
仕事の割り振りがおかしい気がする!不公平や不満を解消するためには
仕事の割り振りがおかしい状況が続き、ストレスを抱えた経験のある方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、仕事を増やされる人の特徴や理由、仕事の割り振りがおかしい時の上司への対処法を紹介します。また、仕事の割り振りがおかしいことを放っておくことのデメリットについても紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。
仕事の割り振りがおかしい?仕事を増やされる人の特徴
仕事を増やされやすい人には、どんな特徴があるのでしょうか。
- 仕事を頼みやすい・話やすい
- 仕事が早いから
- 責任感がある
- Yesマン
- 優秀だから
仕事を頼みやすい・話やすい
自分だけ仕事の割り振りがおかしいのは、話しかけやすく、仕事を気軽に頼みやすいと周りから思われているからかもしれません。
仕事を頼む側も断られたくないため、人を選んでしまいます。
人当たりがよく一生懸命取り組んでくれる人には、仕事を割り振りやすいのでしょう。
上司から頼まれた仕事を断るのは難しいですが、素直に受け入れていると「何かあったらとりあえずあの人に割り振ろう」と思われてしまいます。
その結果頼みやすい人にどんどん仕事が回ってくるため、割り振りがおかしくなってしまうのです。
仕事が早いから
仕事の割り振りがおかしいのは、あなたの仕事が早いからかもしれません。
上司からすれば、いつも手一杯の雰囲気が伝わってくる人には、仕事を割り振りにくいものです。
一方でどんなに忙しい状況でも、頼んだ仕事を期限内に終わらせてくれる人には割り振りやすくなります。
普段から効率よく仕事を進めている人は、周りから見たら余裕があるように見えます。
だらだら残業せずにサッと仕事を終わらせていると、「他の人が大変そうだから、あの人に手伝ってもらおう!」と思われてしまうのです。
責任感がある
責任感がある人は周りから頼りにされやすく、仕事を依頼されることが多いために、仕事の割り振りがおかしくなってしまうことが多いです。
急に頼まれた仕事でも、「任されたからには完璧にこなさなければ」という気持ちが強く、最後までやり遂げてくれるからでしょう。
責任感が強すぎると断り切れず、どれだけ忙しくても引き受けてしまう傾向があります。
そのため周りから「この人に頼めば間違いない」「次も任せよう」と思われてしまい、仕事の割り振りがおかしくなります。
頼まれたときは、自分の抱えている仕事量に余裕があるのか、しっかりと考える必要があります。
Yesマン
仕事の割り振りがおかしいのは、「Yesマン」になっているからかもしれません。
普段から周りに気を使ってあまり自己主張しない人は、頼んでも断られなさそうと思われてしまいます。
何でも引き受けてくれる印象を持たれると、さらに仕事の割り振りがおかしい状況が発生しやすくなるでしょう。
「周りの空気を読み過ぎてしまう人」「目立つのは苦手な人」はYesマンに見られてしまう傾向があります。
そうすると無理な依頼を断れず、仕事が増えてしまうので気をつけましょう。
優秀だから
仕事が増やされるのは、あなたが優秀だからかもしれません。
もしほかの社員が全員同じぐらいの能力であれば、仕事の割り振りがおかしくなることはないでしょう。
残念ながらどの会社にも優秀な人とそうでない人がいます。
ミスの多い人に仕事を割り振るよりも、優秀な人に任せた方がスムーズに進みます。
優秀な社員ほどつぶされるというのはよく聞く話です。
不公平ですが、上司からすれば優秀な人に仕事を頼みたくなるのは仕方のないことなのかもしれません。
仕事量の件で先輩と軽い口論になりました。相談させてください。
先日、仕事量の件で先輩と軽い口論になりました。
私は現在、結構仕事を抱えています。
残業は当たり前。
お昼ご飯も食べる時間がないぐらい忙しい日もしばしばあります。
そんな私の状況を知ってか知らずか、先輩から新しい仕事を振られました。
現在のキャパを考えると難しい。
精神的・肉体的な疲労にも繋がりそう。 という理由から『今は勘弁してもらえますか』と言ったら、『まだはじめてもない仕事を最初から無理と言うのはどうかと思う。』 と言われ口論になってしまったのです。
結局その仕事も受け入れたのですが、自分の仕事の意識が甘いのでしょうか?
期待していただけるのはうれしいのですが正直きついと感じることもあります。
また、出来ないものは出来ないと断ることはいけないことでしょうか?
私事ですいませんがアドバイスや意見を頂けるとうれしいです。
先輩社員の「まだ…続きを見る
仕事の割り振りがおかしい場合の対処法
仕事の割り振りがおかしい!と不満がある時は、どのような行動を起こせばいいのでしょうか。
- 上司・人事に相談する
- 断る勇気を持つ
- 抱えている仕事を整理してみる
上司・人事に相談する
仕事の割り振りがおかしい場合は、上司や人事に相談しましょう。
頼まれた仕事を何も言わずに完璧にこなしてしまうと、今後さらに割り振りのバランスがおかしくなる場合もあります。
スケジュールを確認して、依頼してきた上司に「他にも並行して進めているタスクがあります」「今このタイミングは困ります」ときちんと伝えましょう。
上司はあなたのスキルを見て多くの仕事を割り振っているのかもしれません。
しかし、譲歩できる部分は譲歩して、納得がいかない部分は調整してもらいましょう。
断る勇気を持つ
仕事の割り振りがおかしいときは、断る勇気を持ちましょう。
仕事量が多すぎて物理的にこなせないことをアピールします。
中には、断るのが苦手な人もいるでしょう。
しかし、あなたに仕事を割り振った上司は、部下の仕事量を把握しきれていないのかもしれません。
仕事を断る際は、以下のような例文を参考にして上司に伝えるようにしましょう。
- 「この仕事量だと毎日○時間の残業が必要になる」
- 「休日出勤しなければ間に合わない」
- 「キャパオーバーでミスが増えるかもしれない」
勇気を出して伝えてみることで、労働環境が変わる可能性もあります。
抱えている仕事を整理してみる
仕事の割り振りがおかしいと感じたときは、抱えている仕事を整理してみるのもいいでしょう。
今受け持っている仕事が自分でこなせる量なのか、把握しきれていない場合もあります。
仕事の量とこなすのにかかる時間を整理してみると、時間にゆとりが出来て仕事がスムーズに進む可能性があります。
抱えている仕事に優先順位をつけて、「この仕事は納期が近いから早めに終わらせよう」「こっちはまだ余裕があるから先でも問題ない」というように、自分の中で計画を立てましょう。
仕事量が不公平でイライラ!タスク量が多い仕事をするデメリットとは
休息を十分に確保できない
仕事の割り振りがおかしいと、休息を十分に確保できない場合があります。
仕事が多すぎると残業や休日出勤などでカバーしなければならない状況になってしまうでしょう。
また、自分だけにしかわからない業務が増え、休みを取るのが難しい場合もあります。
希望通りに休みが取れなかったり、休みの日でも会社から連絡が来たりすることも少なくありません。そ
うするとせっかくの休日も気が休まらず体力も奪われ、生産性が落ちてしまいます。
スキルアップしにくい環境になる
仕事量の多さに疲弊してしまいやりがいを見失うと、スキルが身につかずなかなか成長できません。
早く終わらせることに手一杯の状況が続き、仕事に対しての興味関心が薄くなってしまうのです。
仕事の割り振りがおかしいことで日々の業務に追われてしまい、新しいアイディアを考える余裕が無くなってしまい、ただこなすだけの作業になってしまいます。
本来であればスキルアップできるはずなのに、ネガティブな感情を持ちながら仕事をすると、自分の可能性を狭めてしまいます。
残業ばかりになる
仕事の割り振りがおかしいと、仕事を抱え込み過ぎてしまいます。
定時までに終わらせることができず、毎日残業が続くこともあるでしょう。
忙しい月末だけならまだしも、毎日続くとプライベートな時間が無くなってしまいます。
毎日会社と家の往復だけという人も多いのではないでしょうか。
断れないまま振られた仕事をすべてこなし続けていると、それを解消するために転職したとしても、また不満を抱いて転職をくりかえすジョブホッパーになってしまうかもしれません。
仕事量が少ない人と結果的に同じ給料
おかしい割り振りで仕事が増えたとしても、給料が増えるわけではありません。
人の1.5倍の量をこなしたとしても、1.5倍の給与をもらえるわけではないのです。
会社は仕事ができない人にも一定の給料を支払わなければいけません。
年功序列の会社では、仕事ができない人も勤続年数がながければそれなりに昇給します。
そのため、自分だけ多くの仕事をしていると、不公平に感じてしまうでしょう。
仕事のできない人と同じ給料で仕事量の差が大きいです転職するべき?
私はある大手の事務員なのですが、残業時間によって差は出ますが基本給などが変わらないので、納得できません。
同じ時間でもこなしている業務量に差があるのだから給料に差が出てもおかしくないと思うのですが、年に1度昇給があるのですが、金額が一律で決まっています。
どの会社も仕事ができるできないに関わらず、給料は一律なのでしょうか。
営業職はインセンティブがあると聞いたのですが、時給換算すると残業代とほとんど変わりませんでした。
キャリアのことを考えると転職するのが良いのでしょうか。
新卒2年ということを考慮して回答いただければ幸いでございます。
ご回答よろしくお願い致します。
業務量に差が出ているのに同じ給与というのは…続きを見る
仕事の丸投げは伝え方によってはパワハラになる場合もある
仕事を任せる時に口にしてない?危ない言動とは
部下を指導するとき「パワハラだと誤解されたらどうしよう…」と心配になってしまう人が多いのではないでしょうか。
部下に仕事を割り振る側になったときは、言動に気をつける必要があります。パワハラになってしまう言動は以下の通りです。
- 役立たずなやつ
- どこまで教えないといけないの?
- もっと働け
- 普通、聞かなくてもわかるだろ
- おまえの代わりはいくらでもいるぞ
部下を教育するのは大変なことです。
上手くいかずイライラしてしまうこともあるでしょう。
しかし、部下を罵倒するような発言は控えましょう。
参考:一般社団法人 日本ハラスメント協会 パワハラにあたる言動
パワハラ認定される3つの要素
理不尽な仕事量の割り振りはパワーハラスメントに該当する可能性があります。職場におけるパワーハラスメントとは3つの要素を満たすものです。
- 優越的な関係を背景とした言動
- 業務上必要かつ相当な範囲を超えたもの
- 労働者の就業環境が害されるもの
「優越的な関係」とは逆らえない関係のことを指します。
パワハラは、上司から部下に対しての行為だけではありません。
同僚や部下から上司への言動も該当する場合があります。
仕事を割り振るときは、パワハラ認定されないように注意しましょう。
参考:厚生労働省 職場におけるハラスメントの防止のために(セクシュアルハラスメント/妊娠・出産・育児休業等に関するハラスメント/パワーハラスメント)
仕事量を不公平に感じる職場なら退職も視野に入れよう
仕事量の差が不満につながりストレスに
仕事の割り振りがおかしいと、仕事量を不公平に感じてストレスになってしまうでしょう。
ストレスがたまると体調を崩し、最悪の場合うつ病になることもあります。
上記の対処法を試してみても改善されない場合は、退職を考えてみるのもいいでしょう。
環境を変えるとスッキリした気持ちになり、新しい職場で今まで以上に自分のスキルを発揮できるかもしれません。
また、正当な評価をしてもらえる会社に転職できれば、仕事へのモチベーションも上がるでしょう。
異動も環境を変える手段の1つ
仕事量に不満がある人は、部署異動も環境を変える手段の1つです。
仕事を振られ過ぎてタスクに追われ「この生活から逃げ出したい」と思っている人もいるでしょう。
異動は環境を変えたいという願望を低リスクで叶えられます。
まず社内で違う空気を吸って落ち着いてから本当に転職するか考えるといいでしょう。部署が変われば作業量が変わることも多いです。
上司によって仕事の振り方も変わるため、今の状況から抜けだせるかもしれません。
まとめ
今回は、仕事の割り振りがおかしいことを放っておくデメリットや、仕事を押し付けられる人の特徴についてご紹介しました。
仕事の割り振りがおかしいことに気づいてはいるものの、上司に改善してほしいと伝えることは勇気が入ります。
もし仕事の割り振りがおかしいと感じた時は、この記事で紹介した対処法などを使って仕事を乗り越えてみてください。
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