
自衛隊の年収を階級別・学歴別(高卒・大卒)に解説!福利厚生も紹介
自衛隊の年収は階級や学歴によって異なります。2024年1月時点で公表されている情報を基に、自衛隊へ入隊したい人には知っておきたい年収を階級、学歴、年齢などから調査し、詳細に分析しました。さらには自衛隊の福利厚生についても解説します。自衛隊を目指す人は参考にしてみてください。
【学歴別】高卒・大卒の自衛隊の平均年収
自衛隊の年収は、勤続年数や階級によって変わります。民間給与実態統計調査の給与所得者によると日本の平均年収460万円ですが、自衛隊はどのくらいもらえるのでしょうか?また、高卒と大卒で差があるのかも含め、詳しく解説します。
自衛隊の平均年収は370~670万円
防衛省・自衛隊帯広地方協力本部「自衛官のお給料について」によると自衛隊の平均年収は約370万〜670万円です。自衛隊の給与は年齢・階級・役職・手当によって変わります。
ただし自衛隊の給与は法律によって定められており、上官や大臣の一任で変えることはできません。給与の見直し自体は定期的に行われています。
参考:自衛官のお給料について|防衛省・自衛隊帯広地方協力本部
高卒と大卒で年収に違いはある?
結論から言うと、高卒と大卒の初任給は異なります。理由は、高卒と大卒ではスタートする階級が異なるためです。
高卒の場合、自衛官候補生からスタートします。約3カ月の教育修了後に2等陸・海・空士に任用され給与がアップします。その後は士長までは勤務期間に応じて昇任し、3等陸・海・空曹への昇進には昇任試験の合格が必要となります。試験は年2回実施され、学科・体力・実技で評価されます。
2士(高校卒)の場合、給与は19万8,800円になります。
一方、大卒の場合は幹部候補生としてスタートすることができ、その場合の初任給は24万3,500円です。幹部候補生の場合、採用と同時に陸上・海上・航空の各自衛隊曹長に任命されます。その後は3等陸・海・空尉に昇進する形です。
幹部候補生の場合、給与や階級が高い状態からスタートすることができます。ただし、大卒であっても全員が幹部候補生からスタートするわけではありません。
高卒と大卒で年収を比較した場合は幹部候補生からスタートするのであれば大卒の方が高くなる傾向にありますが、必ずしも大卒の方が年収が高いとはいえないようです。
JobQ Townに寄せられた自衛隊に関する質問と回答を紹介します。
Q.高卒で自衛隊候補生に受かったが一般曹候補生のほうが良かった?
高卒で自衛隊候補生受かったんですけど一般曹候補生のほうが良かったですか?
また自衛隊をやめたあとのセカンドキャリアは何がおすすめですか?
知り合いが勤めているので回答します。
自衛官候補生として合格したが、一般曹候補生のほうが良かったか?って話ですよね?
そりゃあ難易度的には一般曹候補生のほうが難しいですし、昇進の早さなど…続きを見る