【栄転の際どうしたらいいの？】挨拶する際のポイントや例文などご紹介します

会社に勤めていると、よく栄転を祝う機会があるかと思います。

栄転とは、今まで働いていたところよりも、さらに良い職場や職務に転身することをいいます。

そういったときに、本人に挨拶をすることになりますが、いったいどういう方法をとって挨拶すべきでしょうか。
 

スピーチで挨拶する

栄転祝いの祝賀会などで、スピーチによる挨拶も一つの手です。

相手の目の前で、発言による挨拶になりますので、手紙で贈る言葉よりも相手に気持ちが良く伝わります。

大勢の人の前で発言することになりますので、初めてのときは少し緊張するかと思いますが、慣れればこれ以上の気持ちを表現する方法はないでしょう。
 

手紙やメールで挨拶する

一般的な方法となります。特に手紙で送ることが多いでしょう。

栄転祝いのプレゼントの際に添え状としてや、直接手渡しなどで送ることになります。

やはり手紙で送る場合は、礼儀を尊重して書かなければならないため、どうしても文面が硬く、テンプレートになりがちで、気持ちがあまり伝わらないことがありますが、工夫次第では良いものに出来ます。

挨拶といっても漠然としていて、どういう構成にすればいいのか、またどういった内容にすべきか悩むでしょう。

ここでは、挨拶する際の２つのポイントを説明していきます。
 

これまでの感謝を伝える

挨拶のはじめや、終わりなどに感謝の気持ちを必ず伝えましょう。

特に上司が栄転される場合は、今まで感謝の気持ちを表すことはなかったでしょうから、このタイミングで全ての気持ちを伝えましょう。
 

• 〇〇さんのおかげで、今の自分があります。
• 困っているときに、〇〇さんはいつでも私に手を差し伸べてくださいました。
   

など、感謝の言葉を簡潔に文に挿入すると良いでしょう。
 

今後の活躍を応援する

栄転が決まった側に立って考えてみれば分かるように、今後はいったいどうなっていくのかという不安と期待で、複雑な気持ちになることでしょう。

そんな気持ちを払拭してあげるための後押しを込めて、今後の活躍を応援するような言葉も盛り込みましょう。
 

• 今後は、何卒ご自愛専一にて、存分にご躍進されますよう、お祈り申し上げます。
• この度のご栄転、心よりお喜び申し上げますとともに、より一層の素晴らしいご手腕を発揮されることを願っております。

関連記事
▶︎【例文あり】異動のメッセージのポイント|送り先別に解説

ずは、お世話になった事を感謝の意を持って伝えなければなりません。

また、これからはさらに大きな高みを目指して行かれることに対するおめでとうといった気持ちも同時に伝えるべきです。
 

スピーチの場合

この度、〇〇部長に栄転されたとのこと、本当におめでとうごさいます。

〇〇様の日々の努力をまじかに見てきた我々にとって、今回のご栄転は、まるで私事のように嬉しく思っております。

これからは、さらなる激務に疲労困憊することも増えるかと思いますが、どうか身体だけはお大事になさってください。

また入社当初から、事あるごとに迷惑をかけてきた我々を見捨てることなく、一から十まで全て教えてくださった〇〇様には感謝の言葉しか思いつきません。

上司への手紙やメールの場合

拝啓春晴の候、〇〇様にはますますご清祥のこととお喜び申し上げます。

この度は、〇〇本社へのご栄転、誠におめでとうございます。

〇〇部長のご指導のおかげで、会社の仕事もスムーズに執り行えるようになりました。

今の自分があるのは、〇〇部長の熱心なご指導あってのものだと存じております。

これからも〇〇部長の教えを胸に、何事にも挑戦していこうと思っている次第であります。

社外への手紙やメールの場合

この度は〇〇部長にご就任されました由、心からお喜び申し上げます。

〇〇部長の多年にわたるご経験とご実績、卓抜な統率力は業界の注目致すところでございます。

新天地でも、そのお力を存分に発揮されることを我々一同確信致しております。

今後は、より一層お身体を大切にして、色々なことに挑戦し、さらに高みへと精進されますことをお祈り申し上げます。

挨拶をきれいに締めるために、結びの部分はしっかり言葉を選びましょう。

また、どうまとめるかによって、相手が感じる印象も大分変わってきますので、書き出しや途中の発言が無駄にならないようにする必要があります。
 

スピーチの場合

今後はさらなる激務が待ち受けていることと存じます。

どうかお身体には一層、ご自愛ください。

また、〇〇部長のことですから、私たちの心配には到底及ばないかと存じております。

たとえどんな苦難が待ち受けていようと、この会社で培ったものを胸に、乗り越えて行かれることを我々一同信じております。

これまで以上の活躍をご期待させていただくとともに、この挨拶を締めたいと思います。

上司への手紙やメールの場合

この度の栄転を、私事のようにうれしく感じております。

ご家族の方もさぞお喜びになられたことでしょう。

今後もどうかお身体には十分気を遣っていただきますようお願い申し上げます。

また、この栄転を機に、これまで以上に〇〇部長の手腕を発揮する良い機会になられますことをお祈り致しております。

我々も、〇〇部長から教わってきたことを忘れずに、この会社を引っ張っていく人材になれますように、精進していく所存であります。

また、ご拝謁できることを心から楽しみにしております。

社外へのメールや手紙の場合

拝啓この度ご貴殿には、〇〇部長にご就任されました由、心からお喜び申し上げます。

ご貴殿の多年にわたる経験と実績は、業界の目を見張るものがありますが、今回のご栄転により、さらにその才能を十二分に発揮する良い機会になられるでしょう。

今後は、お身体の健康を第一に、職務に励まれますことをお願い申し上げます。

また、我々もご貴殿のお力になれますように、今後一層のお手伝いをさせていただきたいと思っております。

略儀ながら書中をもってお祝いのご挨拶を申し上げます。

どうでしたか？

栄転の際の挨拶について、具体的な例を交えて、説明させていただきました。