
専門商社として働くと年収はどのくらいもらえるの?【徹底調査!】
専門商社の社員は年収をどれほどもらうことができるのでしょうか。今回は専門商社で働く社員に年収について伺いました。総合商社と比較するとどれほど年収に差があるのでしょうか。専門商社の年収ランキングはどのようになっているのか等をご紹介します。
専門商社の年収は低い?総合商社との差とは
商社には総合商社と専門商社がありますが、それぞれ年収に違いがあるのか気になるところですよね。
同じ商社ですが、扱っているものや会社の規模が違うと当然年収も変わってきます。
専門商社と総合商社の年収の違いについて見ていきましょう。
専門商社・総合商社の平均年収
専門商社と総合商社に分けてそれぞれの平均年収について調べてみると以下のようになりました。
まず専門商社の年収ですが、全業種を合わせて全体の平均をとると、だいたい600万円前後になります。
専門商社で年収が高い会社の上位3社については以下のようになっています。
- 1位…三洋貿易 約905万円
- 2位…ラクト・ジャパン 約900万円
- 3位…伊藤忠エネクス 約890万円
上記は社内の平均年収のデータですので、専門商社でも1,000万円程度の年収を得ている人がいるかもしれません。
総合商社の場合は年収1,000万円を超える場合も多くなります。
総合商社の平均年収上位の会社のデータでは以下のような数字があります。
- 三菱商事…平均年収約1,350万円
- 住友商事…平均年収約1,340万円
いずれも日本を代表する商社ですが、やはり総合商社の方が年収は高くなります。
総合商社の方が高いのはなぜ?
商社勤務の給料は初任給は他の業界とあまり変わらないと言われています。
その後業績によってボーナスが支給され、昇給するに従って年収がアップしていきます。
総合商社の方が取引先のバリエーションが多く、本人の能力次第で業績を高めることができますので、それが給料にも反映されやすくなります。
総合商社は海外で勤務することも多く、そうなると高額の手当がつきます。
海外勤務もこなしてステップアップしていくことでどんどん年収が高くなっていくという流れができやすいのが総合商社です。
中小専門商社の平均年収とは
専門商社の中でも規模の小さい会社についても見てみましょう。
中小専門商社にはどんな企業がある?
中小専門商社とは、対象地域を絞って営業している商社があります。
大手メーカーに部品を卸している機械関連の商社や、地域限定の食品関連の商社などさまざまです。
創業から歴史が長い会社も多いです。
たとえば、機械関連の商社橋本商工株式会社は、創業80年以上の歴史があり、長年日本のものづくりを支えている会社です。
電子部品や半導体専門の商社である創業90年の株式会社エミヤはパナソニックや東芝と取引を行っている北海道の会社です。
中小専門商社の平均年収
中小専門商社の年収は業種や会社の規模に応じて実に様々です。
専門商社全体の平均年収は600万円前後となりますので、中小専門商社の年収は600万円前後かそれよい低い場合が多いと考えられます。
専門商社の平均年収ランキング
専門商社全体の中で年収が高い会社についてまとめました。
平均年収ランキング
専門商社の平均年収について高い順にランキングにすると以下のようになります。
- 1位…三洋貿易 905万円前後
- 2位…ラクト・ジャパン 900万円前後
- 3位…伊藤忠エネクス 895万円前後
- 4位…ミツウロコグループHD 890万円前後
- 5位…長瀬産業 880万円前後
- 6位…アルコニックス 870万円前後
- 7位…岩谷産業 850万円前後
- 8位…キヤノンマーケティングジャパン 845万円前後
- 9位…稲畑産業 840万円前後
- 10位…岡谷鋼機 835万円前後
ランキング上位には色々な業種の専門商社が入っていますが、上位になると総合商社に近い給料を得ることができるということがわかります。
人気のある専門商社とは
就職希望の多い専門商社としては、大企業グループの専門商社が人気です。
上記の年収上位の中にも入っているキャノンマーケティングジャパンや伊藤忠エネクスなどが代表的な例です。
総合商社の平均年収ランキング
次に総合商社の年収ランキングを見ていきましょう。
総合商社の平均年収ランキング
総合商社の平均年収上位の会社は以下のようになっています。
- 1位…三菱商事 1,350万円
- 2位…住友商事 1,340万円
- 3位…伊藤忠商事 1,340万円
総合商社の年収上位の会社は専門商社と比較して平均年収が明らかに高い結果になりました。
3社ともほぼ同じ金額となっており、そのときの業績の変化で順位が変わるかもしれません。
人気のある総合商社とは
人気のある総合商社はやはり業績が高く年収も高い会社です。
仕事量は多く海外での勤務もありますが、それに見合った年収が得られますので労働環境としては良好です。
人気の総合商社としてはやはり伊藤忠グループ、住友商事グループ、JFE商事株式会社、全日空商事株式会社などになるでしょう。
優良企業・ホワイトな専門商社とは?
専門商社の労働環境などについても知っておきましょう。
ホワイトな専門商社の判断基準
商社の仕事は業種や時期などによって激務になることもあります。
これから就職する人はブラック企業は避けたいところですよね。
ホワイトな専門商社の判断基準として、まず大企業グループの商社なら労働環境もよい場合が多いです。
たとえば、就職希望の多い専門商社としてキヤノンマーケティングジャパンがあります。
こちらは、日本国内でキヤノン製品の販売などを行っていますが、離職率が低い会社です。
データとして社員の平均年齢が46歳と若干高めになっていますので、それだけ若いうちに辞めていく人が少ないと考えられます。
離職率が低い会社は労働環境がよい場合が多いため、ホワイト企業の見分け方として離職率に注目するのもよいでしょう。
おすすめの専門商社とは
就職希望をする先としておすすめの専門商社は、やはり業績が安定している有名な大企業グループの商社です。
たとえば、伊藤忠エネクスは伊藤忠グループのエネルギー関連の商社で、売上高も上位に入っています。
上記で紹介したキヤノンマーケティングジャパンもキヤノングループの企業ですし、大企業グループは労働環境も良好な場合が多いです。
あらゆる疑問を匿名で質問できます
約90%の質問に回答が寄せられています。
あらゆる疑問を匿名で質問できます
約90%の質問に回答が寄せられています。