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【違法なの?】引き抜きと転職の関係について徹底的に解説します

とても優秀な人材には、引き抜きのお話が出ることは珍しいことではありません。今回は引き抜きによるありがちなトラブルや違法行為になってしまうケースでの転職についての事例をお教えします。引き抜きによるトラブルや違法行為とは何でしょうか。確認しましょう。

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引き抜きとは

引き抜きとは

他の会社から優秀だと思った人材をより良い条件を提示するなどしてスカウトし、自社に転職させることです。
 

なぜ引き抜きが行われるのか?

理由は教育コストの削減です。

実は優秀な人材を育てるというのは簡単なことではなく、0から育てるのはとてもコストがかかります。

さらに、教育によって動ける人材も時間を取られます。

ですから新人教育で新しく育てるよりは、すでに仕事のできる優秀な人材を引き抜いた方が効率も良くコストもかからないのです。

しかし引き抜きによるトラブルも実際にたくさんあります

▶︎ 引き抜きによる転職トラブルにはどんな事例がありますか?

引き抜きによる転職のトラブルは法律が絡んでくるほど大きな問題になりかねません。

ですからきちんと知識をつけておくことが重要です。

引き抜きの相談をされたらまず誰かに相談することをオススメします。

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引き抜きとヘッドハンティングの違い

ヘッドハンティングにも引き抜きと同じように他社から優秀な人材を転職させるという意味があります。

ではどのような違いがあるのでしょうか。
 

役職が違う

答えは「役職の違い」です。

文字を見ればわかりますが、ヘッドハンティングは「ヘッド」を引き抜きます。

「ヘッド」とは企業の幹部や役員などのことを指していて、今まで会社を第一線で経営してきた人たちのことを指します。

「引き抜き」は役職に関わらず優秀であれば引き抜かれるので、意味が広くなっています。

つまりこの質問では質問者さんは幹部か役員であるということです↓

▶︎ 外資系企業にヘッドハンティングされる機会の増やし方はありますか?


ヘッドハンティングと引き抜きには大きな違いはありませんがビジネスシーンで話題になることも多いので、覚えておいて損はないと思います。

関連相談

ライバルに転職しても違法行為にはならない?

引き抜きは違法行為にならない理由とは

日本国民には全員に、職業選択の自由が法律で保障されています。

日本国憲法第22条第1項では、何人も公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有するという権利がはっきりと書かれています。

当然と言えば当然の権利なのではありますが、この法律は憲法に定められたものなので絶対的なものです。

会社でどのようなルールを定めたとしても、日本国憲法22条第1項に勝てはしません。

いかに企業の機密などを知っている立場の会社員であったとしても、法律に会社は絶対に勝てません。

ですから必ず転職希望者は転職することができます。引き抜きであったかなどは、基本的には職業選択の自由の保障の前にはあまり関係がありません。

ですから引き抜きにあい、就業規則に同業他社への転職を禁じされていたとしても、違法行為にあたりません。

しかしそれでも引き抜きによる転職のトラブルは絶えません。

引き抜きによるトラブルがもっと気になる方はぜひご覧ください

▶︎ 転職活動の引き抜きによる起きるトラブルはありますか?

引き抜きの際に元々いた会社の情報などを話してしまうと違法になる恐れがありますのでご注意ください。

関連相談

競業禁止規定どこまで有効なのか?

現実問題としては優秀な社員に競合他社に転職され、売り上げをゴッソリと持っていかれてしまい、たちまち元居た会社とトラブルになるという例は後を絶ちません。

最もありがちなトラブルはライバル会社に転職をし、元居た会社から訴えられそうになるというトラブルです。

競業禁止規定という形で会社側は社員に誓約書を署名させるケースもあります。

競業禁止規定とは、例えば会社を従業員が退職した後、年数を定めて競業他社への就業を制限したり、もしも競業他社に転職すると判明した場合、退職金を減額したりするような人事上不利な取り扱いをすることをいいます。

このような規定を設けている会社は多いですが、ハッキリ言って法的な効力を持ちえません。

競業他社への転職禁止も年数的には、1年までが限度とされていますし、退職金の減額などは不当であるとして、会社側が裁判で敗訴しています。

ただし、例外的に引き抜き転職や競業他社への転職において、会社側が勝った判例(ラクソン事件)があります。

それでは引き抜きに合った際のポイントを説明します。
 

引き抜きのポイント1

会社幹部として会社の業績を左右するような重要な仕事をしていたにも関わらず、同業他社へ転職しました。

もしこのまま、本人がただ転職するだけならば、憲法による法律の庇護下にある会社幹部の利益は保護されていました。
 

引き抜きのポイント2

転職する際、転職前にいた会社の部下を転職先に誘い、転職を促しそれに部下の社員が応じて転職先へ連れてきてしまいました。

これが転職前に在籍していた会社に対する背信行為であり、社会的逸脱行為(常識的な転職の範疇を超えた行為)であると認定されたため会社側が勝訴しています。

この判例を見てもわかる通り、ライバル会社にただ単に幹部社員が転職するだけであれば違法行為とはならず、転職者本人の範疇を超えた度を過ぎた行為を行った行為があった場合には、訴えられて負ける可能性もあります。

しかし、基本的には個人が転職するだけであれば競業禁止規定による制限を受けることはありません。

あまりにも露骨な引き抜きで元居た会社に大損害を与えるというケース以外では、基本的には認められません。

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引き抜きでの転職に迷ったら

実際に引き抜きされた場合、かなり迷うと思います。

同じように迷っている方からの質問が届いているので見てみましょう。

元上司から引き抜き転職の提案をされ、転職しようか迷っています。

引き抜きでの転職についての相談です。
1週間前に元上司から、引き抜き転職の提案がありました。

元上司についてはとても尊敬していて、上司の退職後も度々仕事での相談に載ってもらっていました。

その為、また一緒に働きたいと言う話を聞けて、非常に嬉しく、前向きに転職を検討しています。

待遇などについては恐らくですが、ほぼ変わらないと思われます。しかし、知名度は現在の会社の方が圧倒的に高いです。

誘いがあるまでは転職については考えたことはなかったのですが、現状の仕事の閉塞感から悩んでいます。

今までは転職なんて考えてもみなかったのですが、上司からの誘いは素直に嬉しいです。

今の会社に思い入れもありますし、働きやすい職場環境ということもあります。

転職したことがないため、自分が転職をすることへの勇気がないだけかもしれないですが、このような引き抜き転職は一般的にいかがでしょうか。

結局、自分が判断する他ないのですが、非常に迷っています

自分の将来の事をまず一番に考えた方がいいのではないでしょうか?

その会社の転職する事によって自分のキャリアの幅が広がるのか、そうでないのかを考えてみてはどうですか?

オファーを受けるのは嬉しいと思いますが、あなた自身にメリットが何かなければ、失敗する可能性もあります。

じっくり話を聞いて、それでも迷うようだったら転職です。仮に転職したことを後悔することになっても、転職しなかった後悔のほうが大きいはず。私はそう思って転職しました。


とのことでした。

おそらく引き抜きされた場合、多くの方が悩むでしょう。

ですからしっかり自分で考えて後悔のない選択をしましょう。

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引き抜きまとめ

引き抜き転職の誘いがあり、それを受けて競合他社(ライバル会社)に転職する場合であったとしても、基本的には日本国憲法で保障された職業選択の自由によって引き抜き先へと転職することは可能です。

転職を制限することは会社側はできないのです。また、例外的に悪質な転職とみなされるようなケースがあります。

取締役などの経営者的なポジションにいる社員が、転職先に部下を連れて転職してしまい、転職者本人以外を巻き込み元在籍していた会社に大きな損害を与えるような引き抜き行為は悪質な行為として損害賠償請求をされる可能性があります。

なので、競合他社へ転職する場合にはあくまで本人のみで転職するようにし、元々在籍していた会社とトラブルになるような転職は避けるようにしましょう。

ライバル会社へ引き抜かれて転職する場合には常識を逸脱しないように気を付けて転職しましょう。

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本記事の初回公開日は2017年10月07日です。

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