
【航空業界の志望動機とは】就職で気をつけるべきことをしっかり解説
キャビンアテンダントやパイロットなど、空の仕事に憧れている方も多いと思います。しかし航空業界は志望者も多く、エントリーシートの提出の段階から激しい競争が始まります。果たして、志望動機に書くべきことは何なのでしょうか。航空業界への就職・転職を考えている方へ、志望動機について解説します。
航空業界への志望動機について
パイロットやグランドホステス、客室乗務員など、航空業界で就職するためには、どのような準備が必要なのでしょうか。
就職活動において、重要になるのが、応募書類の内容です。どのように自分をアピールするかは、その業界によって有効な方法が異なります。
今回は、航空業界への就職を目指す場合の、志望動機の内容やそこに含むべき資格などについてまとめてご紹介します。
インターンシップを経験している場合
外資系・日系双方でインターンシップを実施している企業があります。これは、就職を目指す人にとっては重要な機会で、選考の一部だと考えてもよいでしょう。
実際は、個人情報保護法の関係もあり「仕事」と呼べる内容の作業を実際に経験できることはあまりないようですが、現場を体感できるという点では、企業サイドにとってもこれから就職を考えている人にとっても有効な場といえます。
インターンシップを経験している場合は、その経験で自分が得たこと、それをどのように実際に業務に役立てていきたいかを志望動機に具体的に含むことが、インターンシップの経験を有利に活用する方法です。
インターンシップを経験していない場合
航空業界全体として労働人口不足が加速しているとも言われており、インターンシップを実施する企業数も減少傾向にあります。
外資系航空会社のインターンシップに関しては、何らかのコネクションがある人しか参加する機会に恵まれないといった限定性もみられます。
この状況からもわかるように、航空業界への就職にインターンシップ経験は必須事項とはなりません。
それよりも、航空業界で働きたいと考える理由を明確にできること、そして自分がその職種にふさわしい人材であることを伝えることが採用では重視されるのです。
航空業界へ新卒や転職での志望動機の書き方
ここでは、新卒・転職での航空業界就職活動における志望動機の書き方について確認しておきましょう。
航空業界へ新卒での志望動機
新卒で航空業界への就職を目指す場合は、志望動機として次の3点を基本として作成することをおすすめします。
- どうして航空業界なのか?
- どうしてこの航空会社なのか?
- 何をこの航空会社で実現したいか?
これはどの業界においても通ずる志望動機のポイントになります。
しかし特に新卒においてはその業界における直接的な知識や経験がない分、どの業界・会社・仕事に対する自分の考えや思いが重要になるのです。
航空業界へ転職での志望動機
転職で航空業界を目指す場合も、先述の基本ポイントは欠かすことはできません。新卒との違いは、既に社会人としての何らかの実務経験をもっていること、そしてその経験分野では即戦力として機能することができるということです。
志望動機では、次のポイントにも明確に言及することが有効です。
- 自分の経験をこの航空会社でどのように活用したいか?
- どのようなキャリアプランをもって今回転職を決意したか?
この2点を加えることで、日本ではネガティブなイメージを持たれかねない転職がポジティブなものとして捉えてもらえるだけではなく、向上心があることをアピールすることにもつながります。
航空業界の志望動機の内容
ここでは、航空業界への就職を目指す場合の志望動機の実例について確認しておきましょう。
志望動機に必ず入れること
志望動機として必ず入れておきたいポイントとして次のようなことがあります。
- その航空会社の企業理念への理解を示す
- 航空業界そしてその職種に求められるスキルへの理解を示す
- その職種において自分自身がどのような考えをもっているかを示す
上記の点を経験談などを交えて、明確に表現することが効果的です。
例えば、以下のような体験談があっても良いでしょう。
御社の旅客機を利用した際に、機内で体調を崩してしまったのですが、その際に足を伸ばしやすい座席への移動をすぐに提案され、親身に対応していただきました。
「お客さまを最優先に」という御社の企業理念を体現していると感じ、その理念が徹底されている環境そしてその社風はまさに私の目指す場所です。
経験談と企業理念への理解があることを組み合わせるような内容が重要です。
志望動機に入れてNGなこと
志望動機としてやりがちな間違いは、航空業界への「憧れ」を語るケースです。
その業界や職種に特定の思いを持つことは重要であり、アピールポイントにはなりますが、志望動機としては、常に「理由・動機」を意識する必要があります。
また、その航空会社の受賞歴などそのブランド力について触れるのも、効果的ではありません。企業が求めるのは、企業の成長そして利益に結びつく人材です。
「どうしてこの航空会社なのか?何ができるのか?」ということが重要であり、「降雨業界に憧れているから、業界トップの会社で働きたい」というのは、志望動機とはいえません。
航空業界の志望動機に入れたい資格など
ここでは、航空業界就職を目指す上で有利と考えられる資格について確認しておきましょう。
旅客分野での資格
旅客分野の職種では、接客に活用できる資格が有利になると考えられます。
次のような資格を検討することをおすすめします。
- 接客サービスマナー検定
1級から3級まであり、就職活動で有効なのは2級以上です。接客サービス・ビジネスマナーの基礎があることを証明することができます。
- 救命救急
応急手当や心肺蘇生の基礎を習得することができる資格です。客室乗務員やグランドホステスには特に必要となるスキルといえるでしょう。
- 各種語学資格
英検やTOEICといった英語の資格はもちろん、外国語の能力を示す資格は特に旅客分野では強みになります。
貨物分野での資格
貨物分野においても、語学力はアピールになるので取得をおすすめします。
その他には、「国際航空貨物取扱士(IATAディプロマ)と呼ばれる、航空貨物運送についての知識や技能を認定する資格があります。
この資格は世界100カ国で通用する国際資格で、独学でも取得が可能となっており、航空業界でも特に貨物分野への就職・転職に有利になる資格です。
まとめ
航空業界への就職を目指す際に、まずはどうして航空業界で働きたいのか、という質問に対して明確な答えをもっているかを自分で確認することが大切です。
その業界への憧れは熱意はもちろん重要ですが、仕事としてその業界でプロとして勤務することを考え、どのようなスキルや知識が求められるのかを事前に調べた上で、適性を判断することが、就職後に活躍するためのポイントになるでしょう。
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