
【公務員の転職】履歴書・面接で使える志望動機の例文
公務員に転職する際の志望動機の書き方が知りたいですか?公務員への転職は難しいと思うかもしれませんが、ポイントを抑えれば内定を勝ち取ることができます。この記事では公務員へ転職する際の志望動機の書き方のポイントや回答例を経験別に解説します。この記事を読み、自分なりに志望動機を考えてみましょう。
6つの業種別|公務員の種類と様々な試験区分
全国に333万人いると言われている公務員。
公務員を大きく 分けると、
- 国家公務員
- 地方公務員
の2つに分けることができます。
国家公務員は、中央官庁や出先機関で働き、国家公務員試験を受験する必要があります。地方公務員は、県庁や市役所で働き、地方公務員試験を受験する必要があります。
この他、業種別に公務員を次の7つに分けることができます。
- 行政系・事務系公務員
- 理系公務員
- 福祉・心理系公務員
- 警察官・消防官/皇宮護衛官
- 資格免許職
- 高卒程度公務員
公務員は筆記試験が課されていますが、それぞれの業種の分野ごとに専門科目が「大学院卒」と「大卒・上級レベル」、「高卒・初級レベル」に分かれ、課されています。
次項では業種のさらに細かい職種と業種別に課されている科目について説明します。
1.行政系・事務系公務員
行政系・事務系の公務員はさらに
- 国家専門職(法律・経済・政治・国際・教養)
- 国家一般・地上・市役所・国立大学法人
- 国家専門職(国税・財務・労基)
- 防衛専門・外務専門・航空管制官・裁判所事務官・国会職員・文教団体職員
に分かれています。
行政系の職種は民間企業の「総合職」にあたり、採用人数が最も多い区分です。試験区分は「行政」「事務」「行政事務」となります。
2.理系公務員
理系公務員は
- 国家総合職(工学・数物地・化生薬・農水・農工・森林自然環境)
- 国家一般職大卒(技術系9種類)
- 地方公務員
- 国立大学法人等職員
- 都道府県警察・消防官の理系区分
- 国家専門職(労基監査官B・食品衛生監視員)
- 国家特別職(資料保存専門員)
に分かれます。
試験では、先行した分野に関する内容(土木・建築・機械・電気電子・化学・農業・林業など)が問われます。
3.福祉・心理系公務員国家総合職(人間科学)
- 国家特別職(家裁調査官補)
- 国家専門職(法務省・人間科学区分)
- 地方公務員の福祉系・心理系区分
に分かれます。
心理職公務員の受験区分は「国家総合職(人間科学)」、「裁判所職員総合職」、「法務省専門職員(人間科学)」です。
福祉系公務員は、東京都や特別区の場合、「社会福祉士」「児童指導員」「保育士」のいずれかの資格を保有している必要がありますが、大半の自治体は「社会福祉主事」の任用資格で事足ります。
4.警察官・消防官・皇宮護衛官
国民の生命や財産を守るやりがいのある公安系公務員は、毎年かなりの人数を採用をしています。こちらは教養試験のみで受験が可能ですが、身体要件がありますので注意しましょう。
5.資格免許職
資格免許職には、
- 保育士
- 管理栄養士
- 司書
- 獣医
- 薬剤師
- 看護師
が含まれます。
採用試験は、指定された資格・免許を取得していること(または取得見込)が要件となっており、主に地方公務員として各自治体が行う試験なので区分により専門試験の出題科目は異なっていますが,教養科目はいずれも一般的な公務員試験と共通の内容です。
6.高卒程度公務員
高卒程度公務員は、
- 国家一般職高卒(事務・技術・農業・農業土木・林業)
- 国家専門職(高卒)
- 国家特別職(高卒)
- 地方公務員(高卒程度)
- 警察官・消防官(高卒程度)
に分かれています。
試験では「一般知能」「一般試験」「時事問題」を問われます。