漢方薬は多成分系製剤のため高齢者で問題になっているポリファーマシー(薬剤の多剤併用)に対して期待は持てる。ただ他社漢方メーカーと違い錠剤など飲みやすい薬の形を作らない点が現場では非常に困っている。いくら頑張っても錠剤が良いから他社にしたと言われると悲しくなる
漢方他社メーカーとのシェア差が70%近くある。だが近年そのシェアも少しずつ追い上げられている。理由としては医薬品の剤型と経営戦略にある。
今後の薬価改定に左右される部分もあるが、比較的明るい方かと思う。 最近注力している中国事業も好調であると聞いている。
漢方薬の将来性や可能性はまだまだあると思います。ただ、原材料のコストは年々上がっているし、生薬は大部分を中国に依存しているため、円安もマイナスに働きます。現状の日本の国力では、大幅に円高になる事も考えにくいし、更に円安になれば、現行の薬価制度では採算が取れなくなる可能性もあります。そのため、中国国内への事業展開も行なっていますが、相手が中国なので不透明な部分はあるかと思われます。