
【退職金の平均相場】学歴・勤続年数・企業規模別に詳しく紹介!
退職金の相場や平均はどれくらいなのでしょうか?実は、退職金の相場は企業規模、学歴、退職理由、勤続年数によって大きく異なります。また、最近は退職金が用意されていない企業もあります。そこで、今回は退職金の相場や平均額についてご紹介します。ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
退職金制度は義務ではない
そもそも退職金とは
長く働いた会社を退職する際、会社から頂くことが出来るのが退職金です。
基本的に一定の期間をひとつの企業で勤めた方には、退職金を受け取る権利があります。
ただし、あくまで会社が労働者に長く働いてもらうための施策であるという点には注意が必要です。
また、福利厚生欄に退職金制度が書いていない場合もあるので、そこでも注意する必要がありますね。
ですので、福利厚生に退職金があるか確認するためには、会社の人事に問い合わせるのが良いと言えるのではないでしょうか。
また退職金には、大きく分けて退職金一時金制度と企業年金制度の2つがあります。
退職金一時制度とは?
退職金一時制度とは、退職時に1回でまとめて退職金が支払われる制度のことです。
ですので、退職と同時に非常に多くのお金がまとまって支払われる制度と言えるでしょう。
企業年金制度とは?
企業年金制度とは、一定期間や一生涯に渡り、一定の金額が退職金の代わりに年金として支払われる制度のことです。
近年では、退職一時金制度と企業年金制度を併用して導入している企業もあります。
「退職金」と『退職共済金』の違いは?
退職金制度にも、「退職金」や『退職共済金』といった制度があります。
まず「退職金」は、企業が直接お金を支払います。
一方で、『退職共済金』は、会社が共済に入り、共済制度を通して支払います。
『退職共済金』は積み立てる金額が少額で、満足いく金額が手に入らない可能性があります。
その一方で、会社の経営が悪化した場合でも積み立てた分がしっかりと支払われるというメリットがあります。
そのため、会社の退職金制度が退職金なのか退職共済金なのか、しっかりと把握しておく必要があると言えるでしょう。
退職金制度は法律で義務化されていない?
注意しなければならないのは、退職金を支払う必要はそもそも法律上はありません。
上のグラフをみて分かるように、退職金制度を導入していない企業は全体の20%にも上ります。
そのため、勤めている企業ではどのように退職金を扱っているかは事前に確認しておかなければなりません。
また、退職金と聞くとどうしても定年退職を連想してしまいがちです。
しかし、転職が定着しつつある日本では、退職金を20代でもらうことも考えられます。
企業規模や勤続年数によって退職金の額は異なりますが、今回は退職金の相場について詳しく紹介していきます。
参照:厚生労働省 退職給付(一時金・年金)の支給実態
ここでJobQに寄せられたQ&Aの一部を見てみましょう。
退職金と年金制度のない会社にいるのですが転職した方がいいですか?
退職金について質問です。
現在在籍している会社は、年金制度も退職金もありません。
このまま働き続けていたとしたら、老後の資金が全くなくなってしまいます。
自分で貯める方法を探すか、退職金や年金制度がある企業に転職を考えるか、どちらがいいでしょうか。
退職金のない会社は20%くらいあるそうです。
今の年収がそれを補うだけないなら、転職しかないでしょう。
多分、経験は十分積まれてきたでしょうから、その経験を買ってくれる企業を探しましょう。
しかしまだ、…続きを見る
このような回答を頂きました。
質問者様のように、退職金制度がない企業もあるようです。
そのような企業で給与に納得していないようであれば、転職を考えた方が良いかもしれません。
あらゆる疑問を匿名で質問できます
約90%の質問に回答が寄せられています。