とにかく若手の年収が高くなる。 しかし、内訳は3分の1以上が残業代である。 残業代が1分単位で出ており、月60時間前後を行なっていた。 賞与に関しては若手の内は評価が良かろうが悪かろうが微々たる差である。 営業部では残業をせざるを得ないなりの仕事量が与えられ、チームで分担する社風、方法も全く醸成されていないので必然的に仕事中心の生活となり、気付けば年収が高くなっていた。 ヒト依存で産まれた残業の中身は、1営業担当が全ての責任を担って必ず成功させるというプレッシャーが常に付き纏っているため、ワークライフバランスを犠牲にして得た代価としては到底納得ができない金額である。 また、残業規制を掛けられているためサービス残業を行わざるを得ず、やはり妥当な金額だとは言い難い。 会社としては残業時間を削減していく全社方針を打ち出して今後も推進していき、今後の平均年収は下がっていくであろう。 当然、相対的な年収の妥当感は下がっていくことと思われ、現在の額面数値をそのまま素直に喜んではいられない。 しかし、
年収は高いと思われがちだが、残業ありきである。 残業しない場合、普通の会社と同じ給与レンジに収まる。また、ランクが上がったとしても1万円くらいアップするのみであり、基本的には年功序列の会社である。
年功序列であるため、いかに仕事を頑張っても昇給しないことはザラにある。意欲が削がれてしまう原因である。