良い商品、高いブランド力を持っているが、中韓メーカー(特に台湾)の追い上げも激しく、昔のように地道にやっていれば安泰という時代ではないと思う。日系主要メーカーはどこも技術力が高いため、正直単品の製品であれば一部機種を除くと、商品の差はほぼない。価格、生産能力による納期対応、今までの実績で採用してもらっているケースも多く、急な需要増等で納期対応ができなくなると、一気に他社へ置き換わることもあり得ると思う。
主力製品のシェアはたしかに高いが、それに頼りきりになってしまっている感がある。製品開発は行なっているが後発製品が多くなかなかシェアは取れていない状況。
主力のベアリング製品に関しては圧倒的シェアを持っており、安定している。後発の電動アクチュエータ関係は競合に競り負けている。今後は部品だけでなくユニット製品で差別化してゆかねばならない。
主力製品のコモデティ化が進んでいることを多くの社員が認識しており、どうにかしなければならないという意識が強いと思う。ただし、ボトムアップで大きな変革を起こすような社風ではない。大きなプロジェクトはトップダウンで動く。
私がいた頃よりだいぶ大きくなっているので、将来性はあるのではないでしょうか