
ホテル業界転職の志望動機の書き方|履歴書・面接で使える例文も紹介
ホテル業界へ新卒入社・転職を考えている方に向けて、志望動機の書き方をご紹介しています。ホテル業界での勤務経験がある人向けの志望動機と、未経験の人向けの志望動機とに分けてご紹介しています。ぜひ、履歴書を書く際や面接対策の際に役立ててください。
ホテル業界の仕事内容
ここでは、ホテル業界の仕事内容を
- サービス全般
- 宿泊プランの営業
- ホテル内のイベント企画・運営
の3つに分けて解説します。
ホテル業界と聞くと、フロントの受付業務・レストランの接客業務などが主な業務と思いがちです。しかし、実際にはより多くの人にホテルに足を運んでもらうため、そして満足してもらうために様々な仕事をしています。
ホテル業界の仕事内容を押さえて、志望動機に差をつけましょう。
①サービス全般
ホテル業界の要となるのが、顧客へのサービス業務です。受付でのチェックアウトから、レストランの接客、部屋内のベッドメイキングなど、顧客の満足度を高める様々なサービスを提供します。
ホテルスタッフはそのままホテルの顔となるため、自分たちのサービスが顧客からの評価を決めることを強く自覚することが必要です。そのため、強い責任感と仕事を通じて人を笑顔にしたいという気持ちが大切となります。
②宿泊プランの営業
ホテル業界の社員は、旅行代理店と共同して宿泊プランの提供なども行います。その際、代理店に対して自分たちのホテルの宿泊プランを営業することも仕事となります。
営業担当の社員は、自分たちのホテルの魅力をいかに上手に伝えるかが重要です。そのため、コミュニケーション能力とプレゼン能力の2つが求められます。
③ホテル内のイベント企画・運営
ホテルスタッフは、ホテル内で行われる各種イベントの企画と運営も行います。イベント例としては、芸能人を招いたコンサートや、季節に合わせたディナーショーなどが挙げられます。
ゲストを招く際には、相手方との細かな打ち合わせを行います。そのため、イベントをスケジュール通りに行う力が必要となります。
ホテル業界の志望動機の書き方
ホテル業界の社員の多くは、スタッフとしてお客様をどれだけ喜ばせるかをミッションとしています。このことから、人と関わる仕事が好きな人や、他人を喜ばせることが得意な人が向いているといえます。
しかし、実際に志望動機を書く際には、自分のやりたいことや強みをどう伝えるべきでしょうか。ここからは、ホテル業界に新卒・転職で入りたい人に向けて、評価される志望動機の書き方を解説します。
【新卒】ホテル業界の志望動機の書き方
新卒の場合、ホテルスタッフとして活躍したい理由や、なぜその仕事をしたいのかを伝えるといいでしょう。
- 将来的な目標:〇〇を成し遂げたい。〇〇な人でありたい。
- 自分の軸を作った原体験:「〇〇がやりたい」と思ったのは昔〇〇なことがあったから。
- 就職先を選ぶ基準:将来的な目標を達成するために、今はホテル業界の仕事がやりたい。
- 他社との比較:似たような仕事がある中で、貴社を選んだのは〇〇という理由があるから。
なお、面接で志望動機を伝えるときに、人好きのする笑顔で「なぜ人を喜ばせる仕事がしたいのか」が言えると高評価間違いなしです。
【転職者】ホテル業界の志望動機の書き方
転職でホテル業界を志望する人は、「なぜホテル業界で働きたいのか」を特に聞かれます。
前職で営業や接客関係の仕事をした人は、これまでの経験を根拠にして、志望理由の説得力を上げることをおすすめします。
- 将来的な目標:〇〇を成し遂げたい。〇〇な人でありたい。
- 前向きな退職理由:自分がやりたいのは〇〇。しかし、前職では10年先でもできない。だから退職した。
- 自分の軸を作った原体験:「〇〇がやりたい」と思ったのは昔〇〇なことがあったから。
- 採用されたらできること:前職では〇〇という経験を積んだ。だから、〇〇ができる。
ホテル業界経験者の志望動機の例文と書き方
ホテル業界での勤務経験がある人の志望動機は、やはりスキルアップがメインとなるでしょう。現職の職場の不安が退職理由であったとしても、それは表には出さず、あくまでも前向きな姿勢をアピールするようにしてください。
また、ホテル業界での経験から得たことを具体的に話せるように準備しておきましょう。
ホテル業界の志望動機の例文
【例文】
「これまで5年間、○○ホテルでフロント業務に携わってまいりました。外国語についても、日常会話レベルであれば、英語をはじめとする3ヶ国語を話すことができます。空港に近く海外のお客さまが多い御社のホテル業務において、この語学力を活かしたいと思い、転職を決意致しました。御社の業務においても、これまで培った経験を活かしていきたいと考えております。」
志望動機の書き方のポイント
ホテル業界経験者なので、どのような経験を何年ほど積んだのかを伝える必要があります。また、同じホテル業界でも、なぜ転職先のホテルを選んだのか、その理由も添えておくといいでしょう。
外国語を話すことができるなど、ホテル業界において重宝されるスキルがある場合は、それを積極的にアピールしていきましょう。
面接での伝え方
面接においても、履歴書の志望動機と一貫した内容を伝えて問題ありません。ただ、面接で伝える場合は口頭になりますので、より具体的に、数字やエピソードを用いながら説明できると評価が高まるでしょう。
即戦力として働くことができる点も、改めて強調しておきましょう。
ホテル業界の志望動機のNG例文
【NG例】
「私は現在もホテル業界で勤務をし、毎日多くのお客さまの接客をしております。そして、接客業に携わることが天職だと感じております。御社においても引き続き、向上心を忘れず、接客に携わりたいと思います。」
これでは、転職の理由が明確ではありません。
「接客業が好き」とありますが、接客業はホテル業界に限ったものではないので、その点においても説得力に欠けます。
ホテル業界未経験者の志望動機の例文と書き方
ホテル業界での勤務未経験の人に向けた志望動機をご紹介します。
こちらの例文を参考に、志望動機を作成してみてください。また、NG例も載せていますので、どのような点に気を付ければ良いか、理解を深めておきましょう。
ホテル業界の志望動機の例文
【例文】
「私はこれまで4年間、スーパーで接客業に携わって参りました。ホテル業界での勤務経験はありませんが、お客さまをおもてなしする姿勢には自信があります。未経験の仕事に挑戦することは勇気が必要ですが、オリンピックを目前に盛り上がるホテル業界で、接客のスキルを磨きたいと思い、決断致しました。1日も早く御社に貢献できるよう、日々努力し続けていきたいです。」
志望動機の書き方のポイント
異なる業界であっても、活かせるスキルを得た経験があれば積極的にアピールしましょう。また、異業界に転職する理由についても、触れておく必要があります。
「会社に貢献できる人材に早く成長したい」という前向きな姿勢を見せることも重要なので、忘れずに記載しましょう。
志望動機の面接での伝え方
面接では、志望動機をより詳細に質問される可能性が高いです。志望動機で書いたことと矛盾したことを話さないよう、気をつけましょう。
また、文字では伝わりきらなかった熱意を伝えられるチャンスの場でもあります。気持ちを込めて、受け答えしましょう。
志望動機のNG例文
【NG例】
「現職のスーパーは郊外に位置しており、セミナーなどで培った接客スキルを活かすことができずにおります。御社であればホテル業界ということもあり、私の強みを活かした仕事ができると思い、応募させていただきました。」
これでは現職のスーパーでの勤務の愚痴を言っているだけに聞こえますし、もともとなぜ販売業界に就職したのか、疑問を持たれる要因となります。
「先々のことを深く考えずに行動する人なのでは」と判断されれば、いくら他のアピール内容が良くても、評価は低くつけられてしまうでしょう。
まとめ
ホテル業界は接客だけではなく語学力、マナーなど様々なスキルが要求される業界です。しかし、「これら全てを身につけなければ転職できない」というわけではありません。
重要とされるのは、会社に貢献したいという気持ちです。特にホテル業界未経験の人は、この熱意を伝えていくようにしましょう。
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