空売り初心者へ】金融機関が個人投資家に空売りを勧めない理由！

空売りは機関投資家が行うことが多く、機関投資家は空売りで膨大な利益をあげています。

この記事では、空売りと機関投資家について解説し、機関投資家がどのようにして、空売りで利益を出しているのかを明らかにします。

空売りの仕組みを知っておくと、どのようにすれば利益を出せるのかがわかるようになってきます。

ここでは、空売りの仕組みについて解説します。
 

空売りとは何か

株の空売りは信用取引口座を開設すると行えるようになり、株価が下落している時でも儲けを出すことができます。

ヘッジファンドなどの機関投資家は株の空売りで儲けており、個人投資家も空売りを行うことで、利益を出せる可能性が高まります。
 

空売りの仕組みを解説する

通常の株式投資では、購入した株が値上がりした時に売ることで利益が得られる仕組みですが、空売りは証券会社から借りてきた株を先に売り、後から買い戻すことで利益が得られる仕組みです。

先に売ってから買い戻すため、空売りは株価が下がったタイミングで買い戻すと利益が得られる仕組みになっています。

逆に、売った時よりも株価が高くなったタイミングで買い戻すと、損失が発生します。
 

空売りのメリットとデメリットは

空売りのメリットは、相場の下落局面でも利益を出すことが可能な点です。

通常の株取引では相場の下落局面で利益を出すことは難しいですが、空売りを行うことで相場がどのような状態であっても利益を出すことができるようになります。

空売りは信用取引の手法であり、株を証券会社から借りる際には、貸株料が毎日かかります。

貸株料の他に逆日歩がかかる場合があり、貸株料の他にも逆日歩の支払いが必要になってきます。

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個人投資家は空売りをあまり行っていませんが、機関投資家は空売りを積極的に行っており、膨大な利益をあげています。

ここでは、空売りと機関投資家について解説します。
 

機関投資家とは何か

機関投資家とは、潤沢な資金で株式投資を行っている大口の投資家のことです。

ヘッジファンドなどが機関投資家に該当しますが、保険会社や銀行、政府機関、証券会社なども機関投資家に該当します。

保険会社は顧客から集めた保険料を株式投資で運用しており、政府機関の年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は世界最大の機関投資家です。
 

なぜ機関投資家の空売りは成功するの？

機関投資家は株式投資のプロであり、ビッグデータなどを活用することで、個人投資家では不可能な分析をして投資対象の銘柄を決めています。

機関投資家の分析は的確で、どの程度まで株価が下がれば、損切りする人が増えるかを把握しており、価格帯ごとの買い需要の予測も的確です。

機関投資家は株価の推移を的確に予想することができ、資金も潤沢にあるため、空売りが成功する確率は極めて高く、多くの機関投資家は空売りで膨大な利益をあげています。
 

機関投資家と個人投資家の売買手法を比較すると

機関投資家と個人投資家では資金力が大きく異なり、機関投資家は顧客から集めた膨大な資金を使って株式投資を行っています。

調査力も全く異なり、機関投資家は投資対象の企業を徹底的に調べ上げ、企業の将来性などを的確に予測します。

株式投資では個人投資家よりも、資金力と調査力が優れている機関投資家の方が圧倒的に有利です。

一般的に金融機関は個人投資家に空売りをすることを推奨しません。

ここでは、金融機関が個人投資家に空売りを勧めない理由を明らかにします。
 

金融機関の自己売買部門とは

証券会社には自己売買部門という部署があり、自己売買部門では、ディーラーやトレーダーと呼ばれる株取引の専門家が証券会社の資金で株式の売買を行います。

証券会社が行っている自己売買のことをディーリングやディーラー業務といい、証券会社の収益源になっています。
 

自己売買部門の常套手法とは

証券会社の自己売買部門では、個人投資家に株を買わせて株価を押し上げ、高くなった時点で空売りを仕掛けます。

証券会社の自己売買部門は多額の資金を使ってトレードを行っているため、証券会社の自己売買部門が空売りを仕掛けると株価は暴落します。

証券会社の自己売買部門は、株価が暴落した時点で買い戻すと膨大な利益が得られるという仕組みです。

このように、証券会社の自己売買部門は空売りをすることで儲けているため、個人投資家には空売りを推奨せず、株を購入することを勧めるわけです。
 

ヘッジファンドなどの機関投資家は空売りをすることで儲けていますので、空売りをする際には空売り機関の空売り残高をチェックすると、空売りをする銘柄を選びやすくなります。

ここでは、空売り機関の空売り残高をチェックできる空売りネットの見方を解説します。
 

空売りネットとは何か

空売りネットとは、空売り機関の空売り残高を銘柄別でチェックできるサイトで、空売り機関の動向を把握することで、空売りの銘柄探しをする際に役立ちます。

空売り機関は空売りのプロですので、空売り機関が空売りを仕掛けている銘柄は、今後の値下がりが期待できます。
 

個別銘柄別の空売り残高情報を調べるには

個別銘柄別の空売り残高情報を調べるには、空売りネットのトップ画面の左上にある検索フォームに、空売り残高情報を調べたい企業名や証券コードを入力するだけで簡単に調べられます。

空売りネットでは、個別銘柄別の空売り残高情報は1日単位で表示されます。
 

空売り機関別の空売り残高情報を調べるには

空売り機関別の空売り残高情報は、調べたい空売り機関の会社名をクリックするだけで、空売り機関が空売りを仕掛けている銘柄と空売り残高の一覧表が表示されます。

残高割合や増減率、増減量など、いろいろな情報を入手することができ、データを分析することで、銘柄選びの参考になります。

空売りは投機性が高い取引であるため、いろいろな規制が設けられています。

ここでは、主な空売り規制について説明します。
 

空売り規制とは何か？

空売り規制とは、株価の意図的な売り崩しを防止するために空売りを規制することであり、トリガー抵触銘柄は直近取引価格以下の金額で51単元以上の発注をすることが禁止されます。

規制の対象になるのは51単元以上の発注だけに限られますので、50単元以内であれば、トリガー抵触銘柄でも空売りをすることは可能です。
 

空売りポジションの報告義務とは何か？

空売りは投機性が高い取引であるため、空売りにはいろいろな規制が設けられています。

空売りポジションの報告・公表制度は空売り規制のひとつで、発行済み株式の0.2%以上の空売りポジションを保有している者は、証券会社を通じて取引所に報告する義務が生じます。
 

空売り比率とは何か？

空売り比率とは、1日の売り注文全体に対して空売りの割合がどの程度あるのかを示す指標です。

機関投資家とは圧倒的な資金力を誇る大口投資家であり、空売りで膨大な利益をあげています。

機関投資家と個人投資家を比べると、機関投資家の方が資金力や調査力が優れており、空売りが成功する確率は非常に高いです。

個人投資家が空売りで利益を出すには、空売り機関の動向を分析することが必要であり、空売りネットを利用すると、空売り機関の空売り残高を銘柄別でチェックできます。

最後に、JobQで投稿された関連質問を併せて見てみましょう。

儲かる投資はなんですか？

社会人になって、貯金もかなり貯まってきたので投資を始めようと思うのですが、皆さんはどんな投資をしていますか？

FXは危ないと聞いたりしますが、サラリーマンの私が始めるなら何からが良いでしょうか？

これだって言うのは教えられないです。

教えたくないというのと、これが本当に正解なのか自分にもわからないからです。

取り敢えずNISAで投資を少し体験してみては？銀行等に聞けば親切に色々教えてくれますよ。

行く前にはマイナンバーカードとか持っていっておいた方が良いですよ。でも、 …続きを見る