【総合商社は本当に激務なの？】年収や離職率などご紹介します

仕事は忙しい

商社マンと聞くとどの様な仕事を想像しますか？

よく商社マンという名前は聞くけどその業務についてはあまり知識がない人も多いのではないでしょうか。

まず、商社とは石油や食料品、通信衛星や自動車など世の中のありとあらゆるものを世界で取引する会社のことを言います。

商社の中でも2種類あって、幅広い分野のものを扱う商社は総合商社と呼ばれ、特定の分野での取引に注力している商社を専門商社と呼びます。

メーカーにとっては、安い価格で良いものを調達するかが重要な課題で、その知識やノウハウを持った商社がメーカーに変わり原材料を仕入れてメーカーに提供しています。

一言で表すのなら、商社は買い手と売り手のパイプ役であると言えます。

そんな商社で働く商社マンはどの様な業務を行なっているのかというと、主に総合職として営業を中心に働いています。

それぞれが担当する取引の種類によって異なりますが、世界を舞台により良い取引ができる生産者を調べ上げ、有利な取引ができる様交渉します。

なので、海外に出向いて直接外国人と話をしたり、もちろん国内で取引をすることもありますが、その場合でも数億円規模のお金が動くこともあり、非常に大きな役割を担っています。

さらに、資源開発をしたりIT事業や製品の製造・販売まで手がける商社が増え、商社マンは常にビジネスチャンスを見出していく力が求められます。

そのため仕事は基本的に忙しい事が多く、業務量が多い事が挙げられます。

繁忙期は特に激務

商社マンにも繁忙期があります。

普段から営業の外回りが多い商社マンですが、年間を通して忙しい上に繁忙期になるとそれを上回る激務が待っています。

大きなプロジェクトをこなすために海外に何度も出張に行き、帰国しても休む暇なく出社することも多々あります。

毎日の残業は遅くまでになることも多く、休日を満喫することは難しいです。

しかしプロジェクトがひと段落すれば残業をすることなく自分の時間を作ることもできます。

どの様な部署に配属されるかにもよりますが、スキルがつけば効率よく業務をこなして仕事を早く終わらせる音も可能です。

さらに、商社マンは営業を担当する事が多いので接待が避けられない事が挙げられます。

なので毎日の様に飲み会に参加したり休みの日も取引先とゴルフに行ったりという人もいます。

総合商社は大きい規模の企業が多いので、業務そのもの以外に人間関係の構築が大変なことに挙げられます。

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世界中の企業と取引

世界との取引があるため、時差に悩まされる人も多い様です。

日本が深夜であっても相手がいる国が日中であればその時間に働かなくてはいけませんし、帰国した時間が日中であればそのまま仕事をこなさなければなりません。

さらに総合商社の場合扱っている商品が大規模に及ぶため、その分従業員を増やしても追いつかないほどの商品数に及びます。

この様に商品数が多いと取引先も多くなるので一人当たりの仕事量が増えてしまうのです。

この様に世界を相手にしているからこそ激務と言われる事が多いのかもしれません。

接待が多い

先に少し述べた様に、商社マンに接待はつきものです。

人脈が大切な仕事になりますので、人と人とのつながりを大切にしているのが総合商社です。

そのため、信用と信頼のためにも顧客との飲み会やゴルフなどのコミュニケーションをとる機会を大切にしています。

こうして新規案件の発注につなげたり、人脈をさらに広げることによってチャンスを増やしているのです。

休日出勤も多い

商社マンの勤務において休日出勤を余儀なくされることも多いです。

基本的に外回りを中心に仕事をしているので、夜や夕方になって帰社した後に事務的な資料作成や書類の整理をすることも多くあります。

それでも時間が足りない時は平日片付けられなかった仕事を休日に仕上げることもあるのです。

休日出勤手当や残業代は増え年収は上がっていきますが、自分の時間を確保することは難しいと言えます。

他の業界と比べて高い

多くの仕事内容と接待によって激務と言われる総合商社の実態ですが、その年収は他の業界と比べても圧倒的に高いと言えます。

なので、家を建てたい、車が欲しいなどの明確な目標がある人にとってはとてもやりがいのある仕事でありますが、その分プライベートな時間が削られてしまうので、何を第一に考えて仕事をするかによって向き不向きが決まる様です。

平均年収

結論から言うと、一般的なサラリーマンの年収が約400万円である中で三菱商事、伊藤忠商事、三井物産なおどの大手相互商社の平均年収は約1000万円を超えています。

20代でも年収は約510万円~810万円で、30代のうちに1000万円を超える人が多い様で、大手商社に勤めた場合、安定した生活を送る事ができると言えます。

ただし高い年収の中には普段からの残業代が多く含まれている事が多く、実際忙しい部署に勤める人の方が早い段階で年収1000万円を超えています。

さらに、海外赴任の手当があったり、部署によっても基本給が違ったりするので一概には言えませんが総合商社に就職後、一定の成果を上げていれば年収1200万円を超えることも夢ではありません。

激務であることもわかりましたが、その見返りも大きいと言うことも総合商社の特徴です。

独立や企業

大手総合商社は働きやすいとされるホワイト企業です。

しかし総合商社を退職する人は後を絶ちません。何故なのでしょうか。

理由の1つとして上げられるのは自分の力を試したいから独立や企業を目指すと言うものです。

このことからも優秀な人材が多く集まっている事がわかります。

今後のキャリアパスを考えたときに、大企業に勤めているうちの1人でい続けるよりも会社の看板がなくても認めてもらえる様な営業マンになりたいと考え独立や企業をする人が多い様です。

大企業に勤め働いているうちに多くの刺激を受け人脈を確保し、知識を取り入れられた頃にこの恵まれた人脈を活かしてさらにステップアップしたいと感じる人が多く、20代での離職を決意する人も少なくありません。

この様にとてもポジティブな理由が離職率を上げているのです。

人生設計の見直し

また、世界を相手にして働いているからこその理由も挙げられます。

覚悟して入社したとは言え海外駐在の場所や期間、時期を選ぶ事ができずライフプランが描きにくいと言う事が離職率につながっている様です。

特に若い人は子どもが生まれたり家を購入したりしても御構い無しに海外への出張や駐在が決まります。

そのため人生を会社に捧げることとなると考える人も少なくない様で、それが離職につながっているのだと言えます。

激務である商社マンならではの理由ですが、仕事に時間を捧げてプライベートの時間を大切にできないのならプライベートの時間を楽しめる余裕のある仕事を探して人生の見直しをすることも必要なのかもしれません。

ヘッドハンティング

仕事に多少の不満があっても転職するほどではないと感じている商社マンも多くいます。

そんな彼らが転職する理由として多いのがヘッドハンティングです。

わざわざ転職活動をしなくても話が進んでいくため、魅力的な条件を提示されると転職しようと思うのは自然なことです。

さらに自分が求められていると感じ、下がっていたモチベーションが上がるきっかけになるので、環境を変えて心機一転全力で業務に取り組もうとする気持ちも生まれる様です。

この様にそれぞれの理由があって転職や離職を選ぶ人もいますが、中には長い期間同じ会社で働く人ももちろんいます。

それはそれでとても優秀なことかと思いますが、転職や離職を選ぶ人たちは、働いているうちにそれぞれのライフスタイルにあった働き方を見出していくのでしょう。

日本だけではなく海外をまたにかけて働いている商社マンの激務ぶりとその見返りについて調べて見ましたが、その人が求めることによって向き不向きが決まる様です。

どんどんキャリアを積んでステップアップしていきたいと言う人もいれば仕事に人生を捧げるのではなく時運の時間を大切にしていと言う人もいます。

それぞれ何を一番に考えているかで仕事に対するモチベーションも変わってくるのだと思いました。