
【オリエンテーションの意味とは】ガイダンスとの違いについてなど
入社時や入学式後などにある「オリエンテーション」ですが、そもそも「オリエンテーション」とはどんな意味をもつ言葉なのでしょうか。オリエンテーションだけでなく似たような場合に使われる「ガイダンス」との違い等も含めてご紹介していきたいと思いますので、是非参考にしてみてください。
オリエンテーションの意味を誰でもわかりやすく解説
会社にあたらしく入社したり、学校に入学すると「オリエンテーション」という言葉を耳にしますが、その正しい意味や目的を理解している人は少ないのではないでしょうか。
今回は「オリエンテーション」についての意味を説明していきます。
オリエンテーションを一言で言うと?
オリエンテーションを一言で言うと「動機づけ」です。何事も始める前に、その始める事の意味や目的、方向性を理解しておくことが重要です。
「動機」のない行動には、魂が入らないので、働く上でも、学ぶ上でも「動機」は大きな意味を持ちます。
ですので、「オリエンテーション」=「動機づけ」が、まずはじめに実施されます。
オリエンテーションの語源は英語?
オリエンテーションの語源は英語ではなく、ラテン語から来ています。
オリエント=Orienteは「東方」を意味し、太陽は東から登り、東から光が差すので、東方からという意味合いからやがて、「方向付け」「動機づけ」というような解釈がされるようになったといわれています。
オリエンテーションはオリエンと略されることも
コミュニケーションの場では略語が使用され、それが一般的な言葉として浸透する事がよくあります。
プレゼンテーションがプレゼンと略されたり、コミックマーケットがコミケと略されたりしても、一般的に意味の通じる言葉となっているケースです。
オリエンテーションもオリエンと略され、一般的に会話の中で使用されることがあります。
オリエンテーションの意味を例文つきで解説
ここでは、オリエンテーションの意味を例文つきで解説していきます。
オリエンテーションに参加する
<例文>
内定を頂いている企業から入社前オリエンテーションの案内が届いたので、参加する
これは、入社する事が決まった新入社員(内定者)に対して、その同期の人達との顔合わせや、入社後の上司や先輩社員と予め面識を持っておくことを目的として、新年度のスタートの会社への適用力を高める効果を期待して開催します。
入社前に実施する事で、入社後への方向付けを意図している例です。
オリエンテーションを開催する段取りを立てる
<例文>
大会ボランティアスタッフのオリエンテーションを開催する段取を立てる
大会運営を円滑に進める為に参加して頂く、ボランティアスタッフの方に、チームワークを高めてもらう事と、大会がより安全に進められるよう、注意事項や危険箇所の情報共有をする事などを目的としたオリエンテーションを開催します。
その運営側・事務局側は、参加されるボランティアスタッフさんに共有したい情報等をまとめる段取をするという例になります。
オリエンテーションでの議題を考える
<例文>
新入社員社員研修で実施するオリエンテーションでの議題を考える。
新入社員に、これから会社で働く上での、モチベーションをUPする為に、どういった動機づけを行う事が良いかを検討します。
オリエンテーション内で実施するディスカッションの議題を吟味し、より効果的に新入社員のやる気を引き出す事考えるという例になります。
オリエンテーションの意味、類義語の違いとは?
オリエンテーションの意味、類義語の違いについて、ここでは説明します。
オリエンテーションの類語とは?
オリエンテーションの類義語としては、説明会 ・ ガイダンス ・ 講習会 ・ 講習 ・ イントロダクション ・ 趣旨説明 などがあります。
ビジネスの場ではどれもよく耳にする言葉です。
また、あまり使い分けを正しくされずに、「何となく」で使用されているケースもあります。
オリエンテーションとオリエンテーリングの違い
オリエンテーションとオリエンテーリングは、一般的には似て非なるものです。
オリエンテーションは先にも説明したような「動機づけ」や「方向づけ」を目的とした説明会や研修です。
オリエンテーリングは、スポーツの一種です。地図などを持って、出発点からいくつかの中間ポイントを経て、最終目的地まで歩くスポーツです。
オリエンテーションとガイダンスの違い
オリエンテーションとガイダンスは非常によく似ていますが、正確には異なります。
オリエンテーションは先述したように、動機づけや方向づけであり、どちらかというと初心の感情や考え方に焦点をあてたものです。
ガイダンスは、感情や考え方ではなく、はじめての人向けの知識や技術を説明することに焦点をあてています。
オリエンテーションと業界ごとの関係
業界ごとに異なるオリエンテーションの意味合いについて説明します。
オリエンテーションと医療の関係
医療業界では2つの意味があります。
まずは、研修医や新人看護師等に行う研修や説明会としてのオリエンテーションの意味があります。
また医療用語におけるオリエンテーションは、見当識のことをさします。
見当識とは、現在の年月や時刻、自分がどこに居るかなど基本的な状況把握など、意識障害の指標となっています。
オリエンテーションと大学、学校の関係
大学でもオリエンテーションは開かれます。
大学は特に新学期が始まる前から始まる頃に行われます。
授業の履修登録の仕方や教科書の販売日、その他学校生活で必要となってきたり、知っておいた方がお得な情報についての説明や共有がされる場として開かれます。
新入生ですと、この場でたくさんの友人をつくる機会にもなります。
オリエンテーションと建築の関係
建築におけるオリエンテーションは、建築製図の図面に北向きの表示を表わす記号を入れる事を言います。
オリエントは「東」をさすので本来は違和感を感じるものではあります。
本来のラテン語の北をさす 「septentriones(セプテントゥリオーネス)」から「セプテント」等の方がしっくりくるかもしれません。
オリエンテーションとビジネスの関係、参加マナー
オリエンテーションとビジネスの関係、参加マナーについて説明します。
オリエンテーションは面接の一種
就職活動の企業説明会やインターンシップの中で、オリエンテーションが実施される事があります。
オリエンテーションのディスカッションの中で、その人の考え方や発言力、人となりなどを見て、人選の参考にするケースがあります。
ですので、就職活動の企業説明会やインターンシップで行われるオリエンテーションは面接の一種と考えて、立ち振る舞う事が良いです。
オリエンテーションは就活生に向けて開かれる
オリエンテーションは就活生にむけても開催されています。
企業の社員が、業務内容や企業風土、社内の雰囲気などを就活生に対して行ったり、逆に就活生が企業の社員に対して、質問をしたりするなどして、ディスカッションを行う場として設けられるケースがあります。
しかし、そういった中でも選考がスタートしていると就活生の方は思っておいて、発言や態度、身だしなみには気をつけるようにしましょう。
オリエンテーションに参加するときのマナー
オリエンテーションの場は、基本的にはビジネスの場です。
ビジネスの場に相応しい、服装、身だしなみで参加する事がマナーです。
就活生であれば、基本はスーツが良いと思います。
「平服・服装自由」となっていても、ビジネスシーンに相応しい服装、身なりで参加しなければなりません。
最後に、ビジネスマナーに関連した質問回答も併せて見てみましょう。
今年から新卒働いているものなのですが、日本社会のビジネスマナーには驚かされます。
今年から新社会人として働いているものです、正直日本のビジネスマナーには驚かされているのですが、これはこれからも変わることはないのでしょうか?
特に、今日驚かされたのが、書類を郵送する際のマナーです。書類を郵送する上で本当に大事な書類ならわかるのですが、そこまで重要ではない書類なのにも関わらず、それをPDF等で送らず、さらには色々なマナーを調べてから送らなければいけなく、こんなに時間のかかる作業に憤りを感じるのですが、これでも昔と比べると技術の進歩でかなり時間のムダなどは排除されてきているのでしょうか?
それともこういったマナーは昔から変わらず、今日に至るまで定着してしまったものなのでしょうか?
企業文化によります。老舗の企業だと非効率を「伝統」と履き違えてしまう人もいるみたいでそういう場合なかなか業務の効率化はなされません。
銀行等だと顕著ですね。(銀行などだと…続きを見る
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はオリエンテーションについて説明しました。
この記事を読んでオリエンテーションについて少しでも理解を深めていただけていれば幸いです。
あらゆる疑問を匿名で質問できます
約90%の質問に回答が寄せられています。
あらゆる疑問を匿名で質問できます
約90%の質問に回答が寄せられています。