『インテリジェント ウェイブ』について経営管理本部 副本部長 丸山さんに取材!SDGsの取り組みについて、気になるポイントをお聞きしました。
JobQではSDGs目標8「働きがいも経済成長も」の視点から、社員に向けたSDGsや「働きがい」に取り組む企業を取材していきます。
今回ご紹介するのは、『株式会社インテリジェント ウェイブ』。
決済システムの開発と運用に取り組み、次世代のあたりまえを導くために挑戦を続けています。
『株式会社インテリジェント ウェイブ』のSDGsの取り組みについて、経営管理本部 丸山 康三さんに詳しくインタビューをしていきます!
編集部
貴社ではどのような事業を行っていますか?
丸山さん
当社では、決済、金融、セキュリティ分野におけるシステム開発・保守を行っています。
その一つが、業界に先駆けて開発した「NET+1」です。(1989年販売開始)
カード決済に必要なネットワーク接続や認証の仕組みを実現しました。
また不正利用検知システム「ACEPlus」(1999年販売開始)も、開発に取り組んできた商品です。
2003年には、情報セキュリティ事業に参入しました。
自社で開発した情報漏洩対策製品「CWAT」のほか、イスラエル製のサイバーセキュリティ対策製品も扱っています。
さらに2019年からは新規事業創出へ本格的に取り組み、放送事業への参入も。
当社独自のIPフロー監視ソリューション「EoM」は、国内のみならず海外市場での実績も生まれています。
高速、安全、高品質で利便性の高いIT基盤を提供し、企業のDXを支援していきます。
編集部
2022年1月に人事制度の見直しを行ったと伺いました。
見直しの背景について教えてください。
丸山さん
当社は、社員のうち約75%がエンジニアです。
彼らの担当業務は部署ごとに分かれており、求められるスキルが異なります。
専門的な技術が多く求められることから、属人化が進んでいました。
そのようななか、急な人事発令による負担や上長と折が合わないことを理由に離職する社員が増加。
当社の次代の中核となる中堅層の離職を防ぎ、活性化する必要性を感じるようになりました。
まずは業務の属人化を軽減し、社内の人財流動性を高めることから始めました。
その一つが、「自己申告制度」の導入です。
年に一度社員が異動や職種変更の希望を申告できる制度で、適正配置・キャリア形成支援に活かされます。
もう一つが、「クロスジョブ制度」です。
これにより社員は労働時間の20〜30%を目安に、社内兼業を行えるようになりました。
そのほかメンター制度の見直しや、Web社内報による情報発信など、さまざまな取り組みを行っています。
社員の「働きやすさ」と「働きがい」を追求することは、必要不可欠だと考えています。
編集部
SDGsに関わる取り組みをされていると伺いました。
具体的な内容を教えて下さい。
丸山さん
2022年2月から『株式会社フクフクプラス』のサービスを使い、本社で障がい者アートを展示し始めました。
この取組みの目的は、作家である障がい者の経済的自立を支援すること。
そしてアート鑑賞をきっかけとした社内コミュニケーションの活性化や、多様性への理解を促進しています。
また障がい者アートは、社員やお客さまから大変好評です。
「リラックスして会議ができる」「アートが会話のきっかけになる」といった声を聴くようになりましたね。
ほかにも、電子機器のリユース・リサイクルを行う『ピープルポート株式会社』の「こども支援プロジェクト」に参加しています。
電子機器をリユース・リサイクルすることで、環境問題に貢献できたらと参加を決めました。
また、子どもたちへ教育資金を寄付できる点や、雇用機会の創出につながるという点もこども支援プロジェクトに参加する理由の一部です。
編集部
貴社では健康経営にも取り組んでいると伺いました。
具体的な取り組みを教えてください。
丸山さん
社員の健康づくりを目的に、フィジカルヘルス対策とメンタルヘルス対策を実施しています。
フィジカルヘルス対策では、健康管理体制の強化と、社員やその家族の健康リテラシー向上に取り組んでいます。
一つは35歳以上の社員とその扶養家族を対象に、生活習慣病検診と人間ドックの費用を全額負担する制度。
もう一つは35歳未満の女性社員を対象に、婦人科検診費用を全額負担する制度です。
メンタルヘルス対策では、全社員を対象としたストレスチェック。
ストレスチェックの結果に基づき、指導や研修を行っています。
これらの施策を実施した後は、ストレスチェックや社員満足度調査等から効果検証も実施。
2021年6月に心身の相談窓口を増設したのですが、徐々に申込みが増え、定着しつつあります。
編集部
働き方改革に関わる取り組みはありますか?
丸山さん
一つは残業時間の削減に関する取り組みです。
全社員の残業時間をモニタリングし、一定の基準を超えた社員とその上⾧にアラートメールを送っています。
経営層が集まる会議でも、残業時間の多かった本部には経営トップから直接指導を行っています。
これらの施策により、2021年には2017年の月平均労働時間と比べて約6%が削減できました。
さらに残業時間の削減実績に応じて、「時間創出手当」を社員に還元しています。
また、時間単位での年次有給休暇取得を可能にしました。
全社員が最低年8日有給休暇を取得するよう促しており、計画的な取得を推進しています。
編集部
最後に就活生や転職検討中の方へ、メッセージをお願いします。
丸山さん
当社は高速、安全、高品質なIT基盤の開発に強みを持つ会社です。
24時間365日止まらないシステムを維持し、高品質なサービスを提供するためには、社員の健康が必要不可欠だと考えています。
ここまでに紹介した取り組みだけでなく、朝食無料サービスや置き型社食の提供も行っています。
健康的な朝食をとって一日をスタートさせることや、夜間勤務をする社員に対しても食事面での健康を支援しているのが特徴です。
3月には、社員にリフレッシュしてもらう場として「ゴルフパターマット」や「卓球台」を設置しました。
こうした社員の生産性向上への検討、取組みはアジャイル的かつ有機的に行っています。
また、当社は新規事業の創出にも積極的に取り組んでいます。
新規事業の創出などを推進するためには、社員が自ら新しいことに挑戦・成長できる、「働きやすさ」と「働きがい」のある環境づくりが必要です。
そのため、当社は性別や国籍にとらわれることなく多様な価値観を有する人財の採用を進めています。
ほかにもテレワークや、朝7時から10時まで始業時間を自由に選択できる制度。
子どもが中学校就学の始期に達するまでの時短勤務制度など風土改革、環境整備を推進しています。
今後も「働きやすさ」と「働きがい」を追求し、自分らしさの活かせる職場環境を整えていきたいです。
取材を終えて、『インテリジェントウェイブ』は社員の働きやすさに対する意識が非常に高い会社だと感じました。
さらに詳しい情報を知りたい方は、『株式会社インテリジェントウェイブ』をぜひチェックしてみてください。