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Swift とは

金融業界で役立つ!Swiftの意味についてわかりやすく解説

皆さんは「Swift」というシステムをご存知ですか?銀行間の国際金融取引には必須なものであり、日本をはじめとして世界各国で使われているものとなります。しかし、将来、仮想通貨がこの役割を担うのではという憶測もあります。この記事ではそのシステムと、問題点について詳しく解説していきます。

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金融機関で使われるswiftとは?

よほど金融について知識のある人でないかぎり、「swift」が何であるかはわからないでしょう。しかしswiftは、経済、金融を健全に回す上で、非常に重要な役割を担っています。

下記では、swiftが何であるか、詳しく解説しています。
 

swiftの意味

swiftとは、「Society for Worldwide Interbank Financial Telecommunication」の略語です。

日本では「国際銀行間金融通信協会」と呼ばれています。
 

swiftの提供するサービス

swiftは、世界中での銀行同士のやりとりを、高いレベルで安全化した状態にするサービスを提供しています。たとえば外国為替やデリバティブ、顧客送金などにおけるメッセージ通信を保護しています。

また近年では、暗号通貨もしくは仮想通貨に関するやりとりを安全化するサービスを提供していることでも有名です。

swiftは、200か国以上の国でサービスを提供している巨大な組織です。
 

swiftによる国際送金の仕組み

swiftによる国際間の送金の仕組みは少し複雑なものになっています。送金者は、いったん任意の銀行に入金します。その銀行は、受取人の銀行口座にお金を入れる、というサイクルです。

この際、送金者の入金先の銀行と、受取人の銀行の国籍が同一ではない場合、金融情報のやりとりが必要になります。この金融情報(電子信号)を安全な形に保つのが、swiftの役割です。

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国際送金に使われるswiftコードとは?


国際送金を行う場合、swiftコードというものが必要になります。下記では、swiftコードについて詳しく解説します。
 

swiftコードの概要

swiftコードの役割は、国際送金する際、相手方の銀行を特定することです。

国際送金が正常に行われているのは、swiftコードが機能しているからです。
 

swiftコードはどう構成されているのか

swiftコードの構成は、ISO(国際標準化機構)で決められた金融機関識別コードが使われています。

世界各地の銀行にコードが割り当てられており、それを参照することにより、相手方の銀行を特定できるという仕組みです。

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swiftで国際送金をする際の問題点


一見非常に便利なサービスに見えるswiftですが、利用者からしてみれば問題点がいくつかあります。下記ではよく話題に上がる問題点について解説します。
 

高い手数料

swiftによる国際送金では、手数料が高くなりがちです。送金した人から出金する人までの間、複数の銀行を経由するケースは珍しくありません。

間に挟んでいる銀行の数が多ければ多いほど、手数料がかさみます。
 

送金完了に時間がかかる

swiftによる国際送金は、送金が完了するまで時間が掛かります。やはり複数の銀行を経由するため、送金の手続きに時間が掛かってしまうわけです。

国内では1日で終わるような送金が、3日、4日と掛かることも、決して珍しくはありません。
 

手数料や送金状況が不透明

上記したとおり、送金してから相手方に到着するまでの間、複雑なプロセスを踏むことになります。

したがって、想定していない手数料が発生する、送金状況が捕捉しづらいという側面があります。

とくにビジネスにおける国際送金では注意が必要です。相手方に届く金額、日時が相違する可能性があります。

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swiftに対抗するリップルとは


swiftは、長きにわたって、国際送金において大変重要な役割を果たしてきました。近年では対抗する勢力として「リップル」が挙げられます。

下記ではリップル、およびswiftとの関係性について解説します。
 

リップルが提供するソリューション

リップルは、ブロックチェーン技術を利用した国際送金システムです。単なる仮想通貨とみなされることが非常に多いですが、大きく違います。

「ILP」という独自の技術によって、よりスムーズな国際送金が可能となっています。これがリップルが提供しているソリューションです。
 

国際送金でリップルがswiftより良い点

リップルは、swiftの対抗勢力と呼ぶにふさわしいメリットを持っています。

まず送金手続きがすぐに終わります。送金に掛かる時間は、わずか数秒です。他にも、リップル自体が「手数料」をエビデンスにしてビジネスではないため、swiftよりも安く送金することが可能です。

さらに、多くの銀行を仲介するということもないので、送金の流れが完全に可視化されています。
 

swiftがリップルに対抗して立ち上げた新プロジェクトとは

上記のとおり、リップルは明らかにswiftの存在をおびやかすポテンシャルを持っています。手数料の面ひとつ取っても、利用者がリップルへと流れる理由になることは、想像ことでしょう。

swiftはリップルに対応するために、リップル同様もしくはそれ以上のサービスを提供するプロジェクトを進めています。これは「gpiプロジェクト」と名付けられました。リップル同様、送金手続きを数秒で終わらせる上に手数料も安く、さらに透明度も高いサービスを作ろうと考えています。
 

リップルが目指す未来とは

リップルの目指す未来は、swiftのシェアを完全に奪い取ることです。

現在運用されている「x-current」などのサービスをブラッシュアップし、swiftに対抗を続けています。

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まとめ

swiftとは、国際送金の際に用いられる送金システムのことです。世界中で行われる国際送金を、暗号化して、安全に保ちます。

国際送金は仕組みそのものが複雑であり、それを円滑に行えるように、金融情報が用いられます。この金融情報を安全に保つのが、swiftの役割です。

しかしswiftは多くのデメリットを抱えていると言わざるを得ません。手数料が高い、時間がかるなどの不便があります。そのため、リップルと競争している状況にあります。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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