給料は低く、上がりにくく、不満を持つ社員は多い。退職理由の多くがここではないかと思う。一人で好きなことを仕事にして暮らしたいというなら問題はないが、家族を持つ社員には厳しい。
何をすればどれだけ給料が上がるのかということが不明確。評価制度を構築中のフェーズが何年も続いていて行ったり来たりしている。
出産・育児については理解のある人が多く、母親社員には温かい雰囲気がある。出産する女性社員はかなり増えてきた。しかし、裁量がセーブされてしまう感じはあり、キャリアアップとの両立は難しい。いわゆるマミートラックは存在する。出産せずとも、女性はサポート役にまわされることが多く、無意識な差別感がある。管理職はほとんどが男性。
社長のカリスマ性もあり、企業理念の浸透はかなり高いレベルでされている。独自の教育理念がサービスの細かいところまで行き届いて作り込まれていると感じる。教育を仕事にしていることに対して、やりがい、誇りを感じられている社員が多い。
入社後に予告なく提示されていた月収より下がっていた。当時は新卒入社で一人暮らし、社会のことを全く知らず、相談できる家族も近くにおらず、交渉することなく給与を甘んじて受け入れてしまったが、一度でも異議申し立てしなかったことを非常に後悔した。年収が著しく低く、のちの転職活動にも影響したため、今でも多少引っかかる部分ではある。
平日は6時台に家を出て、22時以降に帰宅していたため、プライベートな時間はなかった。 また、新人として入社してから数カ月は就業時間より1.5〜2時間早く出社して、先輩方に挨拶しに行くルールがあったことは強烈に覚えている。 土日もイベント出社があった。確かその振替休日はほぼ100%であったと思う。
幼児教育のメソッドは非常に考えられており、奥が深く、生涯探求し続けても飽き足らないものだと感じた。カリスマ性のある社長からの言葉を直々に聞くことができ、心の底から子どもが好きな同僚の近くで教育について考えられたことは非常によかった。 また担当する子どものご家族とどのように関わるかのナレッジは、人間関係を考える上でいまだに役に立っている部分がある。