20-30代は一般的な会社に比べると高めだが、40~45歳前後で頭打ちとなる。20代でも500万台に達し、30代で700-800万、40台で1000万に乗った。ただし、1000万を超えたあたりで、ほぼ頭打ちとなり、最後の数年はむしろ下がり気味だった。
雑誌編集部であれば、2~3年目あたりから十数ページの長い記事を書くようになることを期待される。 最初のうちはあまり厳しい締め切りは設定されず、また、多くは先輩や上長との共同作業になるが、4-5年目となると、取材先のリストアップ、アポ入れ、取材、記事執筆まで基本的にはすべて一人で行うようになる。さらにたつと、併行して連載記事の寄稿の編集も掛け持ちしたりするようになり、マルチタスクをよどみなくこなす時間管理が必須となる。 こうした業務は、取材先の都合、寄稿者の時間管理などにも依存することとなるので、スケジュール通りに終えることは少ないのが現実であった。特に取材については、記事の情報量や質に欲を出すとキリがないという面があるだけに、「合格水準のクオリティはどの程度か」という眼力まで身につかないとなかなか難しい。
ワークライフバランス的にはハードだが、人に話を聞きに行ったり、文章を書くのを苦にしない人にとっては、やりがいを感じられる仕事である。