
学生と社会人の違いを確認|例文や面接で聞かれる理由を解説
学生と社会人の違いについての質問は就活の面接で頻出の質問ですが、答えにくいと感じる就活生は多いのではないでしょうか。今回は、学生と社会人の違いについて企業が質問する意図や答え方のポイント、例文をご紹介します。学生と社会人の違いの質問の対策に役立ててみてください。
学生と社会人の違い6つ|面接前に把握しよう
- ・本業
- ・本業の目的
- ・責任
- ・収入
- ・正解
- ・可処分時間
- ・評価基準
- ・人間関係
- ・ゴール
学生と社会人の違いとは、具体的にどのようなことが挙げられるのでしょうか。
学生と社会人の違いについて、企業側が質問する意図について説明してきましたが、ここでは実際に学生と社会人の違いについて説明します。
面接に臨む前に、確認しておきましょう。
学生と社会人の違いを、大まかに記すと次の表のようになります。
学生 | 社会人 | |
本業 | 学業 | 仕事 |
本業の目的 | 知識/経験の習得 | 収入を得る 貢献意識 |
責任 | 自己責任 | 組織責任 |
収入 | 副業(ex.アルバイト) | 本業 |
正解 | 有 | 無 |
可処分時間 | 多 | 少 |
評価基準 | テストの点数/課題の成績 | 成果/周囲の評価 |
人間関係 | 同級生/先輩/後輩/家族 | 幅広い年齢層・職業・国籍の人 |
ゴール | 卒業 | 夢や目標の実現 |
学生、社会人それぞれの状況によっても違いは変わってくるので、厳密な違いを表せているわけではありませんが、学生と社会人には表のような違いがあると言えるでしょう。
上記の表を元に、学生と社会人についてまとめると次のような項目で違いがあると考えられます。
- 社会に対する責任の重さ
- 時間の使い方
- 評価される基準
- 人間関係
- 学び方
- お金の使い方
それでは、学生と社会人の違いについてそれぞれ説明していきます。
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違い1. 社会に対する責任の重さ
学生と社会人の最も大きな違いは、社会に対する責任の重さだと言えます。
学生の場合、学業の成績が良くなかったり、講義を無断欠席をしたとしても、個人の問題に留まるため、個人責任となることが多いです。
一方で社会人の場合、会社という組織に属することが多く、個人の軽率な言動が会社全体に及ぶ問題を起こしてしまう可能性があります。
このように、社会に対する責任の重さは学生と社会人の間で違いがあると言えるでしょう。
違い2. 時間の使い方
時間の使い方も学生と社会人の間で違いがあると言えるでしょう。
学生は、本業の学業があるとはいえ、比較的自由に使える時間が多いです。
特に大学生は、好きな講義を好きな時間やタイミングで受けることができるため、学生の中でも自由に使える時間が多いと言えます。
一方で、社会人になると1日のほとんどが仕事で占められるため、自由に使える時間が限られてしまいます。
複数の仕事を担当することも社会人にはよくあることで、仕事の効率が上がる時間の使い方を考える必要も出てくるでしょう。
このように、社会人は学生と違って自由に使える時間が限られてしまうため、限られた時間をいかにうまく管理し、自分の時間を作り出すかが必要になります。
違い3. 評価される基準
学生と社会人では評価される基準も違います。
学生は評価される基準が明確になっており、試験や課題の点数や出来高によって評価のランク付けがされます。
そのため、目標やゴールを比較的目指しやすいと言えるでしょう。
一方、社会人になると評価される基準は曖昧になります。
社会人は組織で動くことがほとんどで、自分のアクションがどう成果に影響したかを厳密に突き止めることが難しくなります。
加えて、社会人の仕事には学生時代の試験のように明確な答えがあるわけではなく、評価の基準も明確ではありません。
そのため自ら問いを立て、解決していく主体性が社会人には求められるでしょう。
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違い4. 人間関係
学生と社会人では、関わることになる人の幅も大きく変わってくるでしょう。
学生の中にも様々な人がいますが、学生の人間関係は同級生や上下2〜3年の先輩・後輩が一般的にであり、人間関係は狭いと言えるでしょう。
アルバイトやサークル活動などで、他の年代の人と関わる機会がある場合もありますが、それでもその人数は少なく、深い関係になることは少ないです。
一方、社会人は同世代だけで仕事をするケースは少なく、様々な年代や経歴の人と仕事をすることになります。
加えて、他部署やクライアント、社外のパートナー会社など、社会人は会社内にとどまらず、幅広い年齢・性別・立場・価値観の人と関わっていくことになります。
最近ではグローバル化が進んでいることもあり、国籍が異なる人と仕事をすることも増えてきました。
このように、社会人の人間関係は学生の人間関係と比べ、圧倒的に広くなると言えるでしょう。
違い5. 学び方
学生と社会人の学び方には、受動的か能動的かの違いがあるでしょう。
学生の学び方は、基本的に学校の授業や講義があるため受動的であると言えます。
特に、大学生は興味のある分野の講義を受けることができますが、それでも教授や講師によって準備されたカリキュラムによって学ぶことになります。
一方、社会人の学び方は、常に自分で考えて結果を出していかなければならなく、能動的であると言えます。
基礎的なビジネススキルや仕事の進め方、マナーなどは入社時の研修などで教えてもらえることがありますが、仕事の進め方や成果を出す方法は自ら考え、試行錯誤を重ねていかなければなりません。
また、自分に必要な知識やスキルは何かを自ら分析し、習得していく姿勢も社会人にとって必要なことです。
このように、学生と社会人の学び方には、受動的か能動的かの違いがあると言えるでしょう。
違い6. お金の使い方
学生と社会人では、お金の使い方も大きく変わっていくでしょう。
社会人は学生よりも収入が多いですが、生活費や税金など払わなければならないお金も多くなるため、お金の管理が大切になります。
学生より収入の多い社会人ですが、働いて得たお金の範囲で生活をする必要があり、気にせずお金を使える学生と違って自由に使えるお金が少なくなるケースもあるでしょう。
ここで、学生と社会人の違いについての質問・回答の投稿がJobQにありましたのでご紹介します。
社会人と学生の違いとは何でしょうか?ぜひ教えてください
社会人と学生の違いを教えてください。
●責任があるかどうか(厳密には大学生も責任はあるのですが)
●与える立場か与えられる立場かどうか(主体的か受動的かとも言えますが)
違いとして一番分かりやすいのは…続きを見る
回答を見ると、責任の有無や主体性の有無に学生と社会人の違いを感じることが多いと推測できます。