女性が転職でキャリアダウンする理由｜メリット・デメリットは？

キャリアダウンとは、キャリアアップの逆で、役職が・会社の規模・年収が今の状態よりも下がることを言います。

まず、キャリアダウンについてJobQ Townに寄せられているQ&Aをご紹介します。

キャリアダウンとはどういうことでしょうか？

役職、専門性、年収などを下げる事みたいですね。
キャリアアップを続けると相対的に…続きを見る

専門性や職位は、ピラミッドのように下が厚く、上が狭くなっています。専門性や職位が上がるほど、…続きを見る

キャリアダウンは単なる選択肢の一つ

キャリアダウンは単なる選択肢です。

仕事ができるようになり役職も上がれば、年収アップや業務の幅も広がることが予想されます。

しかし、業務の幅が広がることによってプレッシャーを感じ、ストレスが溜まってしまうケースもあるでしょう。

キャリアダウンは少なからずやむをえない選択肢である可能性もあります。

特に女性は、出産や育児などで業務から離れる期間や、結婚や出産をきっかけに働き方を変える必要性が出てくる可能性が高いと考えられています。

その結果、キャリアダウンは女性にフォーカスしたテーマになっていることが考えられます。

戦略的キャリアダウンもできる

異業界・異職種に転職したい場合、自身の強みを活かして「戦略的なキャリアダウン」という選択をとることもできるでしょう。

異業界・同職種での転職の場合、経験のある職種ならではの経験を活かすことができるかもしれません。

また、同業界内で異職種で転職をしたい場合、業界の知識を活かした貢献ができるとアピールすることもできるでしょう。

このように、キャリアダウンは戦略的に行うこともできると視野に入れておくのがおすすめです。

キャリアダウンは、仕事の実力不足や評価が下がったことで起きるだけではないことを前の章に記載しました。

しかし、家庭の事情や健康状態の影響など、女性がキャリアダウンする理由は他にも考えられます。

そこで、女性がキャリアダウンする理由を追加で4つご紹介します。

結婚に伴う転職

女性は、結婚に伴う転職でキャリアダウンするケースもあります。

パートナーの転勤によって、自身も引っ越しや転職する必要が出るケースもあるでしょう。

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出産・育児後の復職

女性は、出産や育児などで業務から離れる期間があります。

復職時に、仕事の空きがなかったり、業務に追いつけなかったりすることで、やむをえずキャリアダウンをする必要があるケースが考えられるでしょう。

家庭の事情

家庭の事情とは、介護や家業を継ぐこと、パートナーの転勤などのケースが考えられます。

家庭の事情によって仕事の両立が難しい、他に対応できる人がいないことによってキャリアダウンせざるを得ない人もあるでしょう。

結婚という家庭の事情によって退職をし、後悔している女性のQ&Aをご紹介します。

Q.結婚を機に退職したのですが後悔しています。

20代後半の女性です。

結婚を機に大学卒業後から勤めていた大手メーカーを退職しました。まだ子どもはいません。

正直、表向きは幸せいっぱいの寿退職でしたが、退職後は私の人生本当にこれで良いのか毎日毎日悩んでいます。

前職を退職しなければまた違った人生があったのではと後悔しています。

後悔してもしょうがないとは思いつつ、一方で、私は本当に何がしたいのかわからなくなります。

なんで自分の将来を自分でつぶしてしまったのか…そればかりが毎日毎日頭には浮かんできてしまい辛いです。

気持ち分からなくてもありません。

結婚をして家庭に入るのが本当に相手にとって幸せかを考えたことがあります。今までのキャリアを捨ててさせてしまって良いのかと思って…続きを見る

自身の健康状態

自身の健康状態によってキャリアダウンを選択する女性もいます。

この場合の健康状態とは、心身両方の健康状態をさします。

身体の調子が悪かったり、メンタルが不安定だったりと仕事を続けることが難しい状況である一方で、仕事は続けたい・続けなければいけない場合に、やむをえずキャリアダウンを選択する女性もいるでしょう。

女性がキャリアダウンをするメリットをご紹介します。

• 精神的な負担を減らすことができる
• プライベートに使える時間が増える
• 仕事と家庭の両立の実現につながる

精神的な負担を減らすことができる

女性がキャリアダウンすることで、精神的な負担を減らすことができるというメリットがあります。

例えば、業務の幅が広がったり、部下のキャリアアップを意識した教育をしたりと、社会人歴が長くなるほど精神的な負担も増えるでしょう。

仕事でのストレスはいいストレスの場合もありますが、気づかないうちに精神的な負担が増えていることもあります。

プライベートに使える時間が増える

女性がキャリアダウンするメリットとして、プライベートに使える時間が増えることが考えられます。

精神的なプレッシャーからの解放により、プライベートの充実度が増すかもしれません。

習い事などの趣味や、家事などのやらなければいけないことを済ませる時間も生まれるでしょう。

仕事と家庭の両立の実現につながる

女性がキャリアダウンすることで、仕事と家庭の両立の実現につなげることができるというメリットがあります。

仕事が忙しく、子育てや家庭に割く時間を確保できなかった女性も、キャリアダウンをして仕事と家庭の両立実現に近づけることができるでしょう。

続いて、女性がキャリアダウンをするデメリットについて解説します。

• 収入が減る
• 周囲を納得させる必要がある
• やりがいが感じられなくなる可能性がある
• 転職時にキャリアダウンの理由を聞かれることがある
• キャリアアップをすることが難しくなる

収入が減る

女性がキャリアダウンするデメリットとして、収入が減ってしまうことが挙げられます。

収入ダウンは最も大きなデメリットだと考えられます。

給料はあまり重要視しないという人でも、キャリアダウン後は予想以上に生活が苦しくなるという場合もあるでしょう。

好きな時好きなものを買うことができなくなってしまったり、習い事やイベントに使うお金がなくなってしまったりすることもあるかもしれません。

周囲を納得させる必要がある

周囲を納得させる必要があるのも、女性がキャリアダウンをするデメリットでしょう。

キャリアダウンをすると年収が下がるデメリットがあると解説しました。

特に家族がいる場合、突然キャリアダウンをすると伝えた際に引き止められる可能性があると考えられます。

自身の収入が家族を支えているのなら、なおさら引き止められるでしょう。

やりがいが感じられなくなる可能性がある

キャリアダウンをすると、仕事にやりがいが感じられなくなる可能性があるかもしれません。

キャリアダウンは、役職や会社の規模がダウンするため、現職よりも仕事の幅も狭くなることが予想されます。

仕事内容にかかわらず、仕事内容や仕事環境、待遇に不満を持つようになることも考えられます。

転職時にキャリアダウンの理由を聞かれることがある

女性はキャリアダウンした場合、転職時にキャリアダウンの理由を聞かれることもあります。

前職で役職や年収が高かった人がキャリアダウンを選択した場合、楽をするため・妥協・前職でのトラブルなど、ネガティブな印象を持つ企業もあるでしょう。

マイナスなイメージを持たれないよう、これまでの経験や実績をアピールするのがおすすめです。

キャリアアップをすることが難しくなる

女性がキャリアダウンをすることによって、再度キャリアアップをすることが難しくなる可能性もあります。

優良企業から一度キャリアダウンをしてしまうと、同じ水準の企業に再就職するのは難易度が上がることが多いです。

特に、正社員からアルバイトに雇用形態を変えたり、スキルや資格を元々持っていなかったりする場合は、さらに難易度が上がってしまうでしょう。

この記事では、女性のキャリアダウンは仕方ないケースであることやその理由、キャリアダウンは自分の選択で戦略的に行うこともできることについて解説しました。

これからキャリアダウンを考えている女性は、キャリアダウンするメリットやデメリットを理解した上で意思決定ができると良いでしょう。