国内の油ガス田の権益が強みであったが、この先不透明(このままでは減退していく一方)な点は弱みである。 一時期海外に対しても積極投資していたが、数々の失敗から現在では国内回帰しているため、長期的なビジネスモデルを明確化できるかどうかが今後の運命を左右すると思われる。 特に、カナダのシェールガス開発を行いLNGとして日本に持ってくることを見込んで相馬にLNG基地を建てても肝心のシェールガス開発が中止になる等、成長を目論見投資したビジネスの前提が崩れている中で、今後どのようにして会社の運営を進めていくのか気になるところである。ただただ負債を抱えているだけにならないとよいが・・・
現社長は石油開発にあまり力をいれない。どちらかというと相馬LNG基地と福島の天然ガス火力発電所事業に注力。電力やガス会社からの中途採用が最近多い。
退職前は新エネルギーに色々と手を出そうとしていたがそれもどう転んだかは不明。
社会情勢からして逆境であることには変わりなく、将来性としては非常に不透明。もちろん、5年後すぐにどうこうということではないと思うが、ビジネスが最大で何十年スパンの足の長い投資から利益を回収していくものであるから、狙ったような結果になるとは限らないし、その過程で何かの事業を切り出して売却したり、どこかの会社に買収されたり、あるいは非上場化したりといったことがあり得る。だからこそ、社員ひとりひとりが会社や業界に限定されないようなスキルセットを持つことが大切である。