
生産管理におすすめの資格一覧|資格取得の3つのメリットも解説
今回は、生産管理におすすめの資格をご紹介します。これから生産管理の仕事をしたいと思っている方だけでなく、現在生産管理の仕事をしている方にもおすすめできる資格です。
生産管理におすすめの3つの資格
まずは、生産管理をする上でおすすめの資格をご紹介します。
1.生産管理オペレーション
資格名 | 生産管理オペレーション |
試験内容 | 「作業管理・工程管理・設備管理」「資材在庫管理・運搬物流管理」 「品質管理」「原価管理」「納期管理」「安全衛生管理」「環境管理」 に関する内容が試験範囲。なお2級は「作業・工程・設備管理」 と「購買・物流・在庫管理」に分かれてる。 |
合格率・難易度 | 約50%~60% |
合格に必要な勉強時間 | 約1カ月 |
受験料 | 3級6200円、2級7700円 |
おすすめ度 | ★★★★★ |
生産管理オペレーションは、「厚生労働省」の傘下の「中央職業能力開発協会(JAVADA)」が2007年より開始している「ビジネス・キャリア検定試験」の1つです。
生産管理オペレーションは、主に生産管理部などで、生産システムの統制・運用業務に従事している方を対象とした資格試験です。
3級と2級の2段階に分かれており、3級は、実務経験3年程度(係長、リーダー相当職を目指す方)、2級は、実務経験5年程度(課長、マネージャー相当職を目指す方)の方を受験対象者と想定しています。
生産管理オペレーションの資格を取得することにより、物流、作業、工程、在庫などの管理に関する知識を深めることができます。
2.生産管理プランニング
資格名 | 生産管理プランニング |
試験内容 | 「製品企画・設計管理」「生産システム・生産計画」「品質管理」「原価管理」「納期管理」「安全衛生管理」「環境管理」に関する内容が試験範囲。 なお2級は「製品企画・設計管理」と「生産システム・生産計画」に分かれている。 |
合格率・難易度 | 約50%~60% |
合格に必要な勉強時間 | 約1カ月 |
受験料 | 3級6200円、2級7700円 |
おすすめ度 | ★★★★★ |
生産管理プランニングは、生産管理オペレーションと同じく、「厚生労働省」の傘下の「中央職業能力開発協会(JAVADA)」が2007年より開始している「ビジネス・キャリア検定試験」の1つです。
生産管理プランニングは、主に生産管理部などで、生産システムの設計・計画業務に従事している方を対象とした資格試験です。
3級と2級の2段階に分かれており、3級は、実務経験3年程度(係長、リーダー相当職を目指す方)、2級は、実務経験5年程度(課長、マネージャー相当職を目指す方)の方を受験対象者と想定しています。
生産管理プランニングの資格を取得することにより、生産システムや生産計画に関する知識を深めることができます。
3.中小企業診断士
資格名 | 中小企業診断士 |
試験内容 | 企業経営に関する7科目(「経済学・経済政策」「財務・会計」「企業経営理論」
「運営管理(オペレーション・マネジメント)」「経営法務」「経営情報システム」「中小企業経営・中小企業政策」)についての筆記試験、および診断、助言に関する実務の事例並びに助言に関する能力についての筆記試験と口述試験。 |
合格率・難易度 | 約5% |
合格に必要な勉強時間 | 1000時間程が目安 |
受験料 | 1次試験13000円、2次試験17200円 |
おすすめ度 | ★★★☆☆ |
中小企業診断士は、経営コンサルタントに関する国家資格です。
中小企業診断士の試験内容は経営管理、生産管理、プロジェクトマネジメント、会計などとても幅広いです。
そして、中小企業診断士の試験科目の中には、「運営管理(オペレーション・マネジメント)」があります。
この「運営管理(オペレーション・マネジメント)」には、生産管理概論、生産プランニング、生産オペレーションの内容が含まれており、一般的な生産管理の枠よりも広い範囲で学ぶことができます。
また、この資格を取得するためには、生産管理だけでなく、販売管理、経営情報システム、さらに企業経営理論や企業法務なども学ぶ必要があります。
そのため、この資格を取得すれば、経営者の視点を持ち、より高いレベルで生産管理業務を行うことができます。
生産管理のキャリアアップで役立つ4つの資格
続いて、生産管理のキャリアアップに役立つ資格を4つご紹介します。
1.品質管理検定(QC検定)
資格名 | 品質管理検定(QC検定) |
試験内容 | 品質管理の手法や実践など品質管理全般 |
合格率・難易度 | 4級約85%、3級約50%、2級約25%、1級約5% |
合格に必要な勉強時間 | 約3カ月 |
受験料 | 4級3137円、3級4186円、2級5235円、1級8372円 |
おすすめ度 | ★★★★★ |
品質管理検定(QC検定)は、品質管理に関する知識をどの程度持っているかを客観的に評価する試験です。品質管理は、生産管理において重要な分野です。
2.PMP
資格名 | PMP |
試験内容 | プロジェクトの立上げ、計画、実行、監視コントロール、終結におけるプロジェクトマネジメントに関する知識 |
合格率・難易度 | 非公開 |
合格に必要な勉強時間 | 約3カ月 |
受験料 | 405ドル |
おすすめ度 | ★★★★☆ |
PMPは、PMI 本部が認定しているプロジェクトマネジメントに関する資格です。
生産管理では、プロジェクトマネジメントは重要な項目です。
この資格の取得により、社内外に対してプロジェクトマネジメントの専門性を証明できます。
3.TOEIC
資格名 | TOEIC |
試験内容 | 英語でのリスニングとリーディングによるコミュニケーション能力を検定する試験。 |
合格率・難易度 | ー |
合格に必要な勉強時間 | 100点上げるための勉強時間の目安は、250時間~300時間 |
受験料 | 6490円 |
おすすめ度 | ★★★☆☆ |
TOEICは、英語でのコミュニケーション能力の試験です。
近年では、どのような業務をしていても英語力は必須となっています。
生産管理でも、海外拠点の生産管理をすることになったりすることも視野にキャリアアップを検討しましょう。
4.情報処理技術者試験
資格名 | 情報処理技術者試験 |
試験内容 | 情報処理に関する知識、および情報技術の活用に関する知識 |
合格率・難易度 | 約25% |
合格に必要な勉強時間 | 情報処理の知識がない方は、約3カ月~半年 |
受験料 | 5700円 |
おすすめ度 | ★★★☆☆ |
生産管理とって、生産管理システムは、密接な関係があります。
ERP、EDI、POSシステムなど生産管理とのつながりは非常に強いです。
情報システムに関わる知識が深い生産管理者は重宝されます。
生産管理が資格を取得する3つのメリット
生産管理には、必ず必要な資格はありません。しかし、資格を取得することのメリットはたくさんあります。
1.生産管理について効率よく学習できる
資格試験の出題内容は、とても体系的にまとめられており、関連分野を効率良く学べます。資格試験のための学習をしなくても学ぶことはできます。
しかし、どこをどのくらいまで学習すれば良いのか迷うことがあります。資格試験の場合、学習の効率が良いだけでなく、合格というゴールが分かりやすい点もあります。
2.評価が上がる
生産管理だけではなく、一般的に業務に関する資格は取得することは、社内での評価が上がります。
また、生産管理部門以外に在籍していて、生産管理部門に異動を希望している場合など資格取得は、異動希望の強い後押しになるでしょう。
3.転職に有利
生産管理の業務は、ほとんどの企業で必要な業務です。
また、生産管理には、マネージメントや生産や品質など幅広い知識が必要であり、資格取得は転職の際、有利です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
生産管理におすすめな資格についてご紹介いたしました。生産管理の仕事に関わっている方、生産管理の仕事に興味を持っている方の参考になりましたら幸いです。
以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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約90%の質問に回答が寄せられています。
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