【完全週休2日制と嘘】事例や対処方法について徹底的に解説

完全週休2日とは？

就職をするとき、休日の数はその仕事を続けていく上で大切な決め手となることもあるかと思います。一週間に何日休みがあるのかは特に重要です。

完全週休2日とは、一週間のうち2日間は必ず休みとなる就業体制のことです。完全週休2日を取ることができない代わりに長期休暇があったりする企業も稀にありますが、基本的には完全週休2日の方が安定して休みを取ることができます。
 

完全週休2日のつもりが嘘だったらどうする？

完全週休2日という条件で就職したのに、休みが週に2日確保されていない場合は、完全週休2日という条件が嘘ということになります。仮にこのことに入社してから気がついても、なかなか転職してすぐに辞めることを戸惑うと思います。

しかし、求人で嘘をついているような会社はきっと休日のこと以外にもたくさんのことをごまかしているでしょう。そのような環境で無理をして働き続けるより、転職する方がいいでしょう。

転職の際に、短い期間で辞めた理由を聞かれたら、正直にその旨を話すことで、転職先も理解を示してくれるはずです。
 

完全週休2日と週休2日の違い

完全週休二日というのは、一週間のうち必ず休日が2日あることです。

それによく似た言葉で週休2日というものがあります。これは、完全週休2日とは違い、毎週休日が2日あるとは限りません。月に1週以上週休2日の場合を週休2日と呼びます。

他の週は休日が1日でも、週休2日と言われるシステムなので、毎週必ず2日の休日が約束されている完全週休2日とは全く違う雇用形態なのです。
 

完全週休2日でも休日出勤が多い嘘

完全週休2日と言いながらも、休日出勤が多いのは契約違反となります。このようなブラック企業が残念ながらたくさん存在するのが現実です。

これは、求人で提示している情報との矛盾が発生していることになりますので、速やかに会社に抗議をするか、転職をすることを勧めます。
 

休日出勤手当が支給された場合

完全週休2日で休日に出勤がある場合は、契約違反となりますが、休日出勤手当が支給された場合は、完全週休2日でも休日出勤が可能です。

休日出勤の分の給料を支払われていれば、会社は違反を犯していることにはなりません。

この場合は、完全週休2日なのに嘘をついていることにはならないので、注意が必要です。
 

祝日休みがあるときの土曜出勤

祝日がある週にその祝日が休みになる代わりに土曜出勤となった場合は、土曜出勤をしても週休2日が守られるので、完全週休2日が嘘にはなりません。

完全週休2日というのは、週に2日の休日が約束されているシステムのことであり、休日休みを保証するものではないので、就職する前に認識しておく必要があります。

毎週の2日の休日があれば、完全週休二日として成り立つのです。
 

労働基準監督署に相談

完全週休2日が嘘だった場合は、基本的には転職がオススメですが、そうもいかない場合もあります。

そんな時は、所轄の労働基準監督署に相談をしましょう。会社に迷惑をかけると躊躇する人も多いですが、労働基準監督署は労働者の権利を守るために働いてくれますので、契約と異なる雇用形態で雇われている場合は、遠慮なく連絡をしましょう。

同じような悩みを抱えている会社の人も一緒に相談をするのもいいでしょう。
 

完全週休2日でなければ仕事できないので転職

健康上の問題や子育てや家族環境により、完全週休2日が必要な人もいるでしょう。

そのような場合には、転職をすることがオススメです。仮に職歴の欄に短い勤務期間が残ってしまっても、転職の際にその理由をしっかりと伝え、自分には完全週休2日が必要であると訴えましょう。

それでも理解を示し、雇ってくれるような会社で働くことが、自分にとって理想の労働環境と言えるでしょう。完全週休2日と求人で謳っている会社にも、再度確認すれば確実でしょう。
 

週に2日休みがあることが完全週休2日制であり、1ヶ月のうち一週間でも2日休みがあれば週休2日制であることがわかりました。

就職や転職時にはしっかり制度について確認することが大切です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。