
研究者の年収ランキング|アメリカとの比較もご紹介!
研究者に興味があり「平均年収はどれくらい?」「給料はどこから発生しているの?」と思う人もいることでしょう。2024年2月時点で公表されている情報を元に、研究者の平均年収や、収入源について解説します。また、研究者の企業別の平均年収ランキングも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
研究者の平均年収
研究者の平均年収はどれくらいなのでしょうか。
本章では、以下の4つをご紹介します。
- 研究者の平均年収は606万円
- 研究者の平均年収【業種別】
- 研究者の初任給・年収は高い?低い?
- 研究者の年収|収入源・副業とは?
それぞれ詳しく解説します。
研究者の平均年収は673万円
研究者の平均年収 | 606万円 |
研究者の平均年収(手取り額) | 505〜572万円 |
研究者の平均月収 | 26万円 |
研究者の平均月収(手取り額) | 20〜22万円 |
日本の平均年収 | 461万円 |
参照
職業情報提供サイトjobtag - 自然科学系研究者(2024年2月時点)
国税庁 - 令和4年分 民間給与実態統計調査
doda 手取り
厚生労働省が提供しているjobtagによると、研究者の平均年収は606万円です。
国税庁が公表している日本の平均年収461万円と比較すると、研究者の平均年収は日本の平均年収より145万円高くなっています。
研究者の平均月収を12ヶ月分かけても、平均年収以下の数字になるため、ボーナスも支給されていることがわかります。
※手取り額は総支給金額に0.75〜0.85をかけて算出しています
研究者の平均年収【業種別】
研究者の種類 | 平均年収 | 月収 |
医学研究者 | 704万円 | 26万円 |
土木建築工学研究者 | 704万円 | 26万円 |
バイオテクノロジー研究者 | 704万円 | 26万円 |
薬学研究者 | 704万円 | 26万円 |
情報工学研究者 | 704万円 | 26万円 |
ロボット研究者 | 606万円 | 28万円 |
植物研究者 | 558万円 | 22万円 |
エコノミスト | 704万円 | 26万円 |
化学捜査 | 704万円 | 26万円 |
参照:厚生労働省 職業情報サイトjobtag(2024年2月時点)
厚生労働省が公表している自然科学系研究者(業種別)の平均年収は、上記の通りです。
研究者の就職先は大学だけではなく、国や民間の研究機関でも働くため、就業先によって年収は異なります。
また、企業に属している研究者であれば安定した給料を得ることができるようですが、その分上限も決まってしまうことがデメリットとしてあげられるようです。
研究者の初任給・年収は高い?低い?
研究者の年収が高いのか低いのかを知るために、研究者の初任給と資料に記載がある大学卒の職種の平均を比較してみましょう。
【大学卒の初任給】
- 研究者:21万2,722円(推定年収:308万4,469円)
- 平均:約21万5,456円(推定年収:312万4,112円)
【大学院修士課程修了の初任給】
- 研究者:23万5,874円(推定年収:342万173円)
- 平均:約24万4,296円(推定年収:354万2,292円)
上記から、研究者の初任給は概ね平均的であることがわかります。
※推定年収はボーナス込み。(ボーナスは基本給の2.5ヶ月分と想定して算出)
※平均値は資料内にある職種を学歴別にまとめ平均を算出しました。
参照:人事院 (令和4年)
研究者の年収|収入源・副業とは?
次に、研究者の年収の内訳を見てみましょう。
収入源として、所属する研究所の給与以外に次のものがあります。
・講演料
・特許料
・コンサルティング料
・原稿料・印税
・役職手当
これらはいずれも、研究者として実績がないと得られない収入です。
特許収入は特許権の存続期間中(出願から20年間)であれば、特許を使用する個人・法人から支払われるので、研究者にとっては魅力的な収入だと思われます。
大学の研究者などは、どのようにして給料が発生しているのでしょうか。
どこからのお金から、給料が支払われているのかが気になっています。
研究をして新たな発見があれば、製品化してビジネスができると思いますが、発見以前はどのような仕組みで回っているのか詳しい方がいらっしゃいましたら、回答よろしくお願い致します。
国立大学法人や、私立であれば…続きを見る