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もともとエージェントにおり自身も2度エージェントを利用して転職し、現在は人事の仕事をしている者です。 ①エージェントの活用方法 人により意見があろうかと思いますが、エージェントをうまく使うには、一にも二にも「コミュニケーション」だと思います。 「エージェントに登録し」「求人が送られてくる」と書かれていますので、おそらく登録した後に面談をされたものと思います。 「そこで自分の考えは伝えたから、あとは良い案件が出てくるだろう」と考えるのはやや早計です。というのは、面談は通常1時間程度、長くても2時間がせいぜいですので、2時間分の情報を元に送られてくる案件と本来のご希望には当然ズレが生じるためです。これは、面倒でも指摘をして修正をしていかなければ、ズレが「正しい」と思い込んで案件紹介をし続けてくることに(ひいてはズレが大きくなることに)なります。 かたやエージェントの立場に立つと、彼らは「ボランティアではなく営業職」ですので、「お客様の転職決定ひとりいくら」でお金をもらう人たちですので、「魅力的だが応募しても内定可能性の低い、難しい案件」よりも「応募すれば内定を得られる可能性の高い案件」に応募が欲しいわけです。(当然、「魅力的かつ受かりそうな案件」がベストですが、そういうものは通常なかなか無く、だからエージェントを使われているという面もあろうかと思います) とはいえ、求職者様の立場であれば「受かることはわかっていても魅力的でない案件」に応募しても仕方がないわけで、ここの意識のすり合わせは絶対に必要です。 ここですべきことは2つです。いずれもコミュニケーションですが、①なぜこの案件を紹介したのか、どのような理由で自分が応募すべきと思ったのかを確認する、②自身の本来の希望が何でどのような点がズレているのかを伝える、です。 ①については、「調べてみるとブラック企業だと〜」とおっしゃっていますが、もしお調べになったのがネットだとすると、世の中の多くの企業は「ブラックの噂」があるか、小さすぎて噂にもならないか、ということになるかと思います。当然、程度の問題ではありますが。 彼らはまがりなりにも「転職のプロ」です。おそらく、何か勧めてきた理由があるはずです。それを確認したうえで、再度判断されるのが良いかと思います。そこで最低限の判断をしたら、あとは応募してみて実際にその企業の中の人と会ってみて判断をするというのが大切かと思います。 ②についても同様で、こちらの思いを知らないまま紹介させておくからズレるのです。面談をされて、どんな企業がいいかは伝えておられるかと思いますが、やはり少ない情報ではズレが生じますので、「A社は知っている会社で現職のほうが良いと思う」とか「B社は業務内容が希望と違うので避けたい」とか、紹介された案件に対してフィードバックを繰り返していくと、紹介の精度はあがっていくかと思います。 うわめんどくせ!となりそうですが、ある程度軌道に乗れば、あとは良好なサービスを受けられると思いますよ。 ②おすすめのエージェントですが、これは求職者様の属性によってかなり変わりますのでなんとも言えないところです。 大手のリクルート・インテリジェンス・JACあたりのどれか1〜2つと、中小エージェントとかを組み合わせて複数登録されたうえで、相性のいいエージェントとかコンサルタントを探す、というのが王道かと思います。ちょっと面倒ではありますが、複数登録しているとお互いのエージェントに緊張感が生まれますので、サービスレベルの向上が期待できます。 良いご転職を!