
【職種別にご紹介!】監査法人で働く社員の仕事内容を徹底解明
監査法人で働きたいと考えている方は増えているでしょう。今回は監査法人で働く様々な職種の仕事内容をご紹介します。アシスタント職や、事務、システム監査職等、様々な職種の仕事内容を見ていきましょう。監査法人の仕事内容を知りたい方、必見です!
監査法人の仕事内容とは
会計士になったら、ファーストステップとして監査法人でのキャリアを選ぶ人も多い事でしょう。
そこで、監査法人の仕事内容について解説していきます。
監査法人とは何かをわかりやすく解説
監査法人は、企業の決算などの財務書類に問題がないかを、公正にチェックする監査業務を主とする機関のことです。
監査法人の組織編成については公認会計士法で決められており、この法律に則って最低5人以上公認会計士が共同で立ち上げます。
メインの業務は監査ですが、他にも企業の会計やシステムの面でのコンサルティングも行っている監査法人も多く、広い意味で会計のプロフェッショナル集団と言えます。
監査法人の仕事はつまらないのか
監査法人の仕事がつまらないと、転職していく会計士が多いのが事実です。
監査の仕事は、ルーティンワークが多く、同じような仕事内容を単調に繰り返すことが、つまらないと感じてしまうのでしょう。
監査法人の仕事がきついのは本当か
監査法人の仕事内容は繁閑の差が激しく、決算や中間監査の時期に仕事が偏ってしまいます。
しかも、決算の時期は同じ時期に集中するため、決算時期どうしても激務になってしまうのです。
その上、今はどこの監査法人も人手が不足している状態のため、会計士一人一人の仕事量が増えています。
監査法人への就職理由や実態を教えていただけないでしょうか?
地方勤務希望で、監査法人(BIG4)のアドバイザリー部門を検討しています。
監査法人で働いた経験のある方、その監査法人に決めた理由や実際働いてみてどうか(どうだったか)、という情報を参考に頂ければと思います。
またコンサルファームと比べて、監査法人のアドバイザリー部門は働き方としていかがでしょうか?
監査法人の方がゆったりとしているイメージはありますが、長期で働くことも可能でしょうか?
監査法人アドバイザリー部門経験者です。 アドバイザリー業務は…続きを見る
監査法人のアシスタントの仕事内容とは
監査法人で働いているのは、資格を持った公認会計士だけではありません。
会計士の仕事を補佐するアシスタントも、監査法人には欠かせないスタッフなのです。
そこで、監査法人で働くアシスタントの仕事内容を、4大監査法人のなかの3つの監査法人を例に、紹介していきます。
監査法人トーマツのアシスタントについて
監査法人トーマツは、コンサルティング部門を合わせて1万人以上の従業人を擁する日本で最も大きな規模の監査法人です。
この超巨大監査法人のアシスタントの仕事内容は、データ入力、書類の管理、ミーティングの資料や議事録の作成や電話応対など、一般事務と仕事内容はさほど変わりません。
あらた監査法人のアシスタントについて
あらた監査法人もトーマツと並んで4大監査法人の一角である、大手監査法人です。
あらた監査法人は、他の3つの監査法人と比べると規模がやや小さめで、また外国籍のスタッフも多くザ・外資系の雰囲気という特徴があります。
アシスタントの仕事内容はトーマツ同様に、一般事務に近い内容です。
しかし、グローバル企業なので、アシスタントであっても英語力を使う場面も多くなります。
あずさ監査法人の契約社員について
あずさ監査法人のアシスタントは、契約社員または派遣社員のみを募集しています。
監査のアシスタントは、監査補助者という位置づけで、簿記3級以上の資格や、経理業務の経験が求められ、より会計監査に関わる仕事が多いのが特徴です。
監査法人のシステム監査の仕事内容とは
監査法人と言うと、会計監査のイメージが強いですが、情報システムの広がりを受けてシステムを監査する事業を請け負う監査法人が増えています。
システム監査のやりがいについて
システム監査とは、企業で利用しているシステムが安全で信頼できるものであるか、また効率的なシステムになっているかを第三者の立場から客観的に判断する仕事です。
通常のIT業界の仕事は、何かを作り上げることにありますが、システム監査の仕事内容は、すでにあるシステムを相手にします。
監査により、問題点を指摘して、システムがより良い物へと生まれ変わることこそが、システム監査のやりがいです。
システム監査のキャリアパスについて
監査法人でのシステム監査の仕事内容は、IT系の仕事の中ではやや異色に感じられるでしょう。
一般企業でシステムエンジニアを経験した人が、監査法人に転職してシステム監査職に就く人が多いです。
その後のキャリアパスとしては、監査法人の中で実績を積みシステム監査部門の管理職へ上り詰めることもできますし、コンサルティング会社に転職してITコンサルタントになる道もあります。
システム監査の将来性について
システム監査の仕事内容は、ますます進む企業のIT依存を考えると、今後なくてはならない仕事となるでしょう。
これからも需要が高まるシステム監査の将来性は、非常に明るいと言えます。
監査法人での会計士の仕事内容とは
監査法人の仕事の中心となるのは、やはり公認会計士です。
そこで、監査法人での会計士の仕事内容について紹介したいと思います。
監査法人は激務なのか
監査法人で働く会計士のメインの仕事内容は、中間監査や決算と言った会計監査です。
監査法人の会計士の仕事内容が激務と言われるのは、この会計監査の時期に仕事が集中して、残業を余儀なくされるからでしょう。
実際に決算期となると毎日の残業はデフォルトで月間残業時間が50時間になるのは当たり前です。
しかし逆に閑散期は、残業はほとんどなく長期の休暇を取ることもできます。
監査法人のアドバイザリーについて
監査法人のアドバイザリーは、企業へのコンサルティング業務が主な仕事内容です。
アドバイザリーは、会計士以外もいますが、会計士の場合は会計のプロフェッショナルとして会計サイドの目線から企業の悩みを解決していきます。
監査法人のアドバイザリーの年収について
監査法人のアドバイザリーの年収は、監査担当の会計士よりも高く設定されているのが一般的です。
大手の監査法人の監査担当の会計士の年収が500~1000万円だとすれば、それより50~100万円高くなります。
この年収の違いは、アドバイザリーにはより専門的な知識やスキルが求められているためです。
監査法人で働くUSCPAの仕事内容とは
監査法人で働く人の中には、アメリカ版の会計士資格であるUSCPAホルダーもいます。
超難関の会計士の資格がなくてもUSCPAの資格があれば、監査法人で働くことが出来るのです。
Uscpaの監査法人は未経験でもできるのか
監査業務が未経験のUSCPAでも、実際に監査法人で採用されているケースはあります。
監査法人でのUSCPAの仕事内容は、英語の米国会計基準による会計監査を行うことです。
日本の企業でも米国会計基準を採用している会社が増えているため、USCPAの需要が高まり未経験でも採用されています。
しかしながら30代以降になってしまうと、未経験で監査法人に就職するのは、難しいでしょう。
Uscpaの監査法人に新卒で就職するには
大手監査法人では、米国会計基準監査を仕事内容とした、USCPAホルダー対象の採用枠があります。
新卒で監査法人に就職する場合は、こうしたUSCPAホルダーに対象の採用枠を狙うと良いでしょう。
グローバルな人材を求める監査法人が多いので、資格だけでなく英語力をばっちりとアピールするのがポイントです。
Uscpaの監査法人で出世するには
監査法人で出世するには、何より実績ですので身を粉にしてがむしゃらに働くのが一番でしょう。
しかし残念ながら、監査法人内でのUSCPAの位置づけは会計士より下です。
もちろんUSCPAでパートナーになる人もいますが、会計士よりもその割合は少なくなります。
まとめ
監査法人の仕事内容は、企業の会計監査を主軸とし、他にもシステム監査やコンサルティングも行っています。
アシスタントやアドバイザリー、USCPAといった、公認会計士の資格がない人も監査法人で働くことが可能です。
それぞれ、アシスタントは監査の補助、アドバイザリーはコンサルティング、USCPAは米国会計基準監査を仕事内容としています。
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