
野菜ソムリエになるには?なり方と費用・期間・必要スキルを解説
野菜や果物に精通している野菜ソムリエ。最近話題の野菜ソムリエですが、野菜ソムリエになるためには資格が必要になります。そこで、今回は資格を取得するための方法、必要となる費用などをまとめてご紹介します。
野菜ソムリエになるには民間資格が必要
最近話題となっている野菜ソムリエですが、以前は青果食品関係者のための「ベジタブル&フルーツマイスター」という名称の検定試験でした。
しかし、近年の食育ブームの影響を受けて、「野菜ソムリエ」に改名しました。
野菜ソムリエになるためには「日本野菜ソムリエ協会」が主催している民間資格を取得する必要があります。
検定試験の勉強を通じて、野菜や果物の幅広い知識を身につけることが目的です。
野菜ソムリエになるには
先ほど述べたように野菜ソムリエになるためには、日本野菜ソムリエ協会が認定している民間資格を取得する必要があります。
資格の取得は、以下のような流れとなっています。
Step.1 | 養成講座を受講する |
Step.2 | 修了試験に合格する |
野菜ソムリエはレベルごとに「野菜ソムリエ」「野菜ソムリエプロ」「野菜ソムリエ上級プロ」と3種類のコースがあります。
野菜ソムリエ上級プロは、野菜ソムリエプロを取得してないと受験することができません。
そのため、取得するためには長い期間と多額の費用を必要になりますので、事前によく調べてから準備を始めましょう。
その分、将来の活動に役立つことが多いので、本格的に野菜ソムリエになりたいという方はぜひ検討してみてください。
1.野菜ソムリエの養成講座を受ける
養成講座の中にも「通学制」「半通学制」「通信制」などの種類があるため、自分の条件に合ったものを選ぶことが可能です。
どのコースを選んだとしても、費用に差はありません。
ただ、通学制や半通学制のコースに関しては、受講できる場所や日程が決まっています。
受講を悩んでいるという方は、公式サイトで「無料講座説明会」も募集しているため、まず説明会に参加し、その後受講の判断をすることをおすすめします。
参考サイト:日本野菜ソムリエ協会 公式サイト
2.野菜ソムリエの修了試験に合格する
養成講座のカリキュラムをすべて受講したら、修了試験を受けることができます。
通信制の場合でも、修了試験は試験会場に直接行かないといけないので、あらかじめ確認しておきましょう。
試験内容 | 合格率 | |
野菜ソムリエ | マークシート試験 | 約70% |
野菜ソムリエプロ | 記述式の筆記試験 口答試験(プレゼン・面接) |
約30% |
野菜ソムリエ上級プロ | スクーリング 事業計画書の提出 |
ー |
試験内容は、野菜ソムリエは筆記試験のみでマークシート方式になっています。
野菜ソムリエプロになると、筆記試験後に面接やプレゼンなどの項目が追加されます。
習得した知識を他者に伝える力が試されます。
野菜ソムリエになるには養成講座で何を学ぶ?
コースによって変わりますが、基本は野菜や果物の知識を学ぶことが目的です。
野菜ソムリエプロ以上になると、仕事への活かし方、起業や開業といった、資格を仕事につなげるための実践的な内容になります。
そのため、本格的に仕事につなげていきたいと考えている場合は、野菜ソムリエプロ以上を取得しておくと目標に大きく近づくといえるでしょう。
野菜ソムリエになるには費用がいくらかかる?
野菜ソムリエになるためには、以下の費用が必要となります。
コース | 費用 | 詳細 |
野菜ソムリエ | 148,000円 | 初回試験料含む |
野菜ソムリエプロ | 320,500円 | 初回試験料含む ※野菜ソムリエを取得済みの場合は172,500円 |
野菜ソムリエ上級プロ | 270,000円 | 初回試験料含む ※野菜ソムリエプロの取得が受講条件 |
このように野菜ソムリエになるための費用は、決して安いものではありません。
野菜ソムリエ上級プロを取得するためには、合計で590,500円が必要となります。
そのため、野菜ソムリエ取得の目的をはっきりさせてから受講することが望ましいでしょう。
参考サイト:日本野菜ソムリエ協会 公式ホームページ
野菜ソムリエになるにはどのくらい期間がかかる?
野菜ソムリエは、資格取得のための入金をしてから1年以内が修了試験の受験期間と設定されています。
そのため、長くても1年以内が目安となります。
また、実際に資格取得にかかる期間は、通学制や通信制などどのコースを受講するかによって変わってきます。
特に、通信制を選んだ場合は、自宅にDVDが送られてくるので好きなタイミングで勉強できますが、受講を終える期間は自分のペース配分次第です。
野菜ソムリエになるにはどんなスキルが必要?
ここまで、野菜ソムリエの資格を取得するには、養成講座で知識を学び、修了試験に合格することが求められることをご紹介してきました。
ですが、資格を取得することは最終的な目的ではなく、実際に野菜ソムリエとして活動することが目的となります。
そのために必要なスキルをご紹介していきます。
スキル①野菜や果物が好きであること
野菜ソムリエになるためには、野菜や果物に関する知識を幅広く身につけなければいけません。
そもそも、野菜や果物に興味・関心がないと学ぶ意欲が低くなりがちですし、続けていくのが難しいと思います。
そのため、最低条件として「野菜や果物が好き」というのは、野菜ソムリエになるために必須のスキルです。
スキル②自分で学んだことを活かせる
野菜ソムリエの資格だけでは、就職や転職の際に大きく有利に働くことは少ないです。
そのため「野菜ソムリエの資格をどのように活かすのか」が重要になります。
就職や転職であれば「野菜ソムリエの資格を企業でどのように活かせるのか」を明確に伝えることが重要です。
他にもフリーランスとして活動するという選択肢もあるので、野菜ソムリエの知識をどのように活かすのかを考える必要があります。
スキル③分かりやすく伝える
野菜ソムリエは、野菜や果物の良さをたくさんの人に伝えることを役割としているため、情報を分かりやすく伝える能力が役立ちます。
野菜ソムリエというのは「自分で作業して終わり」ということはなく、その先には常に相手がいる仕事です。
野菜や果物について学んだり、レシピを開発することも、最終的には「たくさんの人に野菜や果物の良さを伝える」ことに繋がっています。
野菜ソムリエになるには|まとめ
いかがだったでしょうか。
知名度が増してきている野菜ソムリエですが、費用や取得にかかる期間などを考えると、気楽に取得できるものではないということが分かったと思います。
そのため、普段の生活で活かす知識のためだけに、野菜ソムリエを取得するのはハードルが高いかもしれません。
ですが、目標をもって取得するのであれば、野菜ソムリエは幅広く応用でき、将来の選択肢を広げてくれることは間違いありません。
企業の社員や、フリーランスとして活躍している野菜ソムリエもたくさんいるので、野菜の良さをたくさんの人に伝えたいと考えている方には特におすすめです。
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約90%の質問に回答が寄せられています。
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