
【入社承諾書の日付はかなり重要?】間違えた場合も解説します
入社承諾書を書く際に日付で悩む人もいるでしょう。今回は入社承諾書の日付の書き方について詳しく紹介します。契約書関連の日付部分はかなり重要になるので、正しい情報を得ておくことが大切です。日付を間違えてしまった場合の対処法もみていきましょう。
「入社承諾書」についての基礎知識
会社から内定が出ると、入社承諾書が送られてきます。承諾書には必要事項を記入し、提出しなければなりません。
入社承諾書は重要な契約書類です。必要事項を記入する際に日付の書き方にも気を付ける必要があります。
「入社承諾書」とは何か
「入社承諾書」とは、特別な理由がない限りその会社に入社することを約束する書類です。
企業は入社承諾書の提出をもって、内定者に入社の意思があるかどうかを確認します。
ただし、入社承諾書には法的拘束力はないため、入社承諾書提出を根拠とした損害賠償請求は原則無効です。そのため、日付などの記入ミスがあっても法的には大きな問題にはなりません。
しかし、重要な契約書類への記入ミスはビジネスマナーとして問題です。必要事項が書かれていないと自身の評価を下げてしまうことになるので、細心の注意を払いましょう。
「入社承諾書」の役割
先述の通り、内定者に入社することを約束させる役割があります。
会社側からすると採用活動には大きなコストがかかります。
入社するまでに内定を辞退され、欠員が出るとそれを埋めるために新たに採用コストがかかります。
そのようなケースがあまり出ないように入社承諾書の提出を求めており、内定者の入社意思を固めてもらおうとしています。
入社承諾書を郵送ではなく本社まで持っていくのは普通ですか?
転職活動をしていました。
かねてより希望していたプログラマーの仕事に内定がこの間きまりました。
私は地方から東京に通って就活していたのですが、
入社承諾書を郵送ではなく、わざわざ本社まで持って来るよう言われたのです。
正直郵送じゃダメな意味が分かりませんし、
他の会社は郵送で大丈夫だったので、「変な会社だなぁ」と思ってしまいました。
これって普通のことなのでしょうか?
こういう疑問があれば、後になって後悔しないように会社に聞いてみるのが良いですよ。
きちんとした理由があるのかもしれませんし、…続きを見る
入社承諾書の日付を書く際のポイント
記入内容は、署名・捺印・日付の3つです。
このうち日付は契約書類において重要な項目であるため、注意が必要です。
日付を記入するときに注意するべきポイントを紹介します。
基本的には提出日の日付を書き込む
入社承諾書には提出日を書けばOKです。
会社に入社することを承諾した日を書くので、当然、提出する日を書くわけです。
郵送する際には投函する日にちを書く
郵送する際は投函日を記入します。先に日にちを書くと、出し忘れてしまった際に日付が大きくズレてしまうことがあります。確実に投函できる日を書くか、投函する日に書き込むのが安心です。
入社日を書き込む場合も
会社によっては入社日を書き込むこともあります。この場合は、記入する日付について会社が指定していることが多いです。
記入方法の書類をよく読んで書き込みましょう。
和暦は必ず「令和」と書き、和暦と西暦は統一する
入社承諾書に日付を記入するときは、基本的に和暦、西暦を統一します。もし、統一されていないと読みづらくなり、採用担当者や会社役員の方に悪い印象を与えてしまう恐れがあります。
和暦、西暦の使用については、統一していればどちらを用いても問題はありません。内定通知書など会社から送られてくる書類に日付が書いてあることがあります。
和暦を書く際には必ず「令和」と書くようにしましょう。入社承諾書は、正式な書類です。令和を「R」などと略して書かないようにしてください。しっかりとした印象を与えるためにも正しい表記で記入するようにするべきと言えるでしょう。
もし迷った時は、書類の日付に合わせて記入することをおすすめします。
入社承諾書の日付を間違えた場合
重要書類を記入する際、緊張して記入ミスをすることも考えられます。
ミスしないように、先に鉛筆で記入したり、コピーをとって下書きをするなどの対策をとるとよいでしょう。
しかし、それでも日付の記入ミスをした場合はどうしたらよいのでしょうか。
基本的には書き直し
日付に限らず書き間違いをした場合は、書き直すようにしましょう。
しかし、通常手元にある入社承諾書は1通のみです。書き直したくても用紙がないという場合は、会社に連絡をし新しい入社承諾書を送ってもらえるか聞いてみましょう。
新しい承諾書を再送してもらえるようであれば書き直せばOKです。
会社の担当者から「二重線と訂正印を押して修正してください」といった指示があるようなら、そちらに従いましょう。
二重線&捺印で訂正できる場合も
入社承諾書の書き直しは、再度送ってもらうという手間がかかります。
一般的な契約書も同様に、最初からの書き直しには大変な手間がかかります。記入ミスをした場合は二重線を引いて、その上に捺印をし、その上に正しい日付を記入することで訂正する方法があります。
入社承諾書も契約書であるので、この方法にならって二重線&捺印で訂正しても問題はありません。
しかし、会社によっては二重線&捺印で訂正できない場合があります。
もし、日付の記入ミスをした場合は、採用担当者に連絡し、訂正する方法を確認する必要があります。
また、内定を辞退したい場合や、そのあとに辞退を取り消したい場合ももしかしたらあるかもしれません。こちらの質問を参考にしてください。
転職先の内定承諾を入社2ヶ月前に辞退しましたが取り消せますか?
転職先に内定承諾後、入社2ヶ月前に辞退しました。
その後考えやはりその会社に行きたいと思いました。
エージェントを通してやりとりしていましたがこれってまた戻れたりすることはあるのでしょうか??
ご辞退されてから時間がたってるのであれば、すでに他の方を採用して選考は終了している可能性が高いです。
言い方がきついかもしれませんが、…続きを見る
契約書関連における日付の重要性
入社承諾書だけでなく、入学試験の願書・奨学金の書類などの契約書関連では必ず日付を書く必要があります。
これは契約書関連に日付を記入することが重要だからです。
なぜ日付の記入が重要なのか解説していきます。
基本的に、日付を間違えると効力はない
契約書関連は、日付が大きな意味を持ちます。
日付を間違えるとその契約書の効力自体がなくな可能性があるため注意しましょう。
入社承諾書を例にすると、入社する前に入社承諾書を提出し、その会社に入社する意思を確認します。
しかし、日付が間違えて記入されていた場合、内定者が入社前に入社する意思があったかどうかが確認できないため、万が一、入社しないことになっても契約違反にはなりません。
つまり、日付を間違って記入した場合、入社承諾書の効力は無効ということになります。
日付の過ちが、社会的信用の低下につながることも
先述した通り、入社承諾書には法的拘束力はないため、法的な問題になることはほとんどありません。
しかし、日付を間違えて提出することは契約をする意思がないと捉えられることになります。
記入ミスが故意的でなくても、採用担当者からすると悪い印象を与えることになるので自身の評価を下げることになります。
入社承諾書については自身の評価を下げることだけで済みます。
しかし、入社後の仕事上の大きな契約などで日付を間違えると自身だけでなく、会社の社会的信用を下げることになります。
入社承諾書だけでなく、契約書関連の書類を書く時は、十分に注意して日付を記入する必要があります。
ここで、入社承諾書に関する他の特集の記事を紹介します。
日付以外にも、前もって準備し余裕をもって入社日を迎えたいところですね。
入社承諾書の日付まとめ
契約書における日付の記入ミスは絶対にしてはいけません。
そのため、入社承諾書を記入する際は署名や捺印の時だけでなく、日付の記入にも細心の注意を払うようにしましょう。
この記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。
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