今さら聞けない副業とダブルワークの違いとは？｜始める前に知っておこう

経済産業省が副業の原則解禁を宣言して月日が経ちましたが、皆さんは副業を既に始めているでしょうか？

これからの時代は、国や会社が自分を守ってくれるような風潮は無くなっていくでしょう。国を支えている労働人口の減少や高齢者の増加、少子化などの多くの社会的要因が重なっていき、年金などの仕組みがこれから数十年後の日本にはあるのかと議論もされています。

副業に関しては、明確な本業以外に別の仕事をしているという形になりますが、週末起業のような現在は本業に対して稼げていない状態であるため副業として（主たる稼ぎになっていない状態）活動していることもあります。

それ以外にも、ちょっとしたお小遣い稼ぎのため行っているというものもあり、人によって活動の量も目的も変わってきます。

人によっては正社員の給料を超える稼ぎを出し、脱サラをするなど天井が無い金額を稼ぐ人もいます。ダブルワークと違い、活動した時間が収入に比例するだけではなく、それ以上の稼ぎもできる可能性を秘めた働き方の一つでもあります。

ダブルワークとは、定職をもちながら、夜間や休日には他の仕事をすると定義されており、収入の不足を補うために副業をもつことを意味しています。

▶︎ デジタル大辞典より参照

ダブルワークは本業が終了した時間または休日などを使い働くという捉え方になります。また、文字通り仕事を二つ以上掛け持ちする行為でもあります。

制度上、正社員を二つ掛け持ちすることはできませんので、もう一つの仕事はアルバイトのような形で行っているのが主な形になっております。

 

ダブルワークの主な形

ダブルワークの主な形として時間を使って対価を得るという形であるため収入は活動した時間に比例する範囲でしか稼ぐことができません。しかし、副業と違い雇用契約を結んでいることが多いため、しっかりと働いた時間に対する収入を得られる他、料金体系がしっかりしていると言う安心感があります。

アルバイトなどでダブルワークを行っている場合は拘束時間分の労働対価収入を得ることができるため、得られる賃金の計算もしやすく、計画を立てやすいのもメリットになります。

収入から発生する税金の管理に関しても会社で管理してくれる場合が多いため、面倒な作業をしなくていいのもメリットになります。

副業の種類に関して紹介をしていきたいと思いますが、副業は星の数ほど多いのが現状です。アフェリエイトやお小遣いサイト、株やFXなどで収入を得ることなどが副業に含まれます。

また、ネット転売やオークションなどで収入を得ることも副業に含まれます。副業は活動をすれば天井が無く収入を得ることが可能ですが、活動しなければ全く収入を得ることができない働き方になります。

アフェリエイトなどの仕組みは作り上げるまでは大変ではありますが、一度作り上げると安定した収入を得ることができるようにもなります。

また、権利収入や家賃収入などの不労所得という仕組みもありますので、自分の目的や、性格に合ったものを探してみるのも良いかも知れません。

一方、ダブルワークも働かなければ同じだと考えるのですが、ダブルワークなどの働き方は拘束時間分の給料は仕事が無くても払われるため、ここで違いが出てきます。

また、副業でも株などの稼ぎ方に関しては、マイナスということもあるため、一部リスクを負わなければならないという欠点もあります。

先ほど説明した部分にも被るのですが、副業には天井が無いプラスの収入を得ることができる可能性もあれば、種類によっては反対にマイナスの収入にもなることがあります。

これは、株以外にもネット転売などで仕入れたものが売れなければそれは在庫になりますし、自分自身で創作したものが売れなければ、それは時間と対価、材料費などのマイナスが発生します。

 

リスクを把握して副業しよう

しっかりとリスクを把握して取り組む必要がありますし、確定申告なども自分で行わなければならないため、収入が発生した場合はその収入の管理も必要となってきます。

また、雑誌や本、ネットなどでは楽に稼げると言ってお金を騙そうとするものも存在しますので、副業を始めるにはしっかりと正しい知識を持って取り組む準備と楽に稼ぐことはないという覚悟を持って取り組んでいく必要もあります。

副業に関して発生するリスクについて説明をしましたが、これからの時代副業を日本でもたくさんの人がやっていくようになる可能性も大きくあります。

今まで国が補償してくれていた部分をできなくなるということもありますが、それ以外にも働き方の多様化や国際化で、個人のあり方が大事になってきているからです。

AIなどの科学技術の発達により、単純な働き方が機械が行う作業へと変わってきます。

その際に機械に仕事を奪われたと考える人もいるでしょうが、そう嘆いていても何も変わりません。

また、しっかりと先見性を持っている人は機械が仕事を奪うのではなく、人がよりクリエイティブな仕事に時間を割けるようになったとポジティブな考えを持って新しいチャレンジを始めている人もいます。

シャープや東芝などの歴史ある会社も危機に見舞われる時代です。

また、会社の寿命も平均で16年しかないというデータもあり、この会社なら一生安心して働けるというものでもあります。

時代の波に飲み込まれることなく、時代の波を乗りこなすため、今から少しずつ副業を始めて、学んでいくことも選択肢の一つではないでしょうか。

より人間らしく生きていくために、自分がこうありたいと思う自分になれるために副業を始めてみましょう。

いかがでしたでしょうか？

今回は副業とダブルワークの違いや、副業の意味についてご紹介しました。

これからの時代は、どんどん個人のあり方が大事になってくることでしょう。

大学を卒業、就活をして入った会社がずっと続くとは限らない時代になってきております。かつてリーマンショックの際には多くの会社がリストラを行い、景気が悪くなりました。

今はアベノミクス効果やオリンピック特需で好景気を日本は作ることができておりますが、いつ不景気の波が来るかは誰にもわかりません。

しかし、不景気の波がやってきても涼しい顔で迎えれることができる人になれればこれに勝るものは他にないでしょう。

自力を付け、より良い人生を歩む一つの道しるべにとして副業を考えるのも良いかも知れません。副業を通じて自分さえいれば収入を作り出すことができる人間になり豊かな生活を営んでいきましょう。