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品質管理 資格

品質管理・品質保証におすすめする7つの資格|資格取得のメリットも解説

今回は品質保証や品質管理の仕事に役立つおすすめの資格をご紹介します。品質保証には特定の資格が必要なのか分からない方や、品質保証や品質管理の仕事に興味がある方に向けて、それぞれの資格に関して難易度や概要、さらに資格取得のメリットも解説していきますので、ぜひご覧ください。

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品質管理・品質保証の仕事で役立つ資格

品質管理や品質保証の仕事で役立つ資格には何があるのでしょうか?
 

品質保証には特定の資格はない

まず、品質保証の仕事を行うにあたって、必ず取得しなければいけない必須の資格はありません。

しかし、品質管理で働くにおいて取得をおすすめできる資格は存在します。

また、JobQでは品質管理に関連して生産管理におすすめの資格についても別記事で詳しく解説していますので、ぜひ併せてご覧ください。

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品質保証も品質管理の資格があると有利

品質保証の仕事をしている人は、品質管理の資格品質管理検定を受けることがおすすめです。

一般的に、大企業では品質保証と品質管理で部署が分かれている場合が多いです。しかし、中小企業の場合は品質保証と品質管理の両方の業務を行うことがあります。品質保証の仕事をしていても、人員不足などの原因で品質管理の仕事も任されることもあるかもしれません。

品質保証として働いていても、品質管理検定の資格を持っていることで、業務の幅が広がるのです。

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ここで、品質管理に関してJobQに寄せられた質問をご紹介します。

 品質保証部のGMP、データのチェック、品質管理業務はどんな仕事内容なのですか?

品質保証部のGMP、データのチェック、品質管理業務の人たち向けのマニュアル作成といった求人にご採用いただけたのですが、一切の実務経験がなく非常に不安です…

なぜ自身もないのに受けたのかというと派遣でこんなところがあって実務経験不問何でどうですかとのことで受けた次第になります。

いまいち仕事内容を調べても理解ができないのですが、ただのデータ入力ではなく品質検査をしている人たちの管理?をするような業務ということでしょうか?

仲介した人か相手先に直接聞いたほうが早いんですが、知らない世界ではないためざっくりと。。。

GMP:品質管理基準の作成とその維持管理。

品質管理を噛み砕くと検査業務になるんですが、品質管理基準作成をざっくり言うと続きを見る

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品質管理・品質保証におすすめの7つの資格

次に、品質管理や品質保証の仕事をする方におすすめの7つの資格をご紹介します。

  • 品質管理検定(QC検定)
  • ソフトウェア品質技術者資格認定制度(JCSQE)
  • JSTQBテスト技術者資格認定
  • QCサークル指導士資格認定制度
  • CQE・CSQE資格認定制度 更新手続き
  • 信頼性技術者資格認定制度(JCRE)
  • マネジメントシステム監査検定
     

QC検定(2級)

資格名 品質管理検定(QC検定)2級
試験内容 品質管理の実践、品質管理の手法
レベル 一般的な職場で発生する品質に関係した問題の多くを QC 七つ道具及び新 QC 七つ道具を含む統計的な手法も活用して,自らが中心となって解決や改善をしていくことができ、品質管理の実践についても,十分理解し,適切な活動ができるレベル。
基本的な管理・改善活動を自立的に実施できるレベル。
合格基準 出題を手法分野・実践分野に分類し、各分野の得点が概ね50%以上であること。
及び、 総合得点が概ね70%以上であること。
受験料 2級:6,380円(個人申込の場合)※掲載の受検料は第38回試験適用です。
おすすめ度 ★★★★★

参照:QC検定 | 日本規格協会 JSA Group Webdesk

品質管理検定(QC検定)とは、品質管理の知識を測る筆記試験です。全国で年2回実施されています。

4級〜1級があり、数字が小さくなるにつれて難しくなります。

日本規格協会 JSA Groupによると、品質にかかわる部署(品質管理・品質保証・研究・開発など)の管理職やスタッフは、2級を取得するのが目安とのことです。2級を取得することで、品質管理の基本や、改善活動を自立的に実施できることの証明となるためです。

いきなり2級の受験のハードルが高いと感じる人は、4級・3級から始めてもいいでしょう。2級の試験範囲には、4級・3級の内容も含まれます。
 
参照:QC検定 | 日本規格協会 JSA Group Webdesk

ソフトウェア品質技術者資格認定制度(JCSQE)初級

資格名 ソフトウェア品質技術者資格認定制度
試験内容 出題範囲は初級シラバス(Ver.3.0)に準拠。
シラバス内には、知識レベルを設けているが、知識レベル1~3で出題。
※シラバスは不定期に更新されます
レベル・合格率 初級 52.7%(第31回試験)
合格基準 初級 正答率70%ほど
中級 正答率70%程度(選択式、記述式ともに)
受験料 初級  15,400円(税込)中級  20,900円(税込)
おすすめ度 ★★★★☆

参照:資格認定制度の創設にあたって | JCSQE ソフトウェア品質技術者資格認定

ソフトウェア品質技術者資格認定制度は、ソフトウェア技術者の品質技術を工場を目的とした試験です

品質保証に携わる人だけでなく、開発者、技術者、プロジェクトリーダー・マネージャー、経営者など、ソフトウェア品質に携わる全ての人を対象としている試験です。

合格することで、ソフトウェア品質力が「日本科学技術連盟」から認定されることとなります。資格保有によって、ソフトウェアに関する専門知識を有していることを証明できるでしょう。

詳しい出題範囲は、JCSQEのホームページに公開されているため、目を通しておきましょう。

合格率についてですが、初級は50%を越えており、取得の難易度はそこまで高くないことが予想できます。
 
参照:資格認定制度の創設にあたって | JCSQE ソフトウェア品質技術者資格認定

JSTQBテスト技術者資格認定

資格名 JSTQB技術者資格認定
試験内容 ISTQBテスト技術者資格制度Advanced Levelシラバス
および ISTQBテスト技術者資格制度Foundation Levelシラバスに準拠
レベル・合格率 Advanced Level(TM)試験 41.6%(第7回ALTA試験)
Foundation Level試験 51.7%(第32回FL試験)
合格基準 -
受験料 (税込) Foundation・Advancedどちらも22,000円(税込)
おすすめ度 ★★★★☆

参照:JSTQB認定テスト技術者資格

JSTQB技術者資格認定とは、JSTQB(日本におけるソフトウェアテスト技術者資格の運営組織)が運営している認定資格です。

資格の取得により、ソフトウェアテスト技術に関する知識を身につけることが可能です。JSTQBが運営するソフトウェアテスト技術者資格は、海外でも有効である点が強みです。

試験レベルは「Foundation」「Advanced」があります。Foundation Levelは約半年に1回、Advanced Levelについては不定期に実施しています。

2024年5月時点で最新の第32回Foundation Level試験の合格率は51.7%でした。比較的取りやすい資格といえるでしょう。
 

QCサークル指導士資格認定制度

資格名 QCサークル指導士資格認定制度
試験内容 QCサークル推進者コース
レベル・合格率 難しい
合格基準 6日間 実務経験など2年から3年以上
受験料 (税込) 132,500円
おすすめ度 ★★☆☆☆

参照:事業詳細 | セミナーサイト | 日本科学技術連盟

QCサークル指導士資格認定制度は、企業や団体で正しくQCサークル活動を教育・指導できる人を「QCサークル指導士」として認定する制度です。

新規資格取得を希望する場合、まず「QCサークル推進者コース」を受講する必要があります。6日間のカリキュラムと、認定試験を経て、合格した場合は資格の登録申請が可能です。

登録申請をする際には審査があります。QCサークル実務経験、指導に関わる3年以上の実務経験など、過去の活動が確認され、指導士資格審査委員会の審議を経て、QCサークル指導士の登録書を発行ができるのです。
 
参照:事業詳細 | セミナーサイト | 日本科学技術連盟

CQE・CSQE資格認定制度

資格名 CQE・CSQE資格認定制度
試験内容 CQE(品質技術管理)
CSQE(ソフトウェア技術管理士)
※現在英語版の試験のみ
レベル・合格率 -
合格基準 -
受験料 (税込) -
おすすめ度 ★☆☆☆☆


CQE・CSQE資格認定制度とは、アメリカ品質協会(ASQ)のうち、CQE(品質技術管理)CSQE(ソフトウェア技術管理士)の資格です。

現在、受験者が減ったことが原因で、日本語版の資格試験は行なわれていません。
 

信頼性技術者資格認定制度(JCRE)

資格名 信頼性技術者資格認定制度(JCRE)
試験内容 JCRE初級レベル:「信頼性セミナー基礎コース」修了の知識レベル
レベル・合格率 基礎的な信頼性工学の知識レベル
合格基準 初級 70点以上
中級 書類審査・面接の通過
上級 書類審査・面接の通過
受験料 (税込) 初級    16,500円(税込)
中級    27,500円(税込)
上級    27,500円(税込)
おすすめ度 ★★★☆☆

参照:日科技連認定 信頼性技術者資格認定制度

信頼性技術者資格認定制度とは、信頼性・品質保証業務に携わる技術者向けの資格で、信頼性全般に関する基礎的知識がある「信頼性技術者」であることを証明する資格です。

受験推奨者は、様々な分野の信頼性・保全性・安全性に携わる品質管理、品質保証部門や研究、設計開発などの職の人です。これから就職を考えている大学生にもおすすめの資格です。

資格を管轄している一般財団法人日本科学技術連盟によると「信頼性技術者」とは、基本的な問題解決に有効な手法が利用でき、信頼性の向上活動を自立的に実践できるエキスパートと定義づけられています。

階級は初級・中級・上級の3つあり、初級の試験はマークシート方式で、信頼性技術に関する問題が問われます。中級、上級以上は書類審査と面接によって合否が決定されます。
 

マネジメントシステム監査検定

資格名 マネジメントシステム監査検定
試験内容 各項目の出題範囲を確認
レベル・合格率 中級:これから監査員を目指す、または現在監査員として活動している人
上級:監査経験があり、監査リーダーとして活動している人、または活動予定の人
合格基準 -
受験料 (税込) 中級:11,550円(税込)
上級:14,300円(税込)
おすすめ度 ★★★☆☆

参照:マネジメントシステム監査員検定

マネジメントシステム監査検定とは、マネジメントシステムの有効性を高めることを目的とする、重要な監査員の力量向上と力量を把握ための取得する資格です。

資格レベルは中級と上級の2つがあります。

これから品質保証や品質管理を目指す方たちが最初から取得するのではなく、ステップアップやスキルアップのために取得することをおすすめします。

また、品質(ISO19011)としての基礎的理解、自分の理解度を示すためにも取得をおすすめされる資格です。

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品質管理・品質保証が資格を取得するメリット

最後に今回ご紹介した資格を取得するメリットをお伝えします。

本記事では、8つの資格をおすすめしてきました。

品質管理・品質保証の資格取得のメリットは以下のようになります。

  • 就職や転職をする際の自己PRに役立つ
  • スキルアップに繋がる

品質保証や品質管理の仕事を始めたい方は品質管理検定の取得をすることで、就職や転職で自己PRすることで採用に有利になります。

また品質保証や品質管理の仕事をしている方であれば、必要に応じて資格を取得することで、可能な業務が増えたり、ご自身の成長やスキルアップにつながったりするというメリットがあります。

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【品質管理職】に転職するには?
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品質管理におすすめに関する資格のまとめ

品質管理・品質保証に役立つおすすめの資格はあるということについて、最後にもう一度まとめておきたいと思います。

  • 品質管理だけでなく、品質保証も品質管理検定(QC検定)の取得がおすすめ
  • 仕事をしながら自分のスキルアップのために資格を取得する

今回のおすすめした資格に挑戦して、スキルアップを図ってみてはいかがでしょうか。

 

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