40代後半の管理職で年収900万円超(税前)と一見地味ながら、社宅制度や扶養手当などがかなり充実していた。「いた」とするのは、このところ制度改革により、見直し・変更が進められていることがある。会社所有の社宅もかなり手放してしまっており、賃貸住宅の見なし社宅扱いについても、在住年数により自己負担額が上昇していくルールが導入されるなど、入っている者にとっては難しい。収入のない妻(夫)は扶養手当の対象だったものが、切替が進んだ今ではゼロとなっている。 管理職はM1(課長級)、M2(部長級)の二通りとなった。以前は1号棒、2号棒...といった区分があったものの、スッキリした建付けであり、その結果として、人件費は抑制されている。「〇〇課長/〇〇部長」といったポジションに対して、手当が支給される。M1、M2に上がっても「長の人」と「長でない人」の差が発生する。それなりに大きな金額であるし、また、どのチームの長であるかによって、値段に差があるらしい(金額テーブルが非公開である)。 退職金はポイント制で積みあがっていくが、1号棒、2号棒の頃には微妙な値差があったところ、M1、M2に置き換えられたため、人件費の抑制が進んでいる。