【社会人経験について】心構えやマナーについて詳しくご紹介

求人内容をみると、「社会人経験問わず」、「○年以上の社会人経験」という言葉があります。

社会人＝働いた年数というイメージを持つ方がいますが、フリーターやアルバイトは何年行っていても社会人経験には入りません。

社会人経験とは、正社員として働いた期間を指すことが一般的です。

「社会人経験」という言葉の本来の意味

社会人経験は正社員として働いた期間と前述しましたが、これは本来の使いではありません。

社会人経験という本当の意味は、学校を卒業した後に仕事をした期間を指します。

ですので、本来の意味では、アルバイトやフリーターとして勤務して期間も、立派な社会人経験となります。

間違った知識が広く定着しているのは問題ですが、企業によっては「社会人経験」を本来の意味でしっかりと使っている企業もあるので、認識の違いは企業によって違います。

企業の採用場面で使われる時の意味

「社会人経験」を本来の意味で使うか使わないかは、企業によって変わるので一概にはいえません。

ですが、一般的にはアルバイトやフリーターと正社員との責任の重さの違いから、正社員経験を重視している企業が多いです。

企業が人材を募集する場合に「社会人経験」という言葉を必ず使いますが、社会人としての経験とは「具体的にはどのようなものなのか」と疑問に思う方も多いと思います。

具体的には

• 企業で働く心構え
• マナー
• スキルや実績

上記のような事を求められます。

企業人としての心構え

アルバイトやフリーターと正社員との大きな差は「責任感の重さ」です。

アルバイトの方と正社員の方が一緒に仕事を行っている場合、例えアルバイトのミスであっても、何か問題が起きた時に責任をとるのは正社員になります。

「正社員経験がない=責任が重い仕事をした事がない」という事になるので、社会人経験がない方を面接する場合は、「責任感がある人なのか」、「正社員として働く自覚はあるのか」という部分を見ることが多いです。

企業人としてのマナー

アルバイトやフリーターの場合、ビジネスメールや正しい言葉遣いなどを徹底的に、教えてくれる会社は多くはありません。

接客業などのアルバイトの場合は、お客様と会話をしサービスを提供するので、最低限の言葉遣いを学ぶ研修などはあります。

ですが、正社員として働く場合は、ビジネスメール・名刺交換など社会人としての基本であるビジネスマナーを教えてくれるところは少ないです。

新人教育などの研修コストを抑えたい企業は、「社会人経験必須」という記載をして、コストを抑えたいという狙いがあります。

即戦力となるスキル

中途採用の場合、会社の即戦力を求める事が多いので、エクセルなど最低限のパソコンスキルやビジネスマナー、その他業務に必要なスキルを取得している事が条件になる事が多いです。

新卒採用以外での求人では、「社会人経験が必須」という事が非常に多いです。

社会人経験がない場合、年齢にもよりますが不利になる事が多いです。

ですが、社会人経験がない方でも正社員になる事はできます。ですが、何も対策を行わずに、正社員の道を目指すのは難しいです。

社会人経験がない方には、ない方なりのアピール方法などがあります。

アピールするもの

アルバイトやフリーターで働いている方でも、業種にもよりますが、スキルを身に着けているはずです。

事務員としてのアルバイトで、エクセルなどを使用した経験があれば、オフィスソフトを使用できる事をアピールする事ができます。

また接客業での経験がある方は、コミュニケーション能力が高い事が多いです。

アルバイトで身に着けたスキルを積極的にアピールしてみましょう。

仕事に関連した資格の取得

入社したい企業の職種に合わせて資格を取得するのもオススメです。

やる気をアピールする事が出来るだけではなく、最低限の知識を付けることもできます。

ですが、あまりに取得難易度が高いものを選ぶのはオススメできません。

資格を取得するだけの時間を転職活動に使った方が、効率が良いです。

就職転職エージェントを利用

社会人経験がなく、転職活動に自信がないという方は、転職エージェントを利用するのもオススメです。

転職エージェントでは面談を行うので、事前に社会人経験がない事を伝えると、社会人経験がない人でも応募できる企業を紹介してくれます。

また、自分がやりたい仕事や、希望を出来るだけ叶えようとしてくれるので、理想の転職を出来る可能性が高いです。

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これまでの社会人経験を活かして公務員に転職するのもオススメです。

民間企業とは違い、倒産などのリスクもなく、生活が安定します。

民間企業とは違い、法律の規制が厳しくはありますが、転職先の候補として公務員を選択するのも1つの方法です。

社会人経験のある人を採用する公務員試験

社会人経験がある人が民間企業から公務員を目指す場合、年齢によって試験が異なります。

30代以下の方は、公務員試験の種類も豊富です。

また、30代以上の方は「社会人経験者採用試験」という試験を受ける事ができます。

年齢の下限が30代となり、「社会人経験年数が5年以上」などの条件ありますが、59歳まで受講資格があります。

社会人経験を活かして採用されやすい公務員の職種

社会人経験の有無に関係なく採用基準は民間企業の採用より公平な審査が行われるので、採用率は一律同じです。

ですが、国家公務員ではなく地方公務員がオススメです。

地方公務員といえば市役所勤めというイメージが強いですが、職種は非常に多岐に渡ります。

社会人経験者のための公務員試験公開講座

社会人経験者が公務員に転職する場合にオススメの勉強方法や公務員試験制度についてなど詳しく紹介してくれる講座が定期的に開催されています。

講義方法も「ビデオ講座」と「対面講座」があり、講座が行われる場所も全国にあるので、社会人経験がある方が公務員を目指す場合には非常にオススメの講座です。

いかがでしたでしょうか。

「社会人経験者」という言葉は本来の意味と違った意味で定着しているので、定義が企業によって曖昧です。

ですが、アルバイトやフリーターの方でも、正社員になれる道はあります。

また、企業によっては社会人経験が不問という所もあるので、自分にあった転職方法を探してみて下さい。